『古見さんは、コミュ症です。(14)』

 令和で初めての夏ですね皆さん、漫画を読みましょう。

8/2 『とけだせ!みぞれちゃん(3)』(足袋はなお)

雪女が暑さで体を溶かしながらも初めて過ごす夏を謳歌する姿を描いたコメディ。
キャラクタデザイン可愛らしい。お決まりネタにパンチがあって安定感がある。


8/2 『悪魔のメムメムちゃん(8)』(四谷啓太郎)

全然仕事できないところがダメ可愛いポンコツ悪魔を中心にしたドタバタコメディ。
マンネリになるかと思いきやキャラクタの強さやテンポの良さでしぶとく面白い。


8/2 『チェンソーマン(3)』(藤本タツキ)

普通の暮らしに憧れるデビルハンターの男と悪魔との戦いを描いたダークファンタジー。
ジャンプ本誌とは思えないバイオレンス描写と灰汁の強い雰囲気。キャラクタも魅力的。


8/2 『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GB(4)』(増田こうすけ)

歴史上の人物を使ったり、変な設定が繰り広げられるギャグオムニバス。
連載開始後17年経過しても変わらぬノリとクオリティが維持。レジェンド級作品。


8/2 『ムーンランド(3)』(山岸菜)

自分の体を思い通り動かすために体操を目標とする少年を主人公にした高校部活物。
体操競技の評価方法を上手く利用した主人公やライバルキャラの性格など設定丁寧。


8/2 『顔がこの世に向いてない。(1)』(まの瀬)

自身の容姿にコンプレックスを抱えた女子高生が初カレに戸惑うネガティブ恋愛コメディ。
ライトな雰囲気ながら強烈で繊細なテーマ。作品の舵取り手腕が試される。


8/6 『ふたりソロキャンプ(3)』(出端祐大)

二人だけど「ソロキャンプ」をすることになった中年男性と女子大生を描いた作品。
ヘンテコ設定の皮を被っているが、蓋を開ければ至極真っ当なキャンプ物。作画も安定。


8/7 『図書館の大魔術師(3)』(泉光)

図書館が権威を持つ世界で、司書となる夢を持った少年の冒険を描いたファンタジー作品。
緻密で美しい作画と見開きを活用した画面表現は素晴らしい。


8/7 『半助喰物帖(2)』(草香去来/灯まりも)

江戸時代からタイムスリップしてきた武士が、文化を学びながら料理を作るグルメ漫画。
飛び道具みたいな設定にも関わらず、堅実に進んでいく物語には地味ながら安心感がある。


8/8 『AIの遺電子RED QUEEN(5)(完)』(山田胡瓜)

母親のコピー人格を回収するための旅をする青年を主人公にした近未来SFサスペンス。
ダイナミックなストーリーにどのようなラストが待ち受けているのか楽しみ。


8/8 『吸血鬼すぐ死ぬ(13)』(盆ノ木至)

クソ雑魚吸血鬼と吸血鬼ハンターの男のコンビを中心に繰り広げられるドタバタコメディ。
畳みかけるようなネタ密度と鬱陶しいけど憎めないキャラクタ達が魅力。


8/8 『ホームルーム(5)』(千代)

人気者の高校教師と陰湿なイジメを受ける女生徒との異常な関係を描くサイコサスペンス。
写実的な絵柄と喜劇じみた奇怪なキャラクタが特徴的な作品。


8/8 『一日三食絶対食べたい(2)』(久野田ショウ)

氷河期に突入した地球を舞台に、過去の人類の遺産で生活する人々を描く物語。
世界観もユニークだが、何よりキャラクタの駆け足が素っ頓狂で面白い。


8/8 『味噌汁でカンパイ!(8)』(笹乃さい)

父子家庭に暮らすしっかり者の少年とその幼馴染の少女を描く味噌汁ラブコメディ。
味噌汁豆知識は興味深い。ラブ要素にそろそろ進展が欲しいところ。


8/8 『青のオーケストラ(6)』(阿久井真)

元天才バイオリニストの少年とオーケストラ部の仲間達を描く青春高校部物。
キャラクタがストレートに感情をぶつけ合うストーリー展開がシンプルで力強い。


8/8 『春のムショク(4)』(井上まい)

