今月は46冊漫画を読んだようです。先月の63冊が異常だっただけで、こんなもんでしょう。
今月は新刊で読みたいものが少なかったので、冒険して色々なジャンルの漫画を買ってみた。
個人的にヒットしたのは『 たそがれメモランダム』、『アトム ザ・ビギニング』、『弟の夫』、『姉のおなかをふくらませるのは僕』あたり。はずれも多かったけど、いい漫画にも出会えた。
今月のベストは『逃げるは恥だが役に立つ』かなぁ。今月の新刊ではないけど。2巻で買うのをやめてたけど、5巻まで待っててよかった。いいタイミングで一気買いできた。
それ以降は『あれよ星屑』、『ちいさこべえ』あたり。素晴らしい作品は安定して素晴らしい。
とりあえず来月は積読を消費します。先月も言ってたけど。
漫画感想記事も書こう。せめて月一でも。
さつま@satsuma0122
『ナイトメア・ファンク(2)』読んだ。予知夢女警官と世界一の殺し屋のコンビによるパニックアクション漫画。コメディとアクションのメリハリが利いてる。特にアクションパートは動きが多くてハード。コメディシーンもバタバタしてるし、画面全体がやかましい。ちょっと読みにくい。いい漫画だけど。
2015/06/06 12:54:01
『トクサツガガガ(2)』読んだ。隠れ特撮オタクのOLが主人公。特撮に限らない、隠れオタクあるあるネタが豊富。グッズにお金を落としたがる、基本的に一人で楽しむ趣味だけど共感できるとより楽しい、人に薦める時の戦略を練る、なんかは自分にも身に覚えがありすぎる。社会人オタクよいねぇ。
2015/06/06 12:59:00
『ちいさこべえ（4）』読んだ。完結。相変わらずの変なテンポのコマ割りと動きのない絵柄による他にない画面作りに加えて、最終巻はキャラクタの情緒の表現が素晴らしかった。あっちこっち行ってるように感じてたストーリーも、最後にはストンと綺麗に収まってハッピー。4巻完結も丁度よい。
2015/06/07 17:53:18
『でぃすこみ（1）』読んだ。ちょっと変わった設定の漫画家物。ゆうきまさみらしいコミカルなセリフ回しが小気味良い。漫画家の仕事の描写も多くて職業物の要素が強い。毎話カラーページでBL作中作を描いてるのがすごい（しかも塗りが毎回別のゲスト漫画家さんがやってる）。やりたい放題。
2015/06/07 17:59:14
『たそがれメモランダム（1）』読んだ。主人公の少女が出会った日常の場面を切り取った一話完結の物語なんだけど、話によってコメディだったりほっこりだったりシリアスだったり趣向が違う。しかもシリアス話で一つ、異様に切れ味鋭いのがあって心がざわついた。『空灰』読んでる気分。
2015/06/07 18:04:39
『ふしぎの国のバード（1）』読んだ。江戸時代の日本に訪れた冒険家の女性が日本の風土文化に触れながら旅をする話。物語の構成がすんなり通ってない場面があったり、絵柄が安定してなかったりと、読むの疲れた。
2015/06/07 18:09:21
『イチゴーイチハチ！（1）』読んだ。多分、生徒会執行役員を題材とした作品。投書箱の内容を実現するために状況のヒアリング行ったり計画書作成したりイベント企画したりと、結構しっかりと執行役員の仕事が描かれていてユニーク。話の転がる方向が読めないが、続刊が楽しみ。
2015/06/07 18:18:16
『煩悩寺（1）～（3）』読んだ。イチャラブコメディ。秋☆枝先生らしい「ほう」とかの相槌が多いセリフ回しが、独特のテンポがあって楽しい。個人的に、イチャラブのツボポイントが、自分の持っているツボと若干ずれててハマりきれなかった。が、まぁ良いイチャラブですよ。
2015/06/07 18:23:55
『昏倒少女』読んだ。前作の『透明人間の恋』はピンと来なかったけど、今回は面白かった。表題作が素晴らしい。短編の中で登場人物同士の関係をうまく描いているし、何より恋におちる瞬間を描いてるのが良い。終わり方も、二人の今後の関係を想像させてグッド。よい少女漫画。オススメ。
