6月の買いたい新刊まとめまる。
2017年の折り返し地点ももうすぐですね。漫画を読みましょう。 

6/2 『ファイアパンチ(5)』(藤本タツキ)

全身が燃える男の復讐劇を描いたダークファンタジー。
予想の斜め上の展開が数珠繋ぎに連なる。いよいよ先が読めない。


6/2 『フードファイタータベル(5)』(うすた京介)

レジェンド級ギャグ漫画家うすた京介が描くフードファイトギャグ漫画。
良くも悪くも安定。充電期間のストックがあるからかなぁ。


6/5 『アトム ザ・ビギニング(6)』(手塚治虫/ゆうきまさみ/カサハラテツロー)

ロボットの自我AIについて描いた『鉄腕アトム』のスピンオフ作品。
機械的ギミックの拘りや女性キャラの造形なんかも見どころ。


6/6 『中間管理録トネガワ(5)』(福本伸行/三好智樹 他)

中間管理職の苦悩を福本漫画風に描くカイジスピンオフギャグ漫画。
出オチのようで、話のバリエーション広かったりで意外と飽きさせない。


6/7 『ポプテピピック SECOND SEASON』(大川ぶくぶ)

竹書房破壊など、キャッチ―なネタが話題になったクソ4コマ漫画の2巻目。
ありとあらゆる工夫をしながらクソ漫画を描いており、その姿勢は良い。


6/8 『AIの遺電子(6)』(山田胡瓜)

ヒューマノイドが人間と共存する近未来のモラルの行方を描いたSFオムニバス。
アイディア抱負でネタ切れなし。作者のテクノロジーに対する造形の深さ素晴らしい。


6/8 『吸血鬼すぐ死ぬ(6)』(盆ノ木至)

軽く小突かれてもすぐ死ぬ吸血鬼と吸血鬼ハンターコンビが主人公のドタバタコメディ。
テンポの良さが魅力。キャラクタの濃さも少年ギャグ漫画らしい。


6/9 『応天の門(7)』(灰原薬)

在原業平と菅原道真を主人公に平安京で起こる怪事件を描く歴史ミステリ。
平安時代の市民の生活描写が自然で良い。セクシーな絵柄も魅力の一つ。


6/9 『ニンジャスレイヤー(12) ~ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション~』(余湖裕輝 他)

トンデモ日本観の下、ニンジャの殺し合いを描くサイバーパンクアクション物。
原作第一部の最終エピソードの展開が始まってるけど締めにかかってるのかな。


6/12 『ダンベル何キロ持てる?(2)』(MAAM/サンドロビッチ・ヤバ子)

美少女が筋トレに奮闘する姿をハウツーと共に描く筋トレ漫画。
露骨なお色気描写とベタなギャグ、筋トレ描写のバランスが良い。


6/12 『プリンセスメゾン(4)』(池辺葵)

理想の部屋を購入することを目指す独身女性を描いた物語。
池辺先生らしい画面の使い方とゆっくりたっぷりした空気感が心地いい。


6/12 『青猫について(2)(完)』(小原愼司)

セーラー服の少女が刀を持ってバッサバッサと人を斬る痛快アクション。
小原先生らしいエンターテイメントかつ余韻の残る作品。


6/13 『バタフライストレージ(2)』(安堂維子里)

死んだ人間から出てくる「蝶」を回収する国家機関を描いたファンタジーアクション。
設定が面白いし、個性豊かなキャラクタが躍動する様子も楽しい。


6/13 『ライアーバード(3)』(脇田茜)

頑な過ぎる少年と天真爛漫な少女、不器用な二人が音楽を通して自分の居場所を探す物語。
青い若者達の成長物語がしっかり描けてる。音楽シーンの画面表現も素晴らしい。


6/13 『推しが武道館いってくれたら死ぬ(3)』(平尾アウリ)

地下アイドルオタが主人公のドルオタコメディ。
瑞々しい美少女の絵柄とから回るドルオタの様子が面白おかしい。


6/13 『地球のおわりは恋のはじまり(4)』(タアモ)

ネガティブ少女が懸命に前向きな恋を目指す少女漫画。
オーソドックスな少女漫画展開だけど、ヒーロー次第で重い展開来そう。


6/16 『かくしごと(4)』(久米田康治)

漫画家であることを娘に必死で隠すシングルファーザーを描いたコメディ。
漫画家題材の漫画を久米田先生のようなユニークなベテランが描くの面白いなぁ。


6/16 『不滅のあなたへ(3)』(大今良時)

どんなものにでも変化できる物体が主人公の異色巨編ファンタジー。
2巻終盤になってようやく物語の全様がちらっと見えた。まだまだ先は長そう。


6/16 『RYOKO(2)』(三ツ橋快人)

怪物化して人を襲う食材を狩って食べる少女を描いたバトル物。
斬新なアイディアにカッコいい構図、才能光る新鋭漫画家さん。


6/16 『古見さんは、コミュ症です。(4)』(オダトモヒト)

見た目は完璧な美少女だけどコミュ症の主人公を中心としたキャラコメディ。
灰汁の強いキャラクタとテンポの良さ、そして古見さんの造形の美しさが魅力


6/19 『うらたろう(4)』(中山敦支)

生きたがりの少女と死にたがりの不死の少年の旅を描いたハイテンションバトル物。
とにかく勢いのある画面作りが特徴的な中山先生節が炸裂している。


6/23 『ぼくは愛を証明しようと思う。(2)』(藤沢数希/井雲くす)

女性を虜にする「恋愛工学」という理論を下に描かれた作品。
完全にトンデモ理論だけどそれっぽく見せる演出がうまい。


6/23 『ソフトメタルヴァンパイア(2)』(遠藤浩輝)

特定の元素を操る吸血鬼の争いを描いたSFファンタジー。
遠藤先生の厨二な部分がノーブレーキで展開されており読んでて爽快。


6/23 『累(11)』(松浦だるま)

顔を入れ替える口紅がキーアイテムになる美醜をテーマにしたサスペンス。
完全に着地点を失っているように見える物語だけど、どうするんだろうなぁ。


6/23 『新装版 なるたる(1)(2)』(鬼頭莫広)


夢はでっかく地球サイズ!のハートフルボッコファンタジー。
鬼頭莫広先生の地位を確立させた皆のトラウマ作品の新装版。


6/26 『やがて君になる(4)』(仲谷鳰)

先輩からのアプローチに恋愛感情を抱けない主人公を描いた百合恋愛漫画。
主役二人の関係の変化を描くのに、もう少し周りの環境を有効利用してほしいところ。


6/30 『白暮のクロニクル(11)(完)』(ゆうきまさみ)

現代社会に根付く吸血鬼の生態と連続殺人事件を描いたサスペンス、完結!
非常に丁寧に積み上げてきた物語だから、幕引きもどうなるか楽しみだなぁ。


6/30 『猫のお寺の知恩さん(4)』(オジロマコト)

従姉のおっとり美人と同居することになった男子高校生を描いた日常物。
オジロ先生のフェティッシュなまでの作画への拘りは健在。