12月に読んだ新人漫画家さんをまとめます。
※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2019年1月1日~2019年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。
12月読んだ新人漫画家作品は5冊。これで今年は累計97冊でした。年間100冊届かず。残念。
以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。
『さちおくん(1)』(キャットタング鈴原)
純真無垢なさちおくんとその周りの変な生き物達との交流を描いた作品。
様々な要素が混在したカオスな雰囲気は大変ユニーク。画面の圧も強い。
『空飛ぶくじら スズキスズヒロ作品集』(スズキスズヒロ)
娘から「空飛ぶくじら」をリクエストされた大学教授を描く表題作含む6作品収録の短編集。
いい具合に気の抜けた絵柄とじんわり心に染みるストーリーが素敵。
『東独にいた(1)』(宮下暁)
冷戦時代の東ドイツを舞台に互いに秘密を抱えたある男女を描く物語。
対立組織に属する男女の恋愛を軸としたドラマティックなストーリー構成は魅力的。
『ギャル医者あやっぺ』(長イキアキヒコ)
「うぇ~い」が口癖で、ノリと勢いで医療行為を行うギャル医者が主人公のギャグ4コマ。
フィクションによくあるギャル像とお堅くあるべき医者という職業の組み合わせがユニーク。
『さくらの騎士道』(温泉川ワブ)
フェンシング日本代表に選ばれた弟と競技を引退した兄とが模擬試合で争う姿を描く物語。
単巻完結の作品に要素を詰め込んだ結果、全体通しての流れがやや強引な印象。