2015/06/08 21:50:01
『邪眼は月輪に飛ぶ』読んだ。化け物！ヒーロー！仲間！という漫画構成のわかりやすさ。さすが藤田先生。細部は気にせず本筋だけを見てくれ！という空気が作品から感じ取れる。そのへんの腕力もさすが。ミネルヴァのデザインはもう少し妖怪っぽくてよかったんじゃないかなぁと思う。
2015/06/11 21:15:36
『逃げるは恥だが役に立つ(3)』読んだ。相変わらず突拍子もないアイディアが論理的に展開されててユニーク。主人公が小賢しいって評されたのはひどいけど、まぁわからんでもない。少女漫画でありながら、主人公よりも36歳のおっさんがドキドキしてるってのが良い。頑張れおっさん。
2015/06/11 21:22:43
『アトム ザ・ビギニング(1)』読んだ。若き日のお茶の水博士と天馬博士が、A106という心を持ったロボットのプロトタイプを作成するSF漫画。人物はコミカルだしロボットのギミックはカッコいいし女の子は可愛いし良い漫画。別にアトムとかの先入観がなくてもよかった。ないほうがよかった。
2015/06/11 21:27:50
『ナイショの戸黒さん(1)』読んだ。変則擬人化ヒロインラブコメ。ヒロインのアイディアは面白いけど、キャラが凡庸で弱い。粘液必要以上に垂らしてるけど、エロくないのが致命的。擬人化本に対する生理的嫌悪感があるからかもしれない。
2015/06/12 23:10:53
『ふだつきのキョーコちゃん(4)』読んだ。相変わらずわかりやすい画面とわかりやすいストーリーのわかりやすいドタバタコメディ。読みやすさは素晴らしい。が、ワンパターン。新キャラ投入も大きく展開は動いていない。キャラ入れすぎても分かりにくくなるし、ドタバタコメディの難しさ。
2015/06/12 23:14:25
『ベアゲルター(2)』読んだ。沙村先生のバイオレンスな方の連載中作品。ヤクザやら社会の闇やら変態武器やら、相変わらずの趣味詰め込みっぷり。陰謀説の香りがする無駄に風呂敷広げまくりのストーリーは結構好み。グロいけど。『波聞い』との共通点はサバサバした女性が主人公のとこ。
2015/06/12 23:21:38
『逃げるは恥だが役に立つ(4)』読んだ。一気に恋愛面が進展した今巻。変則的だけど普通の少女漫画なんじゃないかと思えてきた。主人公がこじらせちゃってる36歳の高齢童貞の。「おっさんのハートは厚揚げ」って例えが意味わからなくて笑える。おっさん頑張れ。応援してるぞおっさん。
2015/06/12 23:33:27
『女子高生に殺されたい（1）』読んだ。タイトルで既に全てを語ってしまっている古屋兎丸の新連載。狂気的な発想をどこまでシリアスに、コメディにならないように描けるかがキモかと思うが、現在のところはなんだかコメディっぽい。というか何冊で完結させるつもりなのか。単巻でよかった気が。
2015/06/14 22:48:58
『重版出来！（5）』読んだ。漫画業界職業物。漫画家や漫画編集だけでなく、ブックデザイナーや製本屋さんなど、色々な職業の人のエピソードが描かれるのが特徴。東江さん編が終わってしまって、ヒロイン不在。新準レギュラをそろそろ投入してほしいところ。
2015/06/14 23:03:01
『四月八日のまえがきに』読んだ。新進気鋭による青春パラレルワールドSF。コメディ要素多めでちょっとギャグのノリがありきたりだけど安定したドタバタ感がいい感じ。ただ、物語の強引さが目につく。ストーリーやキャラをもう少し練りこめばグッと面白くなりそう。次回作に期待。
2015/06/15 20:23:55
