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 6月読んだ漫画をまとめます。 先に投稿した『2019.6_読んだ新人漫画家まとめ』とは別物です。新人に限らず読んだ漫画のまとめ。
 6月に読んだ漫画は106冊。大人買いのまとめ読みが多かったのもありますが、恐らく人生で一番沢山漫画読んだ月になりました。沢山読んだ分、沢山漫画楽しめて幸せ。
 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、6月発売だった作品から。


『ワールドトリガー(20)』(葦原大介)

異次元からの侵略者である近界民と戦うボーダー達を描いた戦略バトル物。
綿密に組み込まれた集団戦に交錯する思惑、スキのない作画などワートリの魅力てんこ盛り。


『いそあそび(3)(完)』(佐藤宏海)

海沿いの田舎町に移り住んだ没落貴族の少女が磯で取れる食料で半自給自足生活をする物語。
キャラクタの関係性やストーリーにしっかり区切りをつけて綺麗にフィナーレ。良いラスト。


『メタモルフォーゼの縁側(3)』(鶴谷香央理)

75歳にしてBL漫画にハマった老婦人とBL好き女子高生との交流を描いた作品。
交わらないはずの二人をBLが繋ぐという構成の特異さに改めて感心させられる。


『極主夫道(3)』(おおのこうすけ)

元ヤクザの強面過ぎる主夫の男を主人公にしたコメディ。
画面の迫力と勢いでアホらしい展開をねじ込んでくるコメディ腕力凄まじい。


『惑星の影さすとき』(八木ナガハル)

『無限大の日々』で話題になったコミティア作家さんのハードSF短編集第二弾。
科学をベースにした壮大なスケールの思考実験のような話を収録しており大変刺激的な内容。


『ブルーストライカー(3)』(柴田ヨクサル/沢真)

くたびれた無職の中年男が謎のアプリを通したストリートファイトに巻き込まれる物語。
『エアマスター』キャラクタの登場や素っ頓狂な展開運びなどなど、ヨクサルワールド全開。


『重版出来!(13)』(松田奈緒子)

出版社の漫画編集を中心に漫画に携わるプロフェッショナルを描くお仕事漫画。
今回も、漫画業界の流行を押さえたネタ選びで興味深い内容。中田先生頑張れ。


『あした死ぬには、(1)』(雁須磨子)

加齢に伴う心身の変化に戸惑ったり気持ちが追い付かない40代の女性達を主人公にした物語。
周囲からの評価の変化などアラフォー女性の悩みが痛いほどリアルに描かれる。


『レキヨミ(1)』(柴田康平)

エキセントリックな姉としっかり者の妹の獣人姉妹を中心に繰り広げられるコメディ。
ファンタジーな出来事の中にお下劣なネタが入り混じるコメディスタイルは独特な雰囲気。


『殺し屋Sのゆらぎ(1)』(舟本絵理歌)

ターゲットの女子高生に惚れて専属ボディガードになった殺し屋男性の日々を描いた作品。
世間ずれした主人公やのんびりしたヒロインのキャラクタと素朴な絵柄がマッチしている。


『ダブル(1)』(野田彩子)

天才肌の男性と彼をサポートするもう一人の男性、合わせて一人前の二人の俳優を描く物語。
野田先生の力強い作画で描かれる演技シーンが臨場感たっぷり。特に表情が大変セクシー。


『学校のこども(下)』(下待迎子)

女学院の一室にて7年間住まう少年と彼を共通の「秘密」として囲う女学生達を描いた物語。
特異な舞台設定を上手く活かして各登場人物の心情を綴り綺麗に物語が閉じた。良作。


『モブ子の恋(5)』(田村茜)

自分を脇役だと思っている内気な女性と同じく内気な男性を主人公にした恋愛物語。
経験がなく手探りで、しかし勇気を振り絞って歩みを進める二人の関係が微笑ましい。


『ブルーピリオド(5)』(山口つばさ)

高校2年時に美術に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸大入学を目指して受験を戦う物語。
龍二編、キャラクタの苦しみを痛々しいほどリアルに描いており素晴らしい。


