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5月読んだ漫画をまとめましょう。 
先に投稿した『2018.5_読んだ新人漫画家まとめ』とは別物です。新人に限らず、読んだ漫画のまとめ。

5月に読んだ漫画は80冊。紙の本はなくて全部電子書籍。
今月は新刊だけでなく連載中で未読だった作品の既刊を一気読みできたりしたので充実してた。

続いて、特に面白かった作品をいくつかピックアップ。まずは、5月発売だった作品から。


『青のフラッグ(4)』(KAITO)

高校生男女4人組の複雑な関係を中心に繰り広げられる青春物。
恋愛や友情だけでなく思春期における自己肯定感などの要素が高次元で混じり合っている。


『メタモルフォーゼの縁側(1)』(鶴谷香央理)

75歳にしてBL漫画にハマった老婦人とBL好き女子高生との交流を描いた作品。
複数のテーマが奇抜な設定の中にかっちり納まっている。素晴らしい物語の構成力。


草食と肉食の獣人達が共存する学園を舞台にしたアニマルサスペンス。
圧倒的オリジナリティに溢れた世界観は話が進むごとに深みを増していく。


『ヒトの食事は難しい。(1)』(日下幹之)

バンパイアの男が初めての人間の食事にチャレンジする様子を描いたコメディ。
食事や味覚という未知の行為や感覚に対してナナメ上の感想を抱く主人公が滑稽。


『角の男(1)』(山うた)

角の生えた人類が存在し、彼らが「鬼」として家畜のように扱われる世界を描いた作品。
『兎が二匹』の山うた先生の新作。ショッキングで切ないストーリーラインは健在。


『星明かりグラフィクス(2)』(山本和音)

人付き合いが苦手な美大生と人脈作りが得意なその友人というコンビを描く美大物語。
灰汁の強い二人が得意分野を活かし、それらが融合して躍動していく様子は痛快。


『だがしかし(11)(完)』(コトヤマ)

駄菓子屋を舞台に個性的なキャラクタ達の掛け合いを描いたギャグ作品、完結。
作画やキャラクタの動かし方への拘りが最終巻でもきっちり発揮されていた。


『竜と勇者と配達人(3)』(グレゴリウス山田)

ファンタジー世界の社会システムを独自の解釈でかみ砕いて描いた作品。
虚構世界における労働への意識や罪人に対する刑罰など、相変わらず発想がユニーク。


天真爛漫な中学生女子とそのクラスメイト達をフェチズムたっぷりに描いた作品。
少女達の一挙手一投足まで舐め回すかのように描く作画の拘りは職人か変態の域。


『重版出来!(11)』(松田奈緒子)

漫画家と編集を中心に、漫画に関わるプロフェッショナル達を描くお仕事物。
最新の漫画業界のトレンドを押さえつつ、人情劇としてもクオリティ高い。


『言ったよきいちゃん!(2)(完)』(コニシリュウイチ)

人の言うことを聞かないエキセントリックなOLを中心に描かれるギャグ漫画。
テンポの良い掛け合いやユニークな言葉選びなどセンスの光る作品だった。次回作期待。


『違国日記(2)』(ヤマシタトモコ)

両親を亡くした少女と、その娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描いた作品。
叔母の人格が大変ユニークでコミュニケーションの本質について考えさせられる内容。


締め切り間際の漫画家の仕事場を舞台に「やり過ぎ」料理を作る様子を描いたグルメ漫画。
金と手間に糸目をつけない異常料理の数々には食欲というより好奇心をそそられる。


『ソフトメタルヴァンパイア(4)』(遠藤浩輝)

元素を操る不死身のヴァンパイアに全人類が支配された世界を描くファンタジーバトル物。
冒頭のホワイトハウス占拠のシーン、遠藤先生の厨二的感性が遺憾なく発揮されている。


『町田くんの世界(7)(完)』(安藤ゆき)

他人のことをが好きで周りからも愛されている男子高校生を描いた物語の完結巻。
最後まで町田くんは町田くん。シンプルな設定ながらオンリーワンなキャラクター。


天然パーマの大学生男子が、誰彼構わずずけずけ「語り」、事件を解決していく物語。
コマ割り細かく文字数も多いにも拘わらず、上手く画面が整理されており読みやすい。


意中の男子を誘惑しようと試みるも途中で日和ってヘタる純情女子が主人公のコメディ。
主人公のキャラクタがとにかく強くて素敵。テンポの変わる話の構成も面白い。


以上が、5月発売の作品で面白かったもの。
一番良かったのは『青のフラッグ(4)』(KAITO)
憧れの男子に想いを寄せる少女とその恋を応援することになった少年、少女の親友という4人を中心に繰り広げられる青春物。1巻から積み上げてきた人間関係のき裂がいよいよ露わになった形。今後の展開が非常に楽しみ。

続いては、5月発売じゃないけど面白かった作品。


『ふしぎの国の有栖川さん(1)~(5)』(オザキアキラ)

ピュア過ぎな大和撫子女子が王子様のようなイケメン男子と恋に落ちる少女漫画。
少女漫画に重要な恋に落ちるまでの過程を丁寧に描こうとする姿勢が良い。


『あさひなぐ(26)』(こざき亜衣)

薙刀に青春を燃やす女子高生達を描く高校スポーツ物。
サブキャラクタのエピソードはいつも以上に心理描写が丁寧で感情移入しやすかった。


『虚構推理(1)~(8)』(城平京/片瀬茶柴)

義足義眼の少女と、秘密を抱えた青年とのコンビを描く怪奇ミステリ。
灰汁の強いキャラクタ同士の掛け合いや論理構成などミステリとしての満足度高い。


父子家庭の中学生男子と、その男子に毎朝味噌汁を作る少女を描いたラブコメディ。
可愛らしい絵柄で描かれる、若干ベクトルがずれた二人の恋模様が甘酸っぱくて良い。



無職の青年とその前に突然現れた正体不明の天真爛漫少女との交流を描いた作品。
ミステリアスなストーリー展開がユニーク。動静のメリハリの利いた絵柄も好み。