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 11月読んだ漫画をまとめます。 先に投稿した『2019.11_読んだ新人漫画家まとめ』とは別物です。新人に限らず読んだ漫画のまとめ。

 11月に読んだ漫画は60冊。忙しい中でそこそこ読めました。年間900冊に向けてラストスパート。
 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、11月発売だった作品から。


『Dr.STONE(13)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
味方側の分断が緊張感を生み各キャラクタの見せ場が引き立つ良いストーリー展開。


『やさしいヒカリ(3)(完)』(中村ひなた)

田舎の郵便局で働く青年と同居する女子高生との交流を描いた物語。
スローな画面が田舎町の雰囲気を演出していて素敵。綺麗にまとまったストーリーも爽やか。


『現実逃避してたらボロボロになった話』(永田カビ)

『レズ風俗』の永田カビ先生の最新作はアル中闘病エッセイ。
心理を漫画に落とし込む表現技法が相変わらず巧みで共感性高い。


『はねバド!(16)(完)』(濱田浩輔)

性格が捻くれた少女が主人公の女子バドミントン高校部活物の完結巻。
最終戦は連載6年間に培われた様々な漫画表現技法が駆使されており圧巻。


『ロロッロ!(5)』(桜井のりお)

人間そっくりのロボット少女と彼女をロボットと信じない少女との交流を描いたコメディ。
男子中学生のような下ネタの応酬。発想の豊かさに感心させられる。


『ようかい居酒屋 のんべれケ。(2)』(nonco)

河童や牛鬼など様々な妖怪が訪れる居酒屋を舞台にしたドタバタコメディ。
キャラクタが入り乱れるハイテンションなボケとツッコミの応酬やお色気描写が楽しい。


『私の少年(7)』(高野ひと深)

純粋無垢な美しい少年と一回り以上年上の女性、すれ違う二人の関係を描く作品。
家庭問題のナイーブな描写も挟みつつ、双方に対する認識が連続的に変化していっている。


『アルスラーン戦記(12)』(田中芳樹/荒川弘)

国を追われた王子とその仲間達の祖国奪還の戦いを描いた大作小説のコミカライズ。
意外性はないがわかりやすい王道ストーリーは痛快。メリハリ効いた力強い作画も光る。


『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(16)』(谷川ニコ)

陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。
謹慎というイベントを通じてキャラ関係を再認識させたり新たな一面を見せる演出は良い。


『大ダーク(1)』(林田球)

林田球先生の新作は、とある理由から命を狙われる男を描く宇宙が舞台のファンタジー。
荒々しい絵柄で描かれるグロテスクな画面やおとぼけて緊張感のないキャラクタ達は健在。


『アレンとドラン(3)』(麻生みこと)

ちょっと変わったイケメン男子に恋をしたネガティブサブカル女子大生を主人公とした物語。
男子側のキャラクターが非常にユニークで何を繰り出してくるかわからないドキドキがある。


『水曜日のトリップランチ(2)』(たじまこと)

自室にこもる不摂生な研究者女性と彼女のランチ係を任される男性が主人公の物語。
メリハリ効いた画面構成のセンスが光る。表情豊かなキャラクタ達も魅力的。


『五等分の花嫁(12)』(春場ねぎ)

バラバラ個性の五つ子姉妹と彼女らの家庭教師を務める同級生男子を描いたラブコメディ。
これまで他のハーレムラブコメでは見たことないような大混戦が続く。


『よふかしのうた(1)』(コトヤマ)

不眠症の少年と彼の前に現れた謎の女性の夜を通じた不思議な交流を描く物語。
主人公とヒロインの関係性などユニーク。女体含めた作画細部への拘りも良い。


『だがしなど ~未収録作品&イラスト集~』(コトヤマ)

『だがしかし』のイラスト中心に短編も収録した1冊。
イラストたっぷりで嬉しい。収録されている短編もファンはマスト読み。


『ブルーピリオド(6)』(山口つばさ)