『私のおっとり旦那 ~はじまる凸凹夫婦生活~』(木崎アオコ)

ネガティブな作者とおっとりな旦那、正反対な夫婦の生活を描いたフルカラーエッセイ。
ほっこりとシビアなエピソードが同居しつつ最終的には旦那の包容力に包まれる安心感。


『あの人の胃には僕が足りない(3)』(チョモラン)

怪物を惹きつける少年と秘密を抱えた先輩女子がワタリと呼ばれる怪物を対峙する物語。
味のある魅力的な作画とクセの強いキャラクタ達にオンリーワンな魅力がある。


『付き合ってあげてもいいかな(2)』(たみふる)

勢いで付き合い始めた大学生二人のすんなりいかない関係を描く百合恋愛物。
マイノリティーな恋愛だけでなく、なし崩しに始まった交際の危うさなどの描写も秀逸。


『いつもぼくをみてる(2)(完)』(山本さほ)

90年代を舞台に、小学生達だけに見える罪悪感の化身とそれをめぐる物語の完結巻。
ナイーブな展開も挟まり、小学生の無知さやそこからの成長がしっかり描かれ綺麗に完結。


『王様ランキング(4)』(十日草輔)

耳が聞こえない非力な王子が立派な王様を目指して奮闘する姿を描くファンタジー作品。
キャラクタがストーリーに馴染んできて皆魅力的に見てきた。サクサクと話が進むのも良い。


『響~小説家になる方法~(12)』(柳本光晴)

エキセントリックな天才文学少女を描くなんちゃって純文学エンターテイメント作品。
キャラクタの魅せ方や対立構図の作り方が上手く柳本先生の本領発揮といったところ。


『踊るリスポーン(1)』(三ヶ嶋犬太朗)

死んでも生き返る不死身の少年と彼を病的に愛する少女との恋愛を描くラブコメディ。
ぶっ飛んだ設定と破天荒なキャラクタを飼い慣らす言葉選びと掛け合いのセンスが光る。


『ふたり生徒会(5)~(7)(完)』(ゆずチリ/かとそん)

寡黙な会長と彼に好意を寄せる副会長、たった二人の中学生徒会の活動を描くコメディ。
生徒会メンバーが入れ替わりながら話が進む構成が成長物語として上手く機能していた。


 以上が6月発売の作品で面白かったもの。
 一番面白かったのは『ダブル(1)』(野田彩子)。野田先生のBL作家ならではの男性コンビ描写への拘りがいい具合に働いている印象。庇護欲をくすぐるキャラクタ描写も良い。
 続いては6月発売じゃないけど面白かった作品。


『マンガに、編集って必要ですか?(1)』(青木U平)

45歳のパッとしない男性漫画家と24歳の新人担当編集女性とのやり取りを描いた作品。
ショッキングなタイトルだが内容は公平。女の子が造形も性格も可愛くて素晴らしい。


『鬼滅の刃(1)~(15)』(吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
キャラクタの個性を活かした展開運びや段階的に成長していく敵味方など少年漫画力高い。


『銛ガール(1)』(岩国ひろひと)

素潜りで魚を銛で突いて捕まえる「魚突き」に興じる少女達を描いた作品。
初心者が魅力に気づく様子など題材の活かし方が巧み。少女達の関係性の描き方も良い。


『ザ・ファブル(2)~(7)』(南勝久)

殺しの天才の男が1年間一般人として身を潜めて生活する様子を描いたサスペンスコメディ。
アホらしいコメディとスピード感あるシリアスの落差楽しい。キャラクタの人間臭さも良い。


『その着せ替え人形は恋をする(1)~(3)』(福田晋一)

雛人形を愛する少年と彼にコスプレ衣装作成を依頼する少女を描くコスプレラブコメ。
ギャルとオタクのハイブリッドヒロインがユニークで可愛い。強めのお色気もいい塩梅。


『みつどもえ(1)~(19)』(桜井のりお)

個性豊かな三つ子とそのクラスメイト達の引き起こす騒動を描く小学生コメディ。
キャラクタを活かしたシチュエーション重視のパワフルなギャグは素晴らしい安定感。