ニューウェーブ漫画相談室

マニアック目な漫画紹介ブログです。 どういうジャンルを取り扱っているかは、『カテゴリー』の『年間漫画まとめ』を参照頂くとわかりやすいかと。

蛇足にならない「完結した物語」の続け方、『兎が二匹』(山うた)



好きな作品、自分の中で完結している作品ほど、蛇足が恐ろしい。
コミック巻末の後書きすら無駄に思える。
タイトルを変えての続編など以ての外である。
完結している作品に何かを付け加えるのだから、
蛇足にならないための工夫が求められる。 続きを読む

読みやすい視線誘導を意図した画面作り、『暗闇ダンス』((漫画)竹谷 州史/(原作)須田 剛一)


 おそらく大半の日本人は漫画を読んだ経験があるだろう。漫画を読むことに慣れていると意識はしないが、メディアとしての漫画は映画や小説などと比較すると、読む上で知っておくべきルールが多いように思う。例えば、吹き出しは尖っている部分が向いている人物が出している音だ、とか、四角で区切られた区画(コマ)ごとに時間軸が分けられている、などの事項は、当たり前のことのようだが漫画以外のメディアにはないルールと言える。そしてそのような漫画独特の存在である「吹き出し」や「コマ」、そして「絵」を的確に配置することで、読み手の視点を意図的に誘導する画面作りが「視線誘導」と呼ばれる。映画や絵画等でも使われる言葉ではあるだろうが、ページを次々とめくって絵を眺める漫画というメディアにとって最も重要な技術の一つであるだろう。
 今回紹介する作品は非常にユニークで大胆な視線誘導が各所で見受けられるので一部を紹介する。


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2016_01読んだ漫画感想まとめ




1月も終わりですね。ということで、今月読んだ漫画感想まとめ。


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2016_02買いたい新刊漫画



来月発売の気になる漫画。


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異文化的で小出しにされるファンタジー世界観、『堕天作戦』(山本 章一)



 ファンタジーの世界観、と聞いて一般的な人はどんな設定を思い浮かべるだろうか。魔法や亜人、ドラゴンなんかもキーワードとして出てくるかもしれない。現実の常識からかけ離れているからこそのファンタジーであり、触れたことのない世界観を体感することを受け手は楽しむ。ここで、ファンタジーの世界を描く上で二つの課題が浮かび上がる。一つは「魅力的な世界観であること」、もう一つは「受け手に理解できる世界観であること」である。前者だけで受け手が理解できなければ娯楽として成り立たない製作者の独りよがりになるし、後者だけでは刺激がなくファンタジーの意味がない。両方が揃わなければ、多数の受け手が楽しめる作品にはならない。魅力的な世界観をいかにわかりやすく伝えるか、が重要となる。

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