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2018年上半期まとめ記事、全3つ中の3つ目。読んだ漫画全部のまとめ。


※ランキングのレギュレーション
 2018年1月1日~2018年6月30日の期間に紙の書籍が発売されたコミック。

上半期に読んだ漫画は407冊。人生で一番のハイペースだった昨年の上半期(413冊)に負けず劣らずのハイペース。年間800冊に届くか。頑張ります。

その中でオススメの作品をランキング形式で50作品紹介します。
皆さんの漫画探しの参考にして頂けると幸いです。


50位 『ダンジョン飯(6)』(九井諒子)

魔物を調理して食べながらダンジョン深部を目指す冒険者一行を描いたファンタジー。
作者独特のファンタジー解釈や個性的な登場人物の掛け合いが相変わらず素晴らしい。


49位 『アダムとイブの楽園追放されたけど…(1)』(宮崎夏次系)

楽園を追われ初めての子育てに悪戦苦闘するアダムとイブをコミカルに描いたコメディ。
画面も空気感も適度に「抜けている」宮崎夏次系作品の魅力は健在。


48位 『上野さんは不器用(4)』(tugeneko)

意中の男子を誘惑しようと試みるも途中で日和ってヘタる純情女子が主人公のコメディ。
主人公のキャラクタがとにかく素敵。テンポの変わる話の構成も面白い。


47位 『ハコヅメ~交番女子の逆襲~(1)(2)』(泰三子)

元警察勤務の作者による、街の交番に務める女性警察官の勤務の実態を描いたコメディ。
抜けたキャラ同士の掛け合いも挟みながら交番エピソードを面白おかしく描いている。


46位 『無限大の日々』(八木ナガハル)

作者がコミティアで発表していた作品を集めたハードSF短編集。
魅力的なSFワードに作者独自の解釈を加えて描かれる物語はオンリーワンの世界観。


45位 『違国日記(2)』(ヤマシタトモコ)

両親を亡くした少女と、その娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描いた作品。
叔母の人格が大変ユニークでコミュニケーションの本質について考えさせられる内容。


44位 『賢者の学び舎 防衛医科大学校物語(1)』(山本亜季)

自衛隊で働く医師を養成するための特殊な大学を舞台にした物語。
医官という重い責任を伴う立場を目指す若者達の葛藤がうまくストーリーに乗っている。


43位 『言ったよきいちゃん!(2)(完)』(コニシリュウイチ)

人の言うことを聞かないエキセントリックなOLを中心に描かれるギャグ漫画。
テンポの良い掛け合いやユニークな言葉選びなどセンスの光る作品だった。


42位 『中村くんの金パは柔らかい(2)』(熨斗目ナオ)

見た目はヤンキーだが趣味が料理と園芸の男子高校生の恋を描くラブコメディ。
作画が安定してヒロインの魅力がよく描けている。髪フェチの拘りも素晴らしい。


41位 『角の男(1)』(山うた)

角の生えた人類が存在し、彼らが「鬼」として家畜のように扱われる世界を描いた作品。
『兎が二匹』の山うた先生の新作。ショッキングで切ないストーリーラインは健在。


40位 『いそあそび(1)』(佐藤宏海)

プライドは捨ててない没落社長令嬢を主人公に海辺の田舎町の魅力を描いた作品。
出てくる女の子のキャラが立っていて良い。マニアックなキャラ造形も素晴らしい。


39位 『狭い世界のアイデンティティー(2)』(押切蓮介)

暴力に支配された漫画業界を描いたトンデモ出版業界バトル物。
実在の賞レースや漫画家の名前を出して皮肉るネタを入れてくるのは面白過ぎてズルい。


38位 『どるから(1)(2)』(石井和義/ハナムラ)

女子高生に憑依した空手家が経営危機の空手道場を経営者目線から立て直す物語。
マーケティング理論やアイドル活動を利用した道場再建計画という発想が面白い。


37位 『甘々と稲妻(10)』(雨隠ギド)

父親と娘と女子高生、料理を通して繋がる3人の絆を描く家庭料理ホームドラマ。
少女二人の成長や変化をきっちり描いており読者は子供を見守る親のような気分になれる。


36位 『ライアーバード(4)(完)』(脇田茜)

音が「見える」少女と協調性のない頑固な少年、不器用な二人の物語、完結。
クセの強いキャラクタ達による、音の共感覚を画面で表現した描写力は最後まで圧巻。


35位 『Artiste(3)』(さもえど太郎)

