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令和元年も終わりますね、皆さん。漫画を読みましょう。 

1/4 『呪術廻戦(8)(9)』(芥見下々)

アニメ化も発表された、社会に潜んだ呪いを祓う呪術師達と呪霊との戦いを描いた物語。
ダークな雰囲気とグロテスクなデザイン、個性的なキャラクタ達が本作の魅力。


1/4 『SPY×FAMILY(3)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人の擬似家族コメディ。
主人公3者3様の特性を上手く組み込んでスムースに展開が進む。作画もクオリティ高い。


1/4 『チェンソーマン(5)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した楽天家な男と悪魔との戦いを描いたダークファンタジー。
ダイナミックに読者の予想を裏切るストーリーやトリッキーなキャラクタの行動など強烈。


1/4 『むとうとさとう(3)』(赤塚大将)

男勝りな女子と女子力高い男子、憧れ合う二人の噛み合わないやり取りを描いたコメディ。
一生懸命空回りするキャラクタはデフォルメされたゆるい造形も合わさって大変可愛らしい。


1/8 『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ)

両親から虐待されて自殺した友人の遺骨を奪い逃走する女性を描く物語。
胸を突き刺すストーリーとそれを落とし込んだ迫力ある画面表現が素敵。


1/8 『潮が舞い子が舞い(2)』(阿部共実)

ある高校のクラスを舞台にした阿部共実先生新作コメディ。
哲学的な屁理屈の応酬は阿部ワールド全開。背景に拘った静かな画面も美しい。


1/8 『BEASTARS(17)』(板垣巴留)

草食と肉食動物の獣人達が共生する世界を舞台にしたアニマルサスペンス。
作りこまれたオンリーワンな世界観とライブ感ある展開は引き続き魅力的。


1/8 『一日三食絶対食べたい(3)(完)』(久野田ショウ)

氷河期に突入した地球を舞台に、過去の人類の遺産で生活する人々を描く物語。
人々の欲求や葛藤は過酷な環境下でも変わらず庶民的に描かれており、その着眼点が面白い。


1/9 『山と食欲と私(11)』(信濃川日出雄)

単独登山が趣味のOLを主人公に登山とそれにまつわるグルメを描いた作品。
連載長期になり主人公を掘り下げる回が出てきたりと話のバリエーション豊か。


1/9 『恋せよキモノ乙女(5)』(山崎零)

休日に着物を着てお出かけするのが趣味な女性を主人公にした恋愛物。
色とりどりで華やかな着物描写と実在の関西の観光地の魅力を描く部分は良い。


1/10 『あつもりくんのお嫁さん(←未定)(4)』(タアモ)

御曹司に恋をして彼と恋仲になるために単身上京した田舎娘を描いた少女漫画。
恋する乙女の最強っぷりが本作でも遺憾なく発揮されており素晴らしい。


1/10 『新九郎、奔る!(3)』(ゆうきまさみ)

室町時代の都を舞台に「戦国大名のはしり」とされる伊勢新九郎を描く歴史物語。
メタな視点を交えたユニークな表現はキャラクタ達を舞台俳優のように感じさせる。


1/11 『ショートショートショートさん』(タカノンノ)

ショートカットな一人暮らし女性の日常を描いたショートコミックの単行本化。
ツイッターにて度々バズっている作品。絵柄含めたキャラ造形が好み。


1/14 『二コラのおゆるり魔界紀行(3)』(宮永麻也

魔族が住む魔界に迷い込んだ人間の少女と悪魔の青年との呑気な冒険を描いたファンタジー。
不気味なデザインの魔族達もキュートに思える温かみのある絵柄が大変魅力的。


1/14 『レキヨミ(2)』(柴田康平)

エキセントリックな姉としっかり者の妹の獣人姉妹を中心に繰り広げられるコメディ。
ファンタジーな出来事の中にお下劣なネタが入り混じるコメディスタイルは独特な雰囲気。


1/14 『北北西に曇と往け(4)』(入江亜季)

アイスランドを舞台に、物の気持ちがわかる探偵の青年と厄介な依頼人達を描く物語。
画面をたっぷり使った人物作画やアイスランド風景の美しさ素晴らしい。


1/17 『あした死ぬには、(2)』(雁須磨子)

加齢に伴う心身の変化に戸惑う42歳の女性を中心にアラフォー女性達を描いた物語。
周囲からの評価の変化など妙齢の女性の悩みが痛いほどリアルに描かれる。


1/17 『可愛そうにね、元気くん(3)』(古宮海)

陵辱に興奮を覚える少年が同級生女子への想いに悩む物語。
特殊性癖とエンタメの危ういバランスがユニークなのでそこを押して行って欲しい。


1/17 『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(17)』(赤坂アカ)