『宇宙をかけるよだか（1）』読んだ。美少女と醜い女子の精神が入れ替わってさぁ大変という話。美少女が容姿を失い元に戻るために奮闘する、という設定が普通と逆で少し珍しい。『青に光芒』にてキラキラした少年少女を描いた作者デビュー作から一転して奇抜な少女漫画設定。吉と出るか凶と出るか。
2015/06/15 20:32:35
『たぶん惑星（1）』読んだ。地球と50光年離れた惑星がトンネルでつながっていたら、というよくわからん設定のSF。舞台設定が1989年であり少しノスタルジックな雰囲気でありながら、超科学的な生物や事象が出てくるというのがユニーク。主人公の少女たちが基本全裸なのは多分作者の趣味。
2015/06/15 20:43:18
『ちひろ 下』読んだ。風俗嬢のちひろの誰にも縛られない自由な生き様を描いた作品。続編の『ちひろさん』は好きだけど、『ちひろ』はあんまり好きじゃないなぁ。風俗関連の人々を筆頭に、周りの人々に対するちひろの侮蔑が不快。ちひろが素晴らしいというよりも周りを落とす見せ方。読後感良くない。
2015/06/15 20:51:59
『メガネ画報』読んだ。メガネネタのみの探偵物。まぁどちらかというと探偵物の衣を被ったメガネ物。メガネを魅力的に描くというよりもメガネのあるあるネタなので、ちょっと期待外れ。絵柄が無機質で今風だなぁと感じた。
2015/06/15 20:57:32
『神崎くんは独身』読んだ。よくあるちょっと一癖ある男女による恋愛物かと思いきや、かなり大きめの仕掛けが用意してあって少し虚を突かれた。収録作の『海辺の町にて』において神崎くんの消失感が描かれるが、突然登場する少女との対比も効果的に働き非常にうまくまとまっていた。なかなか良かった。
2015/06/15 21:32:00
『めぞん一刻〔新装版〕（1）』読んだ。今更めぞん一刻。高橋留美子漫画を実は今まで読んだことなかったので、読んでみようかと。らんまのアニメは見てたけど。コマ割りが細かくて画面の密度が濃いにも関わらず、コマとコマの間のテンポが良く読みやすい。流石だ。ちょっとづつ読み進める予定。
2015/06/15 21:37:28
『逃げるは恥だが役に立つ（5）』読んだ。2巻まで読んだ時点では、まさかここまで少女漫画になるとは想像できなかった。素晴らしい。二人の関係が進むごとに、この漫画のテーマである契約結婚から離れて行っている気がしないでもないが、まぁいいや。少女漫画として上質なもどかしさですよ。良い。
2015/06/15 21:44:04
『弟の夫(1)』読んだ。ゲイアーティスト田亀源五郎による一般誌初連載作品。例に漏れず題材はゲイカルチャーだが、真っ正面からゲイに対する周りの人間の偏見を描いていて勇気があるなぁと感心した。田亀先生は漫画巧者でもあるので、演出が上手くて漫画としても上質。オススメ。
2015/06/17 21:31:32
『東のくるめと隣のめぐる(1)』読んだ。ご当地ラブコメかと思ったけど、ご当地要素は一話目だけだった。ちょっとズレてるヒロインもので、オリジナリティなし。あと作画が非常に不安定。うーむ。
2015/06/17 22:09:26
『ゴールデンカムイ(3)』読んだ。アイヌとアクションとグルメと、全部まとめて描いてるのすごい。安定した面白さ。ギャグも軽快。キャラも増やしつつ、わかりやすいキャラ造形で散漫になってない。非常によい。顔芸路線はどこまで持つのか。
2015/06/20 20:48:51
『白暮のクロニクル(5)』読んだ。吸血鬼の社会的立ち位置を描いたサスペンス。相変わらず一つのストーリーを一冊にまとめるの上手い。ぴったり収まってて見事。いつも起承転結の転結が短めで、すぱっとまとまってて爽快。展開もようやく少し進展したけどまだまだこれから。今後に期待。
2015/06/20 20:56:19