高校2年時に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸大受験に挑戦する物語。
これまでの主人公の努力を強くリスペクトするし、だからこそ彼に深く共感できる。


『前略 雲の上より(6)』(猪乙くろ/竹本真)

飛行機狂いの上司に連れ回されて各地の空港を巡るサラリーマンが主人公の空港紹介漫画。
個性的なキャラクタがストーリーとマッチしている。掛け合いにもスピード感があり楽しい。


『ヴィンランド・サガ(23)』(幸村誠)

戦いのない楽園を目指す元ヴァイキングの男を描いた物語。
サブキャラクタのエピソードをほぼ1冊使って丁寧に描くあたり本作らしい。


『本田鹿の子の本棚 続刊未定篇』(佐藤将)

クレイジーな読書趣味の娘の本棚を盗み見る父親とぶっ飛んだ設定の作中作を描くコメディ。
ギャグ回も良いが『水憑き』回の閉塞感漂うホラーが作者の真骨頂のように感じる。


『さめない街の喫茶店(2)(完)』(はしや)

夢の中の街に佇む喫茶店にて軽食やお菓子作りをする女性を描く物語。
ふんわりした雰囲気の画面などは魅力的だし、食欲をそそる料理描写も素晴らしい。


『ぽんこつポン子(3)』(矢寺圭太)

妻に先立たれた頑固な老人と彼のもとにやってきたメイドロボとの交流を描いた作品。
可愛らしいキャラクタ達にノスタルジックな雰囲気と心温まるストーリーが上手く合わさる。


『はたらくすすむ(2)』(安堂ミキオ)

風俗店のボーイとして働く定年を迎えた真面目な男性と風俗嬢との交流物を描く物語。
誠実でポジティブな主人公の人柄に好感が持てるし彼が人生を見つめ直す物語構成も良い。


『プリンセスお母さん』(並庭マチコ)

貴族ごっこをしたり奇行多めの母親(アラカン)を娘である作者が描くエッセイ漫画。
突拍子もない母親の行動は面白いし、彼女と家族の温かい雰囲気が伝わってきて癒される。


『こわもてかわもて(2)(完)』(小雨大豆)

強面だけど温厚な老人と元気いっぱいで落ち着きのない孫娘を描くコメディ。
畳みかけるようなテンポのギャグと表情豊かで可愛らしいキャラクタ達が良い組み合わせ。


 以上が11月発売の作品で面白かったもの。
 一番面白かったのは『ブルーピリオド(6)』(山口つばさ)。主人公である八虎のひたむきな努力をずっと見守ってきたし、その努力の結果、彼が何かを成し遂げたり誰かから評価されるのが自分のことのように嬉しい。共感性が高く、大変推せるキャラクタ。

 続いては11月発売じゃないけど面白かった作品。


『綿谷さんの友だち(1)』(大島千春)

相手の言葉を額面通りに受け取ってしまう「真に受け星人」の少女を描く物語。
高校生の苦悩描写が繊細で、交流の中でそれが解決していくストーリーも気持ちいい。


『おやすみシェヘラザード(4)』(篠房六郎)

要領を得ない先輩の映画話に付き合わされる後輩女子とその周りの人々を描く映画コメディ。
マルコヴィッチを隠語としてフル活用した『マルコヴィッチの穴』回がお気に入り。


『BIBLIOMANIA』(マッチロ/おおばる)

アリスという名の少女が謎の館から抜け出すため様々な世界を冒険するダークファンタジー。
アーティスティックな画面のクオリティは圧巻。単巻完結のストーリーも巧妙。


『裸一貫! つづ井さん(1)』(つづ井)

オタクで腐女子な作者含む成人女性5人組がオタクライフを謳歌するコミックエッセイ。
推しへの熱い語りや悪ふざけなどオタク仲間がいることの楽しさがひしひしと伝わってくる。