2018年下半期まとめ記事、全3つ中の1つ目。好きだった表紙まとめ。上半期のまとめはこちら。
2018年全体のまとめとは別物です。お間違いなく。
漫画表紙についての私の意見は上半期と変わっていません。コピペですが下記の通り。
私は4年ほど前から完全に電子書籍に移行しており、紙の漫画を手に取る機会も少なくなりました。装丁の美しさという点においては、電書は紙の本には絶対に叶わないのですが、漫画の表紙デザインは引き続き重要な要素となってくるかと思います。下に示す図はkindleのコミックストア(PC版)のスクリーンショットですが、漫画表紙がずらっと並びます。日々大量の漫画が発刊され、過去作も膨大な量がある中で、読者に手に取ってもらうためには印象的な表紙デザインが今後も必要になると考えています。
kindleコミックストアのスクリーンショット(2018年12月24日現在)。漫画表紙が雑然と並ぶ。
本記事では2018年下半期に私が読んだ400冊強の漫画の中で、特に表紙デザインが好きだったものを20作品ピックアップしました(順番はだいたい発売月順)。漫画選びの参考にして頂けますと幸い。皆さんも好きな表紙デザインについて一度考えてみましょう。
恐ろしいはずの都市伝説達が闊歩する電車内はなんだかお祭りのようでコミカルな雰囲気。
絵具を顔に塗られながらも意に介さず視線を逸らさない様子が露伴先生らしくて良い。
主人公3人の立ち絵と日本語英語のタイトルロゴ、セリフのバランスが取れた構図。
作中で紹介されている映画の場面が詰め込まれた画面はカオスな様相。
これぞ『寄生獣』と見たものに感じさせる寄生生物のデザインが強烈。
躍動感のあるタイトルロゴが目を引く。着物に人物が写っているのもユニーク。
気品溢れる雰囲気を漂わせながらオタ活している二人というギャップが良い。
コマ送りの各挙動が主人公の半生を表しており面白い。ロゴの改行が歪なのもユニーク。
シンプルな構図にワンポイントで背景が写り込む仕掛けがスタイリッシュ。
大胆な空白やタイトルより大きい著者名ロゴなど本の中身と同様な妙ちくりんな表紙。
バーの看板のようなタイトルロゴデザインが可愛い。キャラクタも挙動不審でユニーク。
逆光の中、カッコよくポーズを決める主人公とその周りを囲う埴輪というアンバランスさ。
明るい外の世界と暗い部屋の中、その間に位置する主人公という比喩表現が秀逸。
食べ物を目いっぱい詰め込んだ上部と空白の目立つ下部という画面バランス素晴らしい。
本棚と人物、その他の小物を大胆に配置した構図が面白い。
荒廃した世界と澄み渡った青空、女子高生と柴犬という本作要素を詰め込んだ表紙。
モノクロの中で少女のワンピースだけが青く輝いている画面が印象的。
夫婦二人の背景が夫の大きな顔というデザイン面白い。
背景とロゴ、色使いまで昭和風味。白昼夢のような雰囲気が森見作品らしい。