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 ※注意
この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2017年1月1日~2017年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家(Amazonにて調査)」としています。ホントに新人漫画家か?という人も含まれてますが、ご了承下さい。


上述したレギュレーションの「新人漫画家」の中で私がコミックを読んだのは計140人。今年はかなり読めました。

その中で特にオススメの漫画家さんを20人ピックアップします。どの方も今後の活躍に注目したい漫画家さん。漫画界はホントに裾野が広くて、次から次へと活きのいい新人が出てきます。その新人を食わせるためにも、皆、しっかりコミック買って貢ぎましょう。


20位 コニシリュウイチ (『言ったよきいちゃん!(1)』)

人の話を聞かないけど仕事のできるOLを主人公にした4コマギャグ漫画。
ハイセンスハイスピードな会話の応酬が楽しい作品。


19位 園田俊樹 (『シンギュラリティは雲をつかむ(1)』)

人型の戦闘機に乗り込んでたった一人で敵国と戦う少年を描いた物語。
欲望を露わにしたキャラクタ達の表情がすっごく悪人顔で良い。


18位 こうのとり昇(『メダカくん、さよなら。』)

メダカやタニシなど、水槽で飼われている生物を擬人化したシュールギャグ
不穏な空気が漂う水生生物のシビアな関係とダークな不条理ギャグが相性抜群。


17位 マクレーン(『怒りのロードショー』)

映画オタクの高校生達が持論をぶつけあいながら熱く議論する映画コメディ。
映画に限らない普遍的なオタク行動が生々しく描かれおり共感できる部分多い。


16位 墨佳遼 (『人馬(1)(2)』)

馬に人間の上半身が合わさった「人馬」と人間の争いを描くファンタジー。
実際に存在する生き物のような躍動感溢れる人馬の描写が見どころ。


15位 ユペチカ (『サトコとナダ(1)(2)』(共著:西野マリー))

日本人とサウジアラビア人、二人の女子大学生のルームシェア生活を描いた日常物。
異文化紹介物としての側面と同時に、なごやかな二人の掛け合いにほっこり。


14位 カメントツ(『カメントツの漫画ならず道(1)(2)(完)』)

漫画家や漫画関係者に突っ込み過ぎな突撃レポを敢行するレポ漫画。
インタビュー相手を引き立てながらもエンターテイメントに仕上げる手腕が見事。


13位 熊倉献 (『春と盆暗』)

変な女の子に振り回される平凡な男子、をテーマにした短編集。
エキセントリックな可愛い女の子という局所的ニーズを突く発想素晴らしい。


12位 山本アットホーム (『山本アットホーム』)

全てのコマでボケとツッコミ、不条理が成立している超ハイスピードギャグ漫画。
不条理なボケを抑え込むツッコミも鋭い。ギャグ漫画界のニューウェーブ。


11位 高津マコト (『シャボンと猫売り(1)』)

猫にされてしまった同級生女子を救うため剣道女子が奮闘するアクション物。
躍動感溢れる画面作りが素晴らしい。ノスタルジックな絵柄と世界観も素敵。


10位 栗山ミヅキ (『保安官エヴァンスの嘘(1)(2)』)

モテるために保安官になったけど硬派ぶってチャンスを逃す男が主人公の西部劇コメディ。
行動と思考が合っていない主人公が滑稽。モノローグでの演出もいい仕事している。


9位 久野遥子 (『甘木唯子のツノと愛』)

ツノの生えた少女とその兄の物語など、4作を収録する短編集。
アニメーターである作者らしい映像的な画面表現と情緒的なストーリーがユニーク。


8位 キリエ(『4分間のマリーゴールド(1)(2)』)

触った人の死の瞬間が見える救急救命士と義理の兄弟達との家族の在り方を描く物語。
主人公の能力を活かした物語の組み立て良い。静かな画面も切ないストーリーにマッチ。


7位 園田ゆり (『あしあと探偵(1)(2)(完)』)

人捜しを専門にする探偵事務所を舞台にした物語の完結巻。
キャラクタとストーリー、演出がかっちり噛み合った作品。


6位 河部真道 (『バンデット(1)~(5)』)

鎌倉時代末期を舞台に世を乱す悪党どもを描いた歴史物。
キャラクタ、ストーリー、絵柄と全てダイナミックで骨太な作品。


5位 さもえど太郎(『Artiste(1)(2)』)

フランスを舞台とした、気弱な天才料理人の成長物語。
ストーリー構成とコマ割りの上手さでキャラクタの魅力が存分に描かれている。


4位 椎名うみ (『青野くんに触りたいから死にたい(1)(2)』)

死んで幽霊になった恋人を一途に愛し続ける女子高生を描いた純愛ホラー。
恋愛とホラーとコメディ、三つの要素のバランスが絶妙。


3位 板垣巴留 (『BEASTARS(1)~(6)』)

様々な動物の獣人達が共存する学園を舞台にしたアニマルサスペンス。
人間が主人公では成り立たない世界が描かれており、他に類を見ないオリジナリティ。


2位 大童澄瞳 (『映像研には手を出すな!(1)(2)』)

個性豊かな女子高生3人組がアニメ制作に奮闘する創作物。
楽しいことを自分達で作り上げていく主人公達の姿が眩しい。


1位 森田るい(『我らコンタクティ』)

自作ロケットの宇宙までの打ち上げを目指す凸凹コンビの奮闘を描く物語。
絵柄もストーリーもキャラクタも何もかもユニークで新鮮な驚きに溢れている。