2019_GWセール

 ゴールデンウィークということで、KADOKAWAの特定レーベル作品が50%オフになっています。電撃系やエース系、メディアファクトリー系など。長編作品は最新刊を除く全てがセール対象になっておりまとめ買いにもってこいです。
 セール対象漫画の中でオススメを22作品ほど紹介します。皆さんの漫画購入の参考にして頂けますと幸いです。

『藤井おでこげきじょー(1)』(藤井おでこ)

昔話ネタなどバリエーション豊かなギャグオムニバス。
画面的にも展開的にもインパクトを重視したギャグスタイルはテンポが良くて読みやすい。


『このかけがえのない地獄』(アッチあい)

他人と異なる悩みを抱える少女達が主人公の短編集。
ワンアイディアを短編でキチっと魅せるようにストーリーが練られており好感が持てる。


『銀河の死なない子供たちへ(上)』(施川ユウキ)

悠久の時を生き続ける二人の不死の兄妹と人間の少女との出会いを描いた作品。
「死」とは何かという壮大なテーマに真正面から向かい合った快作。


『やがて君になる(1)~(6)』(仲谷鳰)

先輩から告白されるが恋愛感情を抱けない主人公を描く百合恋愛物。
他人との距離感や恋愛感情との向き合い方に関する描写が巧み。


『三ツ星カラーズ(1)~(6)』(カツヲ)

野周辺の平和を守るためパトロール(遊び)に励む女子小学生3人組の話。
主人公3人組のテンポのずれた掛け合いや見守るご近所さんという構図がほんわかする。


『日常(1)~(10)』(あらゐけいいち)

不条理に近いノリのドタバタコメディが繰り広げられるギャグオムニバス。
鬼才 あらゐけいいち先生の代表作。緻密で賑やかな画面も独特で楽しい。


『であいもん(1)~(6)』(浅野りん)

のんきな青年としっかり者の少女が主人公の京都の和菓子屋を舞台にしたホームドラマ。
京都弁飛び交う軽快な掛け合いが楽しい。


『けものみち(1)~(4)』(まったくモー助/夢唄/暁なつめ)

ケモナーのプロレスラーが異世界にて魔物の少女達とペットショップを営むコメディ。
出オチみたいな設定ながらギャグはクオリティ高い。
 

『燐寸少女(1)~(6)』(鈴木小波)

妄想を具現化する燐寸に惑わされる人々を描いたオムニバス作品。
鈴木小波先生のオリジナリティ溢れる画面表現が存分に楽しめる、眺めるだけで楽しい作品。


『ニンジャスレイヤー(1)~(14)』(余湖裕輝/本兌有・杉ライカ/ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ/田畑由秋/わらいなく・余湖裕輝)

トンデモ日本の世界観の中、ニンジャが殺し合うサイバーパンク小説の漫画版。
原作リスペクトが随所に感じ取れる素晴らしいコミカライズ。


『ライアーバード(1)(2)』(脇田茜)

音が「見える」少女と協調性のない頑固な少年、不器用な二人が音楽を通して繋がる物語。
音の共感覚を画面で表現する描写力は圧巻。


『バタフライ・ストレージ(1)(2)』(安堂維子里)

死人の記憶が封じ込められた「蝶」を管理する機関を舞台にしたSFアクション。
独特の世界観が魅力的で根強いファンも多い作品。


『十月桜』(中野でいち)

有名小説家の娘である車椅子の少女と、その少女の世話をする図書館司書の物語。
鬼才 中野でいち先生のデビュー作。新作心待ちにしている。


『ちおちゃんの通学路(1)~(9)』(川崎直孝)

ゲーム脳女子高生が通学路を舞台に繰り広げるハイテンションコメディ。
無駄に激しいアクションと器のちっちゃい少女達の争いが楽しい。


『煩悩寺(1)~(3)』(秋★枝)

「煩悩に溢れた」部屋に住む青年とそこに通う女性を描いた作品。
秋☆枝先生らしい妙に理屈っぽいセリフ回しが独特のテンポがあって楽しい。


『俺の姫靴を履いてくれ(1)』(須河篤志)』

極度の足フェチで好みの足を見ると欲情する靴屋の男とその靴屋で働く女子高生の物語。
変態的なフェチズム溢れる作品。


『あの娘にキスと白百合を(1)~(9)』(缶乃)

お嬢様学校を舞台にしたオムニバス百合物語。
魅力的なキャラクタ達と丁寧で読みやすい画面が素晴らしい。


『ガイコツ書店員 本田さん(1)~(3)』(本田)

大型書店コミック担当の現場を描いた仕事漫画。
大型書店ならではの客層(特に外国人)や出版社営業とのやりとりのネタが面白い。


『マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~(1)(2)』(町田粥)

タイトル通り、衰退ジャンルのオタク二人とそのオタ活を描いた作品。
マイナージャンルオタクが共感しやすいネタ多い。ツッコミ不在のテンポも好き。


『乙女怪獣キャラメリゼ(1)(2)』(蒼木スピカ)

恋愛感情を抱くと身体が怪獣へと変化してしまう少女の困難な恋を描いた作品。
相反する二つの要素が危ういバランスで共存するのユニーク。


『服を着るならこんなふうに(1)~(7)』(しまのやえ)

服に対して無頓着の兄がお洒落な妹からファッションのいろはを教えてもらう物語。
ファッションハウツーとして実用性もある内容。


『メタモルフォーゼの縁側(1)』(鶴谷香央理)

75歳にしてBL漫画にハマった老婦人とBL好き女子高生との交流を描いた作品。
複数のテーマが奇抜な設定の中にかっちり納まっている。素晴らしい物語の構成力。