無職男性とその男の前に突然現れて求婚した不思議な少女が主人公のラブストーリー。
キャラクタの変幻自在な表情が魅力的。ストーリーも不思議な雰囲気。


8/8 『あーとかうーしか言えない(2)』(近藤笑真)

言語のアウトプットが苦手な新人エロ漫画家と彼女の担当編集者コンビを描く漫画業界物。
臨場感ある漫画創作描写などユニーク。拙い作画は目につくが熱量溢れる作品。


8/8 『エーゲ海を渡る花たち(2)』(日之下あかめ)

15世紀中ごろのイタリア半島を舞台に、二人の少女が各地を旅する様子を描いた物語。
当時の文化紹介が細かく丁寧で、風景やファッションなどにも拘りを感じる。


8/9 『進撃の巨人(29)』(諫山創)

巨人と人類の生存戦争を描いていた巨編ダークファンタジー。
閉塞的な絶望感とどんでん返しが本作の特徴。キャラクタに対して容赦ない。


8/9 『ひゃくえむ。(3)』(魚豊)

足が速い「だけ」の少年といじめられっ子の転校生を描く100m走を題材にした物語。
強い言葉と強い演出を次々繰り出してくる作風には荒削りながらパワーがある。


8/9 『へんなものみっけ!(4)』(早良朋)

博物館を舞台に、様々な生き物や自然物とそれに関連する変人専門家達を描いた作品。
活き活きしながら自分の専門分野について語るキャラクタ達が魅力的。


8/9 『僕と君の大切な話(6)』(ろびこ)

耳年魔でひねくれてる男子とその男子が気になる女子、高校生男女を描いたラブコメディ。
相思相愛で意識し合ってるけど付き合う前の二人のやり取り、大変甘酸っぱい。


8/9 『逃げるは恥だが役に立つ(10)』(海野つなみ)

実写ドラマも軽い社会現象になった契約結婚物語の続編。
ヒット作の続編に思うところもあるが、キャラクタ達のその後が見れるのは素直に嬉しい。


8/9 『売国機関(2)』(品佳直/カルロ・ゼン)

内紛を収めるためならどんな汚い手でも使う特務機関の人々を描いた物語。
重厚でハードボイルドな雰囲気が特徴的で、熱量が高く読み応えがある。


8/9 『ロジカとラッカセイ(3)(完)』(紀ノ目)

ヘンテコな生き物と人間の子供とその周囲の人々との日々を描いたファンタジー作品。
カートゥーンアニメのようなコミカルな雰囲気と垣間見えるブラックな舞台背景が良い。


8/9 『Artiste(5)』(さもえど太郎)

腕はピカイチだけど気弱な料理人とレストランの同僚達を描いた職人物語。
魅力的なキャラクタ達とそれを活かす巧みなストーリー構成は相変わらず良い。


8/9 『働かないふたり(17)』(吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
皆仲良く贅沢な暇つぶしに興じており作中に入って仲間に入れてもらいたくなる。


8/10 『王様ランキング(5)』(十日草輔)

耳が聞こえない非力な王子が立派な王様を目指して奮闘する姿を描くファンタジー作品。
キャラクタがストーリーに馴染んできた感覚。サクサクとテンポよく話が進むのも良い。


8/10 『涙煮込み愛辛さマシマシ』(にくまん子)

ただれた性の雰囲気が漂うにくまん子先生の商業3作目の短編集。
続刊が発売されるというのは前作が売れたということなので嬉しい。強い作風の漫画家さん。


8/10 『サーカスの娘オルガ(3)』(山本ルンルン)

19世紀のロシアの地を舞台に、旅するサーカス一団に売られた少女を描く物語。
山本ルンルン先生のメルヘンチックな絵柄と題材ががっちり噛み合って素晴らしい。


8/10 『偽史山人伝』(詩野うら)

思考実験のような設定のSFが展開される『有害無罪玩具』の詩野先生2作目の短編集。
個性強い作品を自身のHPで発表し続けていたオンリーワンな漫画家さんなので続刊嬉しい。


8/16 『古見さんは、コミュ症です。(14)』(オダトモヒト)

ものすごい美少女だけど人付き合いが苦手な女子高生を中心にしたキャラコメディ。
主人公カップルの甘酸っぱいやりとりや賑やかなキャラクタ同士のやりとりが魅力。


8/16 『不滅のあなたへ(11)』(大今良時)

