スクリーンショット (146)

2018年下半期まとめ記事、全3つ中の2つ目。新人漫画家編。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2018年1月1日~2018年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家(Amazon調べ)」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 上述したレギュレーションの「新人漫画家」の中で下半期に私がコミックを読んだのは計65人。上半期と偶然同数。まぁよく読めました。

 その中で特にオススメの漫画家さんを20人ピックアップします。わかりやすくランキング形式ですが、順番はあまり気にせず全てオススメ作品だと捉えて頂けると幸いです。


20位 『僕は君を太らせたい!(1)』茸本朗/横山ひろと

ゲテモノ揃いの自然の食材を使った野食に頼りながら旅をする男女二人を描いたグルメ物。
野食グルメ要素はかなりしっかりしており、キャラクタの掛け合いもテンポ良くて楽しい。


19位 『藤井おでこげきじょー(1)』藤井おでこ

ツイッター漫画で度々バズっている作者が描くバリエーション豊かなギャグオムニバス。
画面的にも展開的にもインパクトを重視したギャグスタイルはテンポが良くて読みやすい。


18位 『なんで生きてるかわからない人 和泉澄25歳(1)』(あぬ)

タイトル通りの不安を抱えながらフリーターとして働く女性を描いた作品。
全編通して夢も希望も持てない人間の負の思考がリアリティたっぷりに描写された問題作。


17位 『太陽の塔(1)』森見登美彦/かしのこおり

自分のことを振った女性を観察する腐れ男子大学生が主人公の小説コミカライズ。
キャラクタの雰囲気やレトロな画面演出、モノローグの入れ方など原作リスペクトが伺える。


16位 『ブルーストライカー(1)』(柴田ヨクサル/沢真)

くたびれた無職の中年男が謎のアプリを通したストリートファイトに巻き込まれる物語。
ダイナミックな見開きなどのヨクサルワールドを上手く作画が盛り立てている。


15位 『こじらせ百鬼ドマイナー(1)』南郷昇太

妖怪の学校に転入した人間の少年がマイナーをこじらせた妖怪達と交流する妖怪コメディ。
作画の安定感と女の子の可愛さ、掛け合いの軽快なテンポなどは光るものがある。


14位 『墓場の沙汰も金しだい!』林あらた

友達がほしい墓守の少女が墓荒らしに来た少年をあの手この手でもてなすコメディ。
キャラクタ設定を活かして展開がテンポよく進むので読みやすい。ラブコメ要素も適度。


13位 『リボーンの棋士(1)(2)』(鍋倉夫)

将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋に目覚める姿を描いた物語。
キャラクタ設定とその配置が巧みで上手く物語が転がせる力量が感じられる。


12位 『私のおっとり旦那』木崎アオコ

ネガティブな作者とおっとりな旦那、正反対な夫婦の生活を描いたフルカラーエッセイ漫画。
ツイッターでアップされてたの1ページの日常描写も良いし長編エピソードも心温まる。


11位 『バジーノイズ(1)』(むつき潤)

音楽さえあれば孤独も厭わない青年と彼に目を付けた破天荒な女性が主人公の音楽青春物。
スタイリッシュな絵柄とダウナーなキャラクタ、ポップな画面表現など個性的で良い。


10位 『学校のこども(上)』(下待迎子)

外部入学生が内部進学者に迫害される女学院において外部生のある「秘密」を描いた物語。
「秘密」の存在により虐げられる少女達の心情が上手く演出しており巧みな舞台設定。


9位 『終末の惑星』大家

間近に迫る小惑星の落下を待つばかりの惑星を舞台にした表題作を含むSF短編集。
ストーリーの構成力と魅せたい場面への持って行き方に光るものがある。


8位 『乙女文藝ハッカソン(1)』山田しいた

制限時間付きリレー小説コンテストに挑む女子大生達を描いた作品。
アイディアの出し方や物語の起伏演出など創作のハウツーが興味深い。


7位 『異世界おじさん(1)』殆ど死んでいる

17年間の異世界生活から現代に帰還した30代男性と甥との共同生活を描いたコメディ。
オタクの世代ギャップネタとぼっち異世界生活ネタの相乗効果が上手く働いている。


6位 『極主夫道(1)(2)』(おおのこうすけ)

ヤクザあがりの強面主夫が大真面目に家事に勤しむ様子を描いたコメディ。
パンチの効いた迫力満点の画面を活かしたギャグスタイルに安定感がある。


5位 『錦糸町ナイトサバイブ(1)』(松田舞)

キャバ嬢になるため上京したちびっ子女性が夜間診療歯科で働き始めるコメディ作品。
可愛らしい絵柄やテンポの良い掛け合い、仕事物とコメディのバランスが素晴らしい。


4位 『ロジカとラッカセイ(1)』(紀ノ目)

とある惑星を舞台に、ヘンテコな生き物と人間の子供、二人の日々を描いた物語。
コミカルな掛け合いの一方でダークな作品背景が見え隠れするのがたまらない。


3位 『アスペル・カノジョ(1)(2)』(萩本創八/森田蓮次)

同人描きの男のもとに突然転がり込んできたアスペルガー症候群の女性を描いた作品。
主人公の行動はショッキングな場面も多いがリアリティがあり引き込まれる。


2位 『あせとせっけん(1)』(山田金鉄)

汗かきな女性とその女性のにおいから着想を得る男性との関係を描いた社内恋愛物。
大変フェチズム溢れる題材でヒロインが可愛く相手方男性は変態というバランスが良い。


1位 『呪術廻戦(0)~(3)』(芥見下々)

社会に潜む呪いを祓う呪術師達を育成する学校を舞台にしたバトル物。
魅力的なキャラクタやスピード感のある展開など素晴らしい。ジャンプ新鋭最前線。