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※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2017年7月1日~2017年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家(Amazonで調査)」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとします。自分で各漫画家さんに過去作がないかチェックはしていますが、間違いがありましたらコメント等でご指摘頂けますと嬉しいです。


2017年も終わりますので、読んだ漫画まとめ記事第二弾。第五弾くらいまでを予定。上述したレギュレーションの「新人漫画家」の中で私がコミックを読んだのは計54人。(7月 7人、8月 12人、9月 11人、10月 11人、11月 7人、12月 6人)上半期よりかなり失速。まぁそれでもよく読んでいる方か。

その中で特にオススメの漫画家さんを20人をランキング形式で発表します。今後も注目していきたい漫画家さん達。漫画業界に関してネガティブな情報が色々出回っていますが、とにかく消費者として若い芽に投資して漫画業界を盛り上げましょう。


20位 『横浜駅SF(1)』(新川権兵衛/柞刈湯葉)

自己増築し続ける横浜駅が日本を覆っている世界観で描かれえるSF小説のコミカライズ。
Suicaを持っていない侵入者を強制排除する無人改札など、設定が独特で面白い。


19位 『星明かりグラフィクス(1)』(山本和音)

潔癖症の天才肌少女とちょっと打算的な友人を中心にした芸大物語。
安定感のある作画と独特な性格のキャラクタがユニーク。


18位 『ようことよしなに(1)』(町田翠)

何もない田舎で楽しいことを探す女子高生二人組を描く青春物。
生活感たっぷりに描かれるエネルギー持て余す若者の姿が面白い。


17位 『前略 雲の上より(1)』(竹本真/猪乙くろ)

航空機マニアの上司に連れられて各地の空港を巡るサラリーマンが主人公の物語。
実在の空港の魅力を上手く紹介しており、実際に行ってみたくなる。


16位 『オオカミの子(1)』(佐々木順一郎)

正体を隠している魔王と人間の少女の冒険を描いたファンタジー。
ゆるい空気感とハズし気味のギャグが特徴的。


15位 『はじめアルゴリズム』(三原和人)

自身の感性から生み出される「数式」で世界を読み解く少年を描いた数学物。
壮大なテーマをどう料理していくか、今後の作者の手腕に注目。


14位 『僕がモブであるために(1)』(目野真琴)

自分を活躍させるために自身の出る作品を改変するモブキャラが主人公のメタ漫画物。
作画や展開運び等、稚拙な部分も目立つが全体の構成はそれを補うくらいに魅力的。


13位 『青高チア部はかわいくない!(1)』(conix)

曲者ぞろいの高校チアリーディング部を舞台にした熱血スポ根物。
海外のカートゥーン作品のような輪郭線の太い独特の絵柄がキュートでユニーク。


12位『マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』(町田粥)

タイトル通り、衰退ジャンルのオタク二人とそのオタ活を描いた作品。
マイナージャンルオタクが共感しやすいネタ多い。ツッコミ不在のテンポも好き。


11位 『翼くんはあかぬけたいのに(1)(2)』(小花オト)

ファッションセンスのない少年とオシャレ同居人との共同生活を描くコメディ。
エッジの効いたキャラクタとハイテンポな掛け合いが魅力的。


10位 『言ったよきいちゃん!(1)』(コニシリュウイチ)

人の話を聞かないけど仕事のできるOLを主人公にした4コマギャグ漫画。
ハイセンスハイスピードな会話の応酬が楽しい作品。


9位 『さめない街の喫茶店』(はしゃ)

夢の中の喫茶店で軽食やお菓子を作る女性が主人公の作品。
柔らかな描線と温かい絵柄が魅力的。登場する料理がどれも美味しそう。


8位 『シンギュラリティは雲をつかむ(1)』(園田俊樹)

人型の戦闘機に乗り込んでたった一人で敵国と戦う少年を描いた物語。
欲望を露わにしたキャラクタ達の表情がすっごく悪人顔で良い。


7位 『サトコとナダ(1)(2)』(ユペチカ/西森マリー)

日本人とサウジアラビア人、二人の女子大学生のルームシェア生活を描いた日常物。
異文化紹介物としての側面と同時に、なごやかな二人の掛け合いにほっこり。


6位 『おじさんと猫と少女(1)』(遊佐ハルカ)

女学校教員の男性とその女中、そして飼い猫の2人と1匹の日常を描いた物語。
口下手な人間二人のアシストをする世話焼きな猫がキャラクタとしてユニーク。


5位 『シャボンと猫売り(1)』(高津マコト)

猫にされてしまった同級生女子を救うため剣道女子が奮闘するアクション物。
躍動感溢れる画面作りが素晴らしい。ノスタルジックな絵柄と世界観も素敵。


4位 『保安官エヴァンスの嘘(1)(2)』(栗山ミヅキ)

モテるために保安官になったけど硬派ぶってチャンスを逃す男が主人公の西部劇コメディ。
行動と思考が合っていない主人公が滑稽。モノローグでの演出もいい仕事している。


3位 『甘木唯子のツノと愛』(久野遥子)

ツノの生えた少女とその兄の物語など、4作を収録する短編集。
アニメーターである作者らしい映像的な画面表現と情緒的なストーリーがユニーク。


2位 『4分間のマリーゴールド(1)(2)』(キリエ)

触った人の死の瞬間が見える救急救命士と義理の兄弟達との家族の在り方を描く物語。
主人公の能力を活かした物語の組み立て良い。静かな画面も切ないストーリーにマッチ。


1位 『我らコンタクティ』(森田るい)

自作ロケットの宇宙までの打ち上げを目指す凸凹コンビの奮闘を描く物語。
絵柄もストーリーもキャラクタも何もかもユニークで素晴らしい。