外部からの刺激を受けてその姿にそっくり変化する青年が主人公のファンタジー作品。
唯一無二な世界観。10巻でも本筋がイマイチつかめない不思議なストーリー。


8/23 『乙女怪獣キャラメリゼ(3)』(蒼木スピカ)

感情が高ぶると身体が変化し、大怪獣になってしまう少女の初恋を描いたラブコメディ。
設定をしっかり活かして物語を展開している。少女漫画ライクな絵柄も可愛い。


8/23 『千年狐(2)~干宝「捜神記」より~』(張六郎)

中国の古典文学を現代風に噛み砕いて描かれる御伽話風連作短編集。
アレンジのクセが強く独特。ギャグシーンのキャッチ―なコミカルさに強み。


8/23 『めしにしましょう(8)(完)』(小林銅蟲)

締め切り間際の漫画家の仕事場を舞台に「やり過ぎ」料理を作る様子を描いたグルメ漫画。
小林先生にしか描けないグルメ漫画だった。最後まで楽しませてもらおう。


8/23 『宝石の国(10)』(市川春子)

月から飛来する「月人」達と戦う身体が宝石で出来た生き物達を描いたファンタジー。
前巻で地獄の舞台は整った感あり、今回でどのように話が転がるか戦々恐々としている。


8/23 『天地創造デザイン部(4)』(蛇蔵/鈴木ツタ/たら子)

ハチドリやラッコなど、珍しい生態の生き物をデザインする天使達を描く生物コメディ。
荒唐無稽な草案から徐々に我々の知っている動物の姿になっていくプロセスが興味深い。


8/23 『夜明けの旅団(3)』(片山ユキヲ)

ゾンビがはびこる戦時中の欧州を舞台に復讐鬼の少女とノッポの青年を描いたアクション。
強さと弱さをあわせ持つキャラクタ達が魅力的。彼らと一緒に読者も笑い、怒り、涙できる作品。


8/24 『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(13)』(長田悠幸/町田一八)

伝説のギタリストの幽霊が取り付いた地味な高校教師が主人公のバンド物。
見開きをダイナミックに使う音楽シーンが魅力。ための期間だった前巻がどう働くか。


8/26 『映画大好きフランちゃんNYALLYWOOD STUDIOS SERIES』(杉谷庄吾【人間プラモ】)

女優を夢見ながらアルバイトする少女と映画に携わる人々を描いた『ポンポさん』スピンオフ作品。
音楽家や脚本家などが独自の映画論を展開しておりポンポさんの職人気質な雰囲気を踏襲。


8/26 『ハイパーウルトラガーリッシュ(2)』(大川ぶくぶ)

メンヘラ女子高生がやりたい放題暴れまわる4コマギャグ。
メタネタだったりクソ4コマネタだったりと、『ポプテピピック』と同じ感覚。


8/28 『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?(7)』(ぽんとごたんだ)

蛇やサボテン、昆虫など珍妙な食材に興味深々な女子高生が主人公の雑食グルメコメディ。
食材に関してはそろそろネタが苦しくなってきた感ある。ストーリーやキャラクタに工夫がほしい。


8/29 『あそびあそばせ(8)』(涼川りん)

遊びを研究する「あそ部」に所属する個性的な女子高生3人が主人公のコメディ。
ナンセンスに近いネタ運びと変顔の腕力でゴリ押すギャグスタイル。


8/30 『リボーンの棋士(4)』(鍋倉夫)

将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋に目覚める姿を描いた物語。
地味なストーリーにやや拙い絵柄ながらキャラクタが魅力的で引き込まれる。


8/30 『僕は君を太らせたい!(3)』(横山ひろと/茸本朗)

ゲテモノ揃いの自然の食材を使った「野食」に頼りながら旅をする三人組を描いたグルメ物。
実用的(?)な野食描写が興味深い。コミカルなキャラクタの掛け合いも安定感ある。


8/30 『血の轍(6)』(押見修造)

息子に対して異常な愛情を向ける母親を描いたサスペンス。
セリフではなく画面演出と表情でキャラクタの心情を伝える表現力の豊かさ素晴らしい。