スクリーンショット (220)


1月に読んだ漫画をまとめます。
昨日投稿した『2017.01_読んだ新人漫画家まとめ』とは別物です。
新人に限らず、読んだ漫画のまとめ。


1月に読んだ漫画は81冊。長期休みがあったこともあり沢山読めた。
長距離移動が多かったのも要因としてあるなぁ。移動中は読書がはかどる。

 
以下には、読んだ中で面白かった作品をピックアップ。
まずは、今月発売の作品の中で良かったもの。 


・『BEASTARS(1)』(板垣巴留)

試し読み

様々な獣人が通う学校で起こった草食動物の殺人事件から始まるアニマルサスペンス。
多用な動物の共同生活故のルールやモラルに関する設定がユニーク。作画も味がある。


・『LIMBO THE KING(1)』(田中相)

試し読み

謎の奇病「眠り病」に対して、患者意識への侵入という手段で挑む二人の男の物語。
SFサスペンスという新規開拓ジャンルでも田中先生らしい丁寧で誠実な作風は健在。


・『ふたり生徒会(1)』(ゆずチリ)

試し読み

企画好きな生徒会長男子と寡黙な副会長女子が主人公の生徒会コメディ。
登場人物がほぼ二人だけで、キャラクタの魅力が存分に描かれていて素晴らしい。


・『映像研には手を出すな!(1)』(大童澄瞳)

試し読み

個性豊かな女子高生3人組がアニメ制作に挑む青春創作物。
画面演出のユニークさも良いし、3人で協力して作品を作り上げる過程がたまらん。
個別漫画感想記事も書きましたので、ご興味があれば。


・『不滅のあなたへ(1)』(大今良時)

試し読み

生き物にさえ擬態できる謎の「物体」を中心に描かれる壮大な世界観のファンタジー。
大今先生らしい丁寧な展開運びが光る。まだ序章なので今後の展開楽しみ。


・『おとなとこども、あなたとわたし。(1)(2)』(糸なつみ)

試し読み

小学生と高校生、老人と青年など、歳の差がある人々の奇妙な関係が描かれるオムニバス。
3編の物語が1巻に1話ずつ並行して進んでいくスタイルがユニーク。


・『新装版 ホクサイと飯』(鈴木小波)

試し読み

実写ドラマ化する『ホクサイと飯さえあれば』の前作となる、「食べない」グルメ漫画。
山田ブンの食への飽くなき探求心は読んでいてすごく楽しい。


・『魔術師A』(意志強ナツ子)

試し読み

自意識過剰で特別になりたい少女達を乱れた性と思想で描くオムニバス。
作画も物語も非常に不気味で読んでてぞわぞわする。問題作。


・『山本アットホーム』(山本アットホーム)

試し読み

全てのコマでボケとツッコミ、不条理が成立している超ハイスピードギャグ漫画。
不条理なボケを抑え込むツッコミも鋭い。ギャグ漫画界のニューウェーブ。


・『偶像事変~鳩に悲鳴は聞こえない~(1)』(ミサヲ/にんじゃむ)

試し読み

ステージ上でのテロ行為により片足を失ったトップアイドルを中心としたクライムサスペンス。
独特の未成年犯罪者更生プログラム設定やミステリ仕立ての演出など拘りを感じる。


・『ランド(4)』(山下和美)

試し読み

50歳で全ての人間が死を迎える「この世」と、秘密の世界である「あの世」を描いたファンタジー。
二人の少女の運命が交錯するのを待つ展開。今後の動きが楽しみ。


・『春と盆暗』(熊倉献)

試し読み

冴えない男子がちょっと変な女子に振り回される短編を集めたオムニバス。
「変な女子」がエキセントリックで近寄りがた過ぎない、絶妙なバランス感覚。


以上が今月発売の漫画で特に面白かった作品群。
一番面白かったのは『映像研には手を出すな!』(大童澄瞳)
主人公3人達が「楽しくするため」に考えて行動して、
「楽しくなっていく」という順序でストーリーが進んでいく様子が素晴らしい。
まだまだ序章だし、今後が楽しみな作品。


次に、2017年1月発売じゃないけど、今月読んで面白かった作品。
表紙と試し読みリンクのみの紹介。
『スピリットサークル』 (水上悟志)がとにかく素晴らしかったなぁ。
昨年読んでおくべき漫画だった。
 

・『友達100人できるかな kindle版(1)~(5)(完)』(とよ田みのる)


・『スピリットサークル(1)~(6)(完)』(水上悟志)
・『ミッドナイトブルー』(須藤佑実)

試し読み


以上、2017年1月に読んで面白かった漫画ピックアップでした。
こっから下は私がツイッターで呟いた漫画感想を垂れ流し。
ご興味があれば。