『ミッソンインパッセボーゥ（1）（2）』読んだ。気になった不条理系4コマ漫画家の過去作を衝動買い。連載中の『ポプテピピック』よりは不条理さ控えめだった。そこそこ面白かったけど、もっと不条理なものが読みたい。
2015/06/22 21:16:07
『姉のおなかをふくらませるのは僕（1）』読んだ。エロ漫画みたいなタイトルだけど（作画もエロ漫画家だけど）グルメ漫画。おねショタあり自由奔放な女子高生あり家庭的グルメありと、流行りの要素を詰め込んだ感。ただ、実践できそうな料理は実際魅力的でおいしそう。タイトルはあれだけどオススメ
2015/06/22 21:27:06
『マイ・フェア・ネイバー』読んだ。女子高生と社会人の歳の差恋愛物。女の子の方が、良く言えば一途なんだけど、悪く言えばストーカー。ちょっと好きになる理由が弱くて感情移入できなかった。全体の流れはいまいちだけど、一つ一つのストーリーは悪くなかったので長編が読みたい。次回作に期待。
2015/06/22 21:33:11
『伊藤潤二の猫日記 よん＆むー』読んだ。タイトルの通りのホラー漫画家による猫漫画。ホラーとギャグの違いについて改めて考えさせられる。楳図先生がインタビューで答えてた気がする。最近読んだホラーだと『惨殺半島赤目村』とかもギャグだったしなぁ。本作は普通に猫が可愛いギャグ漫画。
2015/06/22 21:39:41
『その「おこだわり」、俺にもくれよ！（1）』読んだ。「おこだわり」を持った人に作者が過剰なリアクションでインタビューするレポ漫画。作者の周りに面白い人が多いってのも大きいけど、それをうまく料理して共感を呼べるように漫画として描いてるのが上手い。食関係の「おこだわり」が良かった。
2015/06/24 21:30:25
『ヴィンランド・サガ(16)』読んだ。「争いのない平和な世界」を作るために、トルフィンの目の前に立ちはだかる障害。描きたいテーマはわかるんだけど、子供拾うのと殺した人間の子供に出会うのに一巻使うのはいかがなものかと。丁寧なのはわかるんだけどなぁ。果たして完結するのか。
2015/06/24 22:32:24
『34歳無職さん(6)』読んだ。相変わらず、起伏のない日常を描き続ける。線が繊細で背景も丁寧で、絵柄はホントにすきなんだけど、いつまでその素晴らしい作画をこの漫画に注ぎ続けるのか。まさか6巻まで続くような漫画になるとはね...
2015/06/24 22:59:17
『富江』読んだ。言わずと知れた伊藤潤二の代表作。『うずまき』読んだ時には、うずまき設定の無理矢理感に乗りきれなかったけど、今作は富江がどこまでも不気味で恐ろしくて良かった。ホラーも設定に凝りすぎるとギャグに見えてしまう。中期あたりが設定と描写のバランスが程よくて好み。
2015/06/24 23:07:20
『WORKING!! Re:オーダー』読んだ。犬組ワーキング、ホントのホントに完結。本書の内容はファンブックに近い。10年弱も追い続けたキャラクターとも会えなくなると思うと寂しいが、まぁ仕方ない。お疲れ様でした。猫組コミックを楽しみにしておこう。
2015/06/29 06:13:48
『月光』読んだ。変な題材のサンペンス短編が二作入った単行本。誘拐犯やら即身仏やら、アイディアは面白いけど描写力やらストーリー組み立てが追い付いてない。絵の弱さと展開の唐突さが、ちょっと読むの辛いレベル。うーむ。
2015/06/29 23:19:42
『アンゴルモア 元寇合戦記(3)』読んだ。元寇を題材とした戦争物。元寇という題材以外は、珍しいものなし。ふむー。
2015/06/29 23:25:59
『あれよ星屑(3)』読んだ。戦後の日本を逞しく生きる人々を描いた物語。戦後という特殊な背景の中でも形成される文化や習俗と、逃れることのできない戦争の影を同時に描いている。文化と戦争の入り交じり具合が自然で、非常にリアル。傑作です。オススメ。
2015/06/30 06:16:01