ある能力に特化した気弱な料理人を主人公にしたパリが舞台のレストラン物語。
キャラクタを魅力的に見せるための物語構成は今巻も健在。作者の漫画巧者っぷりが光る。


34位 『ミステリと言う勿れ(1)(2)』(田村由美)

事件に巻き込まれがちな大学生が、独自の視点でズバズバ語る様子を描いた作品。
セリフの多い画面にも関わらず巧みなコマ構成でストレスなく読ませる手腕お見事。


33位 『猫村博士の宇宙旅行』(杉谷庄吾〔人間プラモ〕)

天才博士が太陽系から銀河を飛び越えて宇宙中を旅する単巻完結SFアドベンチャー。
未知の展開と驚きに溢れており、『ポンポさん』とは別ベクトルで楽しい作品だった。


32位 『二匹目の金魚』(panpanya)

ノスタルジックな背景と屁理屈を具現化したような世界観が特徴的な短編集。
何気ない日常から派生したヘンテコ世界は作者の思考を漫画にそのまま投影した雰囲気。


31位 『最近の娘さん: 最近の赤さん(2)』(とよ田みのる)

とよ田みのる先生が、娘さんの姿(2歳から4歳6カ月まで)を描いた子育てエッセイ。
「あなたは皆から愛されてるよー」というメッセージに溢れたハートフルな作品。


30位 『リウーを待ちながら(3)(完)』(朱戸アオ)

ある伝染病が蔓延し隔離された地方都市を舞台にしたパンデミックサスペンスの完結巻。
リアリティのある医療描写に加えてキャラクタの魅力やエンタメ展開が素晴らしかった。


29位 『星明かりグラフィクス(2)』(山本和音)
人付き合いが苦手な美大生と人脈作りが得意なその友人というコンビを描く美大物語。
灰汁の強い二人が得意分野を活かし、それらが融合して躍動していく様子は痛快。


28位 『映像研には手を出すな!(3)』(大童澄瞳)

それぞれの能力を活かしてアニメーション制作に勤しむ女子高生3人組を描いた作品。
キャラクタの魅力と画面の熱量で相変わらずグイグイ引き込んでくれる。


27位 『少女終末旅行(6)(完)』(つくみず)

人類が滅んで巨大な都市だけが残る世界を旅する二人の少女を描いた物語、完結。
今まで旅をしてきた絶望的な世界に対して二人が出した結論で美しく作品は閉じた。


26位 『サザンと彗星の少女 上下』(赤瀬由里子)

地球人の青年と巨大なパワーを溜め込んだ少女との冒険を描くスペース・スペクタクル。
水彩絵の具で描かれる画面は配色センスがユニークで鮮やか。物語の密度も素晴らしい。


25位 『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』(水上悟志)

怪異絡みの仕事を請け負う「拝み屋」兄妹の冒険を描いた単巻完結のファンタジー作品。
濃いキャラクタやアクロバティックなストーリーがギュッと一冊に詰め込まれている。


24位 『あやめとあまね』(道満晴明)

仲良し女子高生二人組を主人公に一方的なアプローチの様子を描いた百合コメディ。
ドぎついけど軽やかな下ネタやさりげないマニアックなパロディなど道満先生らしさ満載。


23位 『ムシヌユン(6)(完)』(都留泰作)

キモい青年に命運を握られた人類とその顛末を描いた銀河規模のSF作品、完結。
壮大なスケールの展開とキモい主人公の描写が混じった物語は圧巻。近年稀に見る怪作。


22位 『ファイアパンチ(8)(完)』(藤本タツキ)

読者どころか登場人物さえ急展開の連続に思考が追いつかないファンタジー、完結。
主人公が誰であるかを終始描いた作品だった。彼が最後に見せた穏やかな表情が喜ばしい。


『BEASTARS』の作者による、草食と肉食動物の獣人達が入り混じる世界を描いた短編集。
短編ならではの思い切ったキャラクタ設定など、自由度が高いのが良い方向に働いている。


20位 『神クズ☆アイドル(1)』(いそふらぼん肘樹)

やる気ゼロな男性アイドルと女性トップアイドルの幽霊とのコンビを描いたコメディ。
掛け合いが軽快で楽しい。ちょっとレトロな絵柄やワチャワチャした画面の雰囲気も好み。


19位 『メランコリア 上』(道満晴明)

『ニッケルオデオン』以来3年半ぶりとなる道満晴明ショートショートの新作。
12ページで描かれる物語は、突拍子もない発想ながらキッチリ練り込まれている。


18位 『ブルーピリオド(2)』(山口つばさ)

美術に関心がなかった主人公が絵を描く楽しさに目覚め高校2年生から芸大を目指す物語。
試行錯誤を繰り返しながら目標に向かってガムシャラに努力する展開はまさに芸大スポ根。


