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テーマ別漫画紹介記事の第2弾。今後も定期的にやっていきたい。

今回は作中に出てくる実在の観光スポットに行きたくなる漫画のオススメを10作品ほど紹介します。フィクション作品の舞台になった場所を巡る「聖地巡礼」なんてものもありますが、あれは物語の中に入り込みたいというのが動機の一つである遊び方かと思います。今回紹介するのは、あくまで実在の刊行スポットを魅力的に描いた作品です。お出かけや旅行の参考になるかも!?


『東京城址女子高生』(山田果苗)(既刊1巻)

東京に存在する城の跡「城址」を巡る女子高生二人組を描いた作品。
城の跡という地味スポットながら東京の見知った地名が出てきて興味が湧く。

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『東京城址女子高生(1)』より引用。城の跡という地味観光スポット。



『前略 雲の上より』(猪乙くろ/竹本真)(既刊2巻)

飛行機マニアの上司と一緒に各地の空港へ行くサラリーマンが主人公の物語。
特色ある空港の描写が丁寧で魅力的な観光スポットとして描かれている。

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『前略 雲の上より(1)』より引用。セントレア空港の紹介話。



『山と食欲と私』(信濃川日出雄)(既刊7巻)

単族登山が趣味のOLが主人公の山登りグルメ物。
実在の山を踏まえて名前や登山ルートまで丁寧に解説されている。

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『山と食欲と私(2)』より引用。八ヶ岳の登山シーン。



『北北西に曇と往け』(入江亜季)(既刊2巻)

物の気持ちがわかる探偵の青年を主人公にアイスランドの過酷で雄大な自然を描く物語。
観光スポットや食事文化、そして北欧美女など美麗な絵柄で描写されている。

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『北北西に曇と往け(1)』より引用。美麗な作画で雄大な自然が描かれる。



『さぐりちゃん探検隊』(あきやま陽光)(既刊1巻)

病弱だった少女が健康になり、公園や工場など様々な場所に探検に行くお出かけ物。
実在のスポットの魅力をしっかり紹介している。カラーページを挟む演出も良い。

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『さぐりちゃん探検隊(1)』より引用。作中に挟まるカラーページは熱が籠っている。



『ニューヨークで考え中』(近藤聡乃)(既刊2巻)

ニューヨーク在住のアーティストが描く日常エッセイ。
海外長期滞在して文化に深く触れたいなーという気分にさせてくれる。

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『ニューヨークで考え中(1)』より引用。ニューヨーカーの空気が味わえる。



『こづれ行楽!』(轍平)(全3巻)

変な生き物大好きで好奇心旺盛な少女が主人公の観光地お出かけコメディ。
全国各地の動物園や水族館などが紹介されていて各地の特色が伺える。

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『こづれ行楽!(1)』より引用。全国津々浦々の動物園や水族館を紹介。



『孤独のグルメ』(久住昌之/谷口ジロー)(全2巻)

おっさんが一人で飯を食べてるだけなのに異様に面白いグルメ漫画の最高峰作品。
色々な実在の店が出てくるけど、今どのくらい残っているのだろうか。

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『孤独のグルメ 新装版(1)』より引用。いつか食べに行きたい豆かん。



『サトコとナダ』(ユペチカ/西森マリー)(既刊3巻)

日本人とサウジアラビア人、ルームシェアする二人の女子大生の交流を描いた作品。
異文化紹介物としてもよくできているし、舞台となるアメリカ文化も興味深い。

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『サトコとナダ(1)』より引用。ダイナミックで大雑把なアメリカ文化。



『よつばと!』(あずまきよひこ)(既刊14巻)

好奇心旺盛で元気いっぱいな少女とその周りの人々を描いた日常物。
子供と一緒に大人達も楽しそうなのが印象的。魚釣りとか気球見に行きたいなぁ。