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   1月読んだ漫画をまとめます。 先に投稿した『2019.1_読んだ新人漫画家まとめ』とは別物です。新人に限らず、読んだ漫画のまとめ。

 1月に読んだ漫画は68冊。2019年のスタートとしてはそこそこ良いペースで読めたかと思います。
 読んだ中でも特に面白かった作品をいくつかピックアップします。まずは、1月発売だった作品から。


『山と食欲と私(9)』(信濃川日出雄)

単独登山が趣味のOLを主人公に登山とそれにまつわるグルメを描いた作品。
ネタがバリエーション豊富で、特に登場する創作料理はどれも作ってみたくなるユニークさ。


『僕と君の大切な話(5)』(ろびこ)

耳年魔でひねくれてる男子とその男子が気になる女子、高校生男女を描いたラブコメディ。
相思相愛で意識し合ってるけど付き合う前の二人のやり取り、大変甘酸っぱい。


『十二人の死にたい子どもたち(3)(完)』(冲方丁/熊倉隆敏)

集団安楽死のために集まった12人の子供達が正体不明の「13人目」の謎に迫るミステリ。
細かいトリックに執着し過ぎた嫌いはあるがラストの疾走感は気持ちいい。


『ブルーストライカー(2)』(柴田ヨクサル/沢真)

くたびれた無職の中年男が謎のアプリを通したストリートファイトに巻き込まれる物語。
トリッキーなヨクサルワールドが安定感のある美麗な作画で彩られており良いコンビ。


『金剛寺さんは面倒臭い(3)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との生涯を通した恋愛を描いたラブコメディ。
前衛的な漫画表現に埋もれない力強い魅力的なキャラクタが素晴らしい。


『僕らの色彩(1)』(田亀源五郎)

自身がゲイであることを周りに打ち明けられず悩む少年とその周囲の人々を描く物語。
カミングアウトが作品の中心。彼らの心理描写が丁寧で非常に勉強になる。


『バジーノイズ(2)』(むつき潤)

音楽さえあれば孤独も厭わない青年と彼に目を付けたやや破天荒な女性が主人公の物語。
エッジの立ったキャラクタ達が互いに影響し合いながら変化していく様子は青春物ど真ん中。


『二コラのおゆるり魔界紀行(2)』(宮永麻也)

魔族が住む魔界に迷い込んだ人間の少女と悪魔の青年との呑気な冒険を描いたファンタジー。
不気味なデザインの魔族達もキュートに思える温かみのある絵柄が大変魅力的。


『北北西に曇と往け(3)』(入江亜季)

アイスランドを舞台に、物の気持ちがわかる探偵の青年と厄介な依頼人達を描く物語。
今巻はキャラクタ描写中心でストーリー。画面をたっぷり使った人物作画は美しい。


『うたかたダイアログ(3)(完)』稲井カオル

同じバイト先で働く高校生男女の軽快な会話劇を描いたコメディ。
センス溢れる掛け合いは最後まで安定。2種類のラストが用意された物語構成もお見事。


『モブ子の恋(4)』田村茜

自分のことを脇役だと思っている内気な女性と同じく内気な男性を主人公に描かれる恋愛物。
想いと葛藤、そして一歩踏み出す勇気がそれぞれの視点で丁寧に描かれており素晴らしい。


『バスルームのペペン(5)』川西ノブヒロ

ゆるキャラのような癒し系妖怪達と人間との交流を描いたハートフルコメディ。
可愛くってコミカルな掛け合いが楽しい。ハッピーな雰囲気に包まれた作品。


『LIMBO THE KING(5)』田中相

謎の奇病「眠り病」の治癒のために患者の意識に潜り込む二人の男を描くSFサスペンス。
ユニークな世界観を活かした細かい仕掛けに感心させられる。


『本田鹿の子の本棚 大乱戦クラッシュファミリーズ篇』佐藤将

クレイジーな読書趣味の娘の本棚を盗み見る父親とぶっ飛んだ設定の作中作を描くコメディ。
作中作の狂気溢れる雰囲気がクセになる。ネタもバリエーション豊かで飽きない。


『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(14)』谷川ニコ

陰気で口の悪いオタク女子とその周りのクラスメイト達を描いたコメディ。
尖ったキャラクタ達が各自違う役割で主人公の成長を後押ししていく構成素晴らしい。


『スキップとローファー(1)』高松美咲

自信家だけどちょっと抜けてる田舎少女とクラスメイト達との交流を描いた作品。
主人公のキャラクタが愛らしい。彼女の影響が周囲に波及するストーリーも気持ちいい。


『あせとせっけん(2)』山田金鉄

汗かきな女性とにおいフェチの男性というカップルを描いた社内恋愛物。
付き合った後もカップルとして関係が深まっていく描写が丁寧なの良い。


『天地創造デザイン部(3)』蛇蔵/鈴木ツタ/たら子

ハチドリやラッコなど、珍しい生態の生き物をデザインする天使達を描く生物コメディ。
荒唐無稽な草案最終的に我々の知っている動物の姿になっていくプロセスが興味深い。


『ハコヅメ~交番女子の逆襲~(5)』秦三子

元警察勤務の作者が描く、街の交番に務める女性警察官の勤務の様子を描いたコメディ。
市民への対応や警察内の様子など一般人には見えない部分の描写にリアリティがある。


『グヤバノ・ホリデー』panpanya

ノスタルジックな背景描写と日常に潜む何気ない事象に着目した作風が特徴的な短編集。
他の漫画では味わえないpanpanyaワールドは相変わらず素晴らしい。


 以上が、1月発売の作品で面白かったもの。
 一番面白かったのは『うたかたダイアログ(3)(完)』(稲井カオル)
 全3巻と思ったよりも早い完結だったけど、安定したクオリティ、練り込まれた構成、
ストレスなく読める工夫、綺麗にまとまったラスト、と文句なしの傑作でした。
 続いては、1月発売じゃないけど面白かった作品。



『幽遊白書(1)~(19)』冨樫義博

異界から人間界にやってきた妖怪達を相手にする霊界探偵を描いた物語。
序盤のバトル展開や中盤の作風変化、終盤の失速も含め漫画史に残る作品なんだろうなぁ。