5月に読んだ漫画の感想をまとめます。



まずは、今月発売だった漫画の中で面白かったものピックアップ。
完結した作品が多くて感慨深いなぁ。しかもどれも綺麗な締め方だった(例外あり)。


『帝一の國(14)(完)』(古屋兎丸)

生徒会選挙を題材にした学園闘争物語、完結。
最終巻はシリアス重点、ギャグも少なめで見事な幕引き。舞台化等もあり名実ともに兎丸先生の代表作になっただろう。


『マコちゃん、さ(1)』(たまいずみ)

人生の目的が定まらずふらふら生きるマコちゃんというキャラクターを描いた作品。
ストーリーもその場その場のノリで動いてるような構成で、いい意味でライブ感がある。


『兎が二匹(2)(完)』(山うた)

死にたがりな不死の女性が主人公の物語、完結。
1巻の時点で個別感想記事も書いたが、予想を上回る美しいラスト。傑作。


『衛府の七忍(2)』(山口貴由)

山口先生がセルフパロディ満載で描く江戸バトルファンタジー。
ギャグといい勢いといい、『覚悟のススメ』を思い出させる作品で往年のファンにはたまらない。


『グリモワールの庭(1)』(はる桜菜)

魔法学校を舞台にしたファンタジー作品。
伏線の貼り方や中期的な流れを意識した物語構成が巧み。良い物語の導入だった。


『マドンナはガラスケースの中(2)(完)』(スガワラ・エスコ)

爬虫類しか愛せない男が小学生に恋する爬虫類飼育物語の完結巻。
これも1巻時点で感想記事書いたなぁ。マニアックな題材だったけど結構世間に受け入れられて良かったなぁ。


『オールラウンダー廻(19)(完)』(遠藤浩輝)

総合格闘技、修斗を題材にした物語の完結巻。
主人公の成長物語として綺麗な完結だった。おまけの1話は目をつむろう。遠藤先生のそういうとこ大好きだけど!


『先生の白い嘘(5)』(鳥飼茜)

男女の性的不平等を描いたサスペンス。
早藤というキャラクターが巻を経るごとにサイコパスになっていく。恐怖を覚える。


『少女ファイト(13)』(日本橋ヨヲコ)

とにかく熱いヨヲコ先生が描く青春高校生バレー物語。
サブキャラクター広げ過ぎという意見もあるけど、1人残らず愛を注ぐヨヲコ先生素晴らしいよ。


『白暮のクロニクル(8)』(ゆうきまさみ)

いよいよ佳境に入ったっぽい社会派吸血鬼サスペンス。
ゆうき先生は漫画が上手いなぁ。情報量が多くても読ませてくれる漫画。


5月のベストは『兎が二匹(2)(完)』だなぁ。
間違いなく今年を代表する漫画になるだろう。
ゲスな話だけど、年末の賞レースが楽しみ。



次に5月発売ではなかったけど面白かったもの。
kindle配信が紙より遅れたものも含む。


『春の呪い(1)』(小西明日翔)


『高橋留美子劇場(2)』(高橋留美子)


『Gのサムライ』(田中圭一)


『アダムとイブ(1)』(池上遼一)


『こいいじ(3)』(志村貴子)


『淡島百景(1)』(志村貴子)


『女子攻兵(1)~(7)(完)』(松本次郎)


『たいようのいえ(1)~(3)』(タアモ)


『ゴールデンカムイ(7)』(野田サトル)


『タネも仕掛けもないラブストーリー(1)』(伊藤正臣)




最後にツイッターで書いた感想垂れ流し。