17位 『世界は寒い(1)』(高野雀)

5発の銃弾と拳銃を手に入れた6人の女子高生が殺したい相手について思いを馳せる物語。
シンプルに力強い題材と情緒的な高野先生の作風がマッチしており素晴らしい。


16位 『双亡亭壊すべし(7)(8)』(藤田和日郎)

空爆でも壊れない謎の建築物「双亡亭」の謎に迫るアクションホラー。
コズミックホラーの領域まで膨らんだ大風呂敷が一人の人物に集約していく構成が見事。


15位 『町田くんの世界(7)(完)』(安藤ゆき)

他人のことをが好きで周りからも愛されている男子高校生を描いた物語の完結巻。
最後まで町田くんは町田くん。シンプルな設定ながらオンリーワンなキャラクター。


14位 『4分間のマリーゴールド(3)(完)』(キリエ)

触れた人の死の瞬間が「見える」救急救命士の男性が主人公の恋愛作品の完結巻。
キャラクタ、伏線、メッセージを全て過不足なく物語に盛り込んでおり素晴らしい読後感。


13位 『モブ子の恋(2)』(田村茜)

自分のことを脇役だと思っている内気な女性の初めての恋を描くピュアラブストーリー。
男性側の視点も描くことで双方の視点から物語が見れるようになり大変共感しやすい。


12位 『北北西に曇と往け(2)』(入江亜季)

物の気持ちがわかる探偵の青年を主人公にアイスランドの過酷で雄大な自然を描く物語。
アイスランドの自然と食物、そして美女がすさまじい画力によって魅力的に描かれている。


11位 『メタモルフォーゼの縁側(1)』(鶴谷香央理)

75歳にしてBL漫画にハマった老婦人とBL好き女子高生との交流を描いた作品。
複数のテーマが奇抜な設定の中にかっちり納まっている。素晴らしい物語の構成力。


10位 『彼女は宇宙一』(谷口菜津子)

自称「宇宙人」の変な女に振り回される男子を描いた表題作含む短編集。
瑞々しい特徴的な絵柄で描かれる女性達には血が通っており現実にいそうな生々しさ。


9位 『イチゴーイチハチ!(5)』(相田裕)

夢破れた少年が高校生生徒会にて「新しく楽しいこと」を見つけていく青春再生物語。
物語当初からは想像できない、活き活きした表情を見せる主人公の変化が本当に喜ばしい。


8位 『金剛寺さんは面倒臭い(1)』(とよ田みのる)

頑固過ぎる面倒臭い女子と誠実な鬼男子を描くジェットコースターラブストーリー。
奇抜な漫画表現の一方でキャラクタの恋愛は真摯に描かれているところ大好き。


7位 『青のフラッグ(4)』(KAITO)

高校生男女4人組の複雑な関係を中心に繰り広げられる青春物語。
入り混じる感情がクリアになっていく様子と、ブレない感情についても対比的に描かれる。


6位 『よつばと!(14)』(あずまきよひこ)

好奇心旺盛で元気いっぱいな少女とその周りの人々を描いた日常物。
いつも通り、新しい物や情報に溢れた世界を楽しむよつばの姿はコミカルかつ微笑ましい。


5位 『うたかたダイアログ(2)』(稲井カオル)

同じバイト先で働く高校生男女の軽快な会話劇を描いたコメディ。
主人公二人のキャラクタががっちりかみ合ってボケツッコミのサイクルがテンポよく回る。


4位 『ゴールデンカムイ(13)(14)』(野田サトル)

戦後の北海道を舞台に、隠された金塊を探して元軍人や陸軍などの各勢力が争う物語。
これまで積み上げてきた物語が一気に消化される怒涛の展開は爽快。


3位 『鉄腕アダム(3)(4)(完)』(吾嬬竜孝)

宇宙から飛来する「蝶」と戦うヒューマノイドが主人公のハードSF、完結。
エンタメ性の高い序盤から壮大なスケールの終盤まで密度の濃い作品だった。


2位 『水上悟志短編集「放浪世界」』(水上悟志)

WEBで公開された際に話題を呼んだSF中編『虚無をゆく』を含む、水上悟志の短編集。
ワンアイディアから広がる短編の楽しさが詰まっている。特に『虚無をゆく』は大傑作。


1位 『月曜日の友達(2)(完)』(阿部共実)

中学生になり変わっていく周囲に戸惑う少女と変わり者の少年を描いた作品の完結巻。
変化を嫌い恐れていた二人が友人になり大人になっていく物語は眩いばかりの美しさ。