お互い好き合ってるけど自分からは言い出せなかった男女を中心とした生徒会ラブコメディ。
物語上重要なシリアス展開の合間にアホギャグぶち込んでくるスタイル本作らしくで大好き。


1/17 『惰性67パーセント(6)』(紙魚丸)

勉学へのやる気も金もない大学生男女が集まって部屋でダベる姿を描いたコメディ。
生産性のないダベりの雰囲気とご都合主義強めなラッキースケベ展開のバランスが良い。


1/17 『ヴァンピアーズ(2)』(アキリ)

ある願望を抱えたヴァンパイアの少女とその少女に一目ぼれした人間の少女を描いた物語。
繊細で美しい作画で描かれる少女達はコミカルな掛け合いも合わさって魅力たっぷり。


1/17 『五等分の花嫁(13)』(春場ねぎ)

バラバラ個性の五つ子姉妹と彼女らの家庭教師を務める同級生男子を描いたラブコメディ。
14巻での完結が発表された本作、最後までどう転ぶか予想が付かずワクワクドキドキ。


1/17 『不滅のあなたへ(12)』(大今良時)

外部からの刺激を受けてその姿にそっくり変化する青年が主人公のファンタジー。
物語としては独特な世界観と複雑奇怪なストーリーが絡み合う、掴みどころがない奇妙な作品。


1/23 『青野くんに触りたいから死にたい(6)』(椎名うみ)

死んで幽霊になった恋人を一途に愛し続ける女子高生を描いた純愛ホラー。
歪んだキャラクタ達の想いとミステリアスな演出が合わさり不気味の舞台は深化していく。


1/23 『大上さん、だだ漏れです。(7)(完)』(吉田丸悠)

耳年魔な女子と触れた相手に本音を喋らせる男子とのカップルを描いたラブコメディ。
主人公カップルの個性が上手く組み合わさった本作、どのような結末を迎えるか楽しみ。


1/23 『あせとせっけん(6)』(山田金鉄)

汗かきな女性とからその女性のにおいを必要とする男性との恋人関係を描いた恋愛物語。
お互いを尊重しながらも意見を交え関係を深めていく二人は見ていて微笑ましい。


1/23 『ハコヅメ~交番女子の逆襲~(11)』(秦三子

元警察勤務の作者が描く、街の交番に務める女性警察官の様子を描いたコメディ。
前巻では主要キャラの過去エピソードにメスが入った。どのように話が広がるか楽しみ。


1/23 『終電ちゃん(8)』(藤本正二)

終電に取り付く「終電ちゃん」が乗客とハートフルなやり取りを繰り広げる物語。
人情劇というベースはそのまま、地方路線の終電ちゃんが登場する割合も多くなってきた。


1/23 『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(14)』(長田悠幸/町田一八)

伝説のギタリストの幽霊が取り付いた地味な高校教師が主人公のバンド物。
バンド描写の新境地を開拓しており圧巻の表現力だった前巻。ハードルは上がる。


1/27 『今日どこさん行くと?(3)(完)』(鹿子木灯)

実在の熊本の道路を舞台に、MTの軽自動車で坂道を走るのに快感を覚える女性を描いた作品。
可愛らしい絵柄の熊本弁女子と見開き連発の迫力のある運転シーンとのギャップが面白い。


1/30 『トクサツガガガ(18)』(丹羽庭)

隠れ特撮オタのOLを中心に様々なジャンルのオタク達の交流を描くコメディ。
前巻で大きな節目となるエピソードはあったが、まだまだ続きそうな雰囲気もある。


1/30 『バジーノイズ(5)(完)』(むつき潤)

音楽さえあれば孤独も厭わなかった青年とやや破天荒な女性を中心としたバンド物。
一度はすれ違いながらも再び交わり始めた主人公達。どのように物語を閉めるか楽しみ。


1/30 『映像研には手を出すな!(5)』(大童澄瞳)

尖った能力を活かしてアニメーション制作に勤しむ女子高生3人組を描いた作品。
3人が意見をぶつけ合いその科学反応で作品が組みあがっていく過程は爽快。


1/30 『開口一番!(2)』(町田翠)

お調子者を演じ続けていた少年があるきっかけから落語家を目指す物語。
思考が短絡的で空回しがちな主人公の姿は人間味溢れていて応援したくなる。


1/30 『僕は君を太らせたい!(4)』(横山ひろと/茸本朗)

ゲテモノ揃いの自然の食材を使った「野食」に頼りながら旅をする三人組を描いたグルメ物。
昆虫の専門家も加わり食材のバラエティは今まで以上に広がった。コミカルな雰囲気も良い。


1/31 『近所の最果て 澤江ポンプ短編集』(澤江ポンプ)

『パンダ探偵社』の澤江ポンプ先生の商業や同人誌、WEB発表作品を詰め込んだ短編集。
闘病中の中でコミックをまとめて頂いてありがたい。応援したい。