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  8月に読んだ新人漫画家さんをまとめます。自分用備忘録。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2018年1月1日~2018年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家(Amazon調べ)」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 8月読んだ新人漫画家作品は9冊。ちょっと控え目。年間120冊ペースはキープ。

 以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸い。


『ロジカとラッカセイ(1)』(紀ノ目)

とある惑星を舞台に、ヘンテコな生き物と人間の子供、二人の日々を描いた物語。
コミカルな掛け合いの一方でダークな作品背景が見え隠れするのがたまらない。


『極主夫道(1)』(おおのこうすけ)

ヤクザあがりの強面主夫が大真面目に家事に勤しむ様子を描いたコメディ。
パンチの効いた迫力満点の画面を活かしたギャグスタイルが素晴らしい。


『おじさんと恋愛未経験女(1)』(tom等)

36歳の男性と付き合い出した恋愛未経験女子力皆無な24歳の女性が主人公の恋愛作品。
タイトル通りのテーマが首尾貫徹されており、主人公の初心なリアクションが可愛らしい。


『今日どこさん行くと?(1)』(鹿子木灯)

熊本の実在の道を取り上げなら、MTの軽自動車で坂道を楽しむ女性を描いた作品。
キュートな絵柄の熊本弁女子は可愛いく自動車描写にも拘りを感じる。


『魔法少女になれません。(1)』(新井春巻)

何かと理由があり魔法少女に変身できない少女が主人公のコメディ。
設定が面白く、それを活かしたネタ作りも意外とバリエーション豊か。


『愛をみせろ』(ふしみあみ)

家庭環境に恵まれない少女と同じアパートに住む教師、その息子を描いたホームドラマ。
ページ数が足りずキャラクタ達の魅力を十分引き出せなかった印象。


『ライフアズなまけものブルース』(沼田ぬしを)

飛来した隕石の影響で死人がゾンビとして蘇る作者デビュー作含む短編集。
上記のアイディアは良いがそれ以外の作品はやや拙さが目立つ。


『東京核撃』(細野史羽)

某国から東京に核兵器が発射された状況で主人公女性が避難する様子を描いた作品。
すごい題材。真偽は怪しいがそこそこ現実的っぽい避難方法が解説されている。


『あなたソレでいいんですか(1)』(前田悠)

悩む男性達を正論のような論調で面白半分にからかう女子高生を描いた作品。
会話中心の作品だが作画の弱さが足を引っ張る。論破女子という設定も既視感。