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11月読んだ漫画をまとめましょう。 
この前投稿した『2017.11_読んだ新人漫画家まとめ』とは別物です。
新人に限らず、読んだ漫画のまとめ。

11月に読んだ漫画は57冊。そのうち紙の本は5冊。そのうち4冊は『なるたる』だけど。
年間累計は721冊。800冊は厳しそうだけど、まぁ最後まで頑張ろう。

続いて、特に面白かった作品をいくつかピックアップ。
まずは、11月発売だった作品から。


・『とんかつDJアゲ太郎(11)(完)』(イーピャオ/小山ゆうじろう)
とんかつもクラブの客もアゲる!とんかつDJを描いたクラブカルチャー作品の完結巻。
最後まで友情・努力・勝利を貫き通したお手本のような少年漫画だった。


・『ファイアパンチ(7)』(藤本タツキ)
ジェットコースターのように展開が目まぐるしく二転三転するダークファンタジー。
主人公の記憶と感情がリフレインする描写の画面表現素晴らしい。次巻、完結。


・『約束のネバーランド(6)』(白井カイウ/出水ぽすか

孤児院からの脱出を図る天才少年少女達を描いたサスペンスファンタジー。
壮大な物語全体の構図が明らかに。リアルっぽい緊張感をどこまで保てるかが課題。


・『《完全版》サイコ工場 Ω』(谷口トモオ)

やり過ぎな狂気がグロテスクに、そして滑稽に描かれるホラー短編集。
陰影強めの力強い絵柄とホラーの噛み合い具合が素晴らしい。


・『AIの遺電子(8)』(山田胡瓜)

ヒューマノイドが人間と共生する近未来を描くSFオムニバス。
アイディア豊富で飽きない。次巻から長編形式に移行とのこと。吉と出るか凶と出るか。


・『地底旅行(4)(完)』(倉薗紀彦)

人類未踏の地底世界を旅する3人の男を描く古典小説のコミカライズ完結巻。
最後まで壮大なスケールとロマンあふれるキャラクタ達を描き切った。


・『アルスラーン戦記(8)』(田中芳樹/荒川弘)

国を追われた王子が仲間達と共に国を取り戻す姿を描いた小説のコミカライズ。
味方も敵も魅力的なキャラクタが揃っており、それを魅せる演出も巧み。


・『僕と君の大切な話(3)』(ろびこ)

恋愛経験が殆どない男女二人の恋愛持論語りを中心に繰り広げられる少女漫画。
耳年魔の二人が徐々に恋愛を「体験」していく過程が描かれていて良い。


・『しまなみ誰そ彼(3)』(鎌谷悠希)

同性の同級生に恋をした男子高校生を中心にLGBTの人々を描いた物語。
マイノリティへの理解の薄さに対する気持ちが怒りとして表現されていて素晴らしい。


・『或るアホウの一生(3)』(トウテムポール)

個性豊かな将棋の棋士達を描いた作品。
主人公含めキャラクタがトリッキーで面白い。画面表現も斬新。


・『カメントツの漫画ならず道(2)(完)』(カメントツ)

漫画家や漫画に関連する人々に突っ込み過ぎな取材を試みるルポ漫画。
カメントツ先生の独特なルポ漫画好きだったので完結残念。


・『ちはやふる(36)』(末次由紀)

競技かるたに青春を燃やす若者達を描いた高校部活物。
競技の上での再会を目指す主役3人の姿が大変熱い。


・『我らコンタクティ』(森田るい)

OLと工員の凸凹コンビが自前ロケットの打ち上げを目指す物語。
絵柄もストーリーもキャラクタも何もかもユニークで素晴らしい。


・『宝石の国(8)』(市川春子)

身体が宝石で出来た人型の生物の生活と戦いを描いたファンタジー。
物語が大きな転機を迎えて俄然盛り上がってきた。


・『魔法少女おまつ(1)』(吉元ますめ)

江戸時代で魔法少女を探す哀れなマスコットキャラクタを描いたコメディ。
絵柄もきっちり変えてきて、吉元先生の懐の深さが伺える作品。


・『ここは今から倫理です。(1)』(雨瀬シオリ)

対話により生徒の悩みを解決する高校倫理教師を描いた物語。
物事の考え方である倫理をキャラクタ、物語、画面で彩った美しい作品。


・『あしあと探偵(2)(完)』(園田ゆり)

人捜しを専門にする探偵事務所を舞台にした物語の完結巻。
読者の視点に立って描かれた素晴らしい作品だった。園田先生の次回作に期待。


・『百姓貴族(5)』(荒川弘)

作者の確かな農業経験に裏付けられた痛快農業エッセイ。
荒川先生の漫画力の高さはエッセイ漫画でも安定感ある。


・『ムシヌユン(5)』(都留泰作)

様々な要素が濃密過ぎて胸焼けするレベルの熱帯昆虫SF。
SF要素が大風呂敷広げる一方で主人公がますますキモくなっていく。大問題作。


・『前略 雲の上より』(竹本真/猪乙くろ)

飛行機マニアの上司と一緒に各地の空港へ行くサラリーマンが主人公の物語。
特色ある空港の描写が丁寧で、実際そこに行きたくなる。


・『天地創造デザイン部(1)』(蛇蔵/鈴木ツタ/たら子)

キリンやコアラなど、珍しい生態の生き物をデザインする天使達を描く生物コメディ。
試行錯誤を繰り返しながら珍妙な生き物が出来上がっていく様子が楽しい。


以上が、11月発売の作品で面白かったもの。
一番良かったのは『我らコンタクティ』(森田るい)
絵柄もストーリーも展開も、大変にユニークで新鮮な読み味。
単巻完結で美しく物語を閉めていた点もポイント高い。

続いては、11月発売じゃないけど面白かった作品。
こちらは表紙と試し読みリンクだけで失礼。


・『新装版 なるたる(5)~(8)(完)』(鬼頭莫広)

・『寿司 虚空編』(小林銅蟲)

・『明日ちゃんのセーラー服(2)』(博)

試し読み



・『スローモーションをもう一度(5)』(加納梨衣)

・『猫のお寺の知恩さん(5)』(オジロマコト)

・『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(7)』(赤坂アカ)