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 12月読んだ漫画をまとめます。 先に投稿した『2019.12_読んだ新人漫画家まとめ』とは別物です。新人に限らず読んだ漫画のまとめ。

 12月に読んだ漫画は63冊。年間累計は910冊となり、何とか目標としていた900冊は超えられました。
 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、12月発売だった作品から。


『鬼滅の刃(18)』 (吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
積み上げてきたストーリーが次々と消化され面白さ最高潮。爆発的人気に見合った面白さ。


『ワールドトリガー(21)』 (葦原大介)

異次元からの侵略者である近界民と戦うボーダー達を描いた戦略バトル物。
膨大な数の既存キャラがおりながら登場する新キャラ達もことごとく魅力的。


『吸血鬼すぐ死ぬ(14)』 (盆ノ木至)

クソ雑魚吸血鬼と吸血鬼ハンターの男のコンビを中心に繰り広げられるドタバタコメディ。
言語センスや畳みかけるようなテンポも光る場面が今巻多かった印象。


『青のフラッグ(7)』 (KAITO)

高校生男女4人組の複雑な関係を中心に繰り広げられる青春物語。
物語の中での明確な役割を持ったキャラ配置とストーリー上での彼らの動かし方が見事。


『違国日記(5)』 (ヤマシタトモコ)

両親を亡くした少女とその娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描く物語。
母親の日記という小道具を使った回想、素晴らしい構成。その後の槙生の対応も含めて満点。


『さちおくん(1)』 (キャットタング鈴原)

純真無垢なさちおくんとその周りの変な生き物達との交流を描いた作品。
様々な要素が混在したカオスな雰囲気は大変ユニーク。画面の圧も強い。


『働かないふたり(18)』 (吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
働いていないからこその心の余裕は羨ましい。登場人物皆幸せそうで良い。


『極主夫道(4)』 (おおのこうすけ)

元ヤクザの強面過ぎる主夫を主人公にしたコメディ。
作画の安定感や丁寧な背景、コマ割り活用した迫力ある画面の使い方は素晴らしい。


『男爵にふさわしい銀河旅行(2)』 (速水螺旋人)

貧乏だけどプライドはいっちょ前な貴族が理想の花嫁を探して銀河を旅するファンタジー。
バリエーション豊かな各星でのSF的イベントがコミカルなテンションで描かれている。


『水は海に向かって流れる(2)』 (田島列島)

叔父の家に居候する男子高校生と同居する女性との複雑な関係を描くホームドラマ。
独特の言語センスのコメディと繊細なキャラクタ心理を描くシリアスのバランスが絶妙。


『君は放課後インソムニア(2)』 (オジロマコト)

高校の天文部を舞台に、不眠症という共通の悩みを持つ男女を描く物語。
思春期らしい悩み方や部活動と仲間、芽生え始めの恋愛感情など、どの要素も素晴らしい。


『金剛寺さんは面倒臭い(5)』 (とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
バイク旅行編とプロポーズからの結婚式編、疾走感が感じられ読んでて大変気持ち良かった。


『スペシャル(3)』 (平方イコルスン)

普通に見えてどこか変な人々が集まる高校のクラスを舞台にした物語。
独特の言語センスの掛け合いはユニーク。日常コメディの皮が剥がれた今後どうなるか。


『ゴールデンカムイ(20)』 (野田サトル)

北海道に隠された金塊を求めて旧日本軍やアイヌ、新選組の残党などが争う物語。
狂人的キャラクタの存在や内紛を暗示させる伏線描写もあり、各組織の勢力図は混沌。


『空飛ぶくじら スズキスズヒロ作品集』 (スズキスズヒロ)

娘から「空飛ぶくじら」をリクエストされた大学教授を描く表題作含む6作品収録の短編集。
いい具合に気の抜けた絵柄とじんわり心に染みるストーリーが素敵。


『衛府の七忍(7)』 (山口貴由)

異形の鎧を身にまとう怨身忍者達が悪を討つ江戸バトル物。
トンデモ戦闘において圧倒的な強さを見せた桃太郎卿など、今巻も見どころ多数。


『踊るリスポーン(2)』 (三ヶ嶋犬太朗)

死んでもすぐ蘇る少年と彼を病的に愛する少女とのスリリングな恋愛を描くラブコメディ。
倫理観ズレた掛け合いや落ち着きなく好き勝手動く雰囲気が大好き。


『波よ聞いてくれ(7)』 (沙村広明)

アニメ化も決定した北海道のラジオ局を舞台に繰り広げられるコメディ。
テンポの良さとツッコミ力が光るセリフ回しのセンスは今巻もキレッキレ。


『望郷太郎(1)』 (山田芳裕)

500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
ユニークな設定が山田芳裕先生のパワフルな作風に上手くはまっている。


『リボーンの棋士(5)』 (鍋倉夫)

将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋のプロを目指す描いた物語。
人間ドラマの丁寧さと各人の個性をストーリーに落とし込む構成力が本作の魅力。


『3月のライオン(15)』 (羽海野チカ)

棋士として生きる少年とその周囲の人々を描く将棋ヒューマンドラマ。
もがき苦しむ子供達に対して大人が優しく手を差し伸べて導く構図良い。


『太陽の塔(3)(完)』 (かしのこおり/森見登美彦)

自分のことを振った女性に執着する腐れ男子大学生を描いた小説のコミカライズ。
原作小説のテンポや雰囲気が漫画という媒体において十二分に再現されている。


『であいもん(8)』 (浅野りん)

のんきな青年としっかり者の少女が主人公の京都の和菓子屋を舞台にしたホームドラマ。
人情劇としてもコメディとしても高いクオリティで安定感がある。


 以上が12月発売の作品で面白かったもの。
 一番面白かったのは『違国日記(5)』(ヤマシタトモコ)。コミュニケーションの困難さを描いてきた本作において、亡くなった母親の手記から生前の想いを想像するが真意を知ることはできない、という構成の上手さに脱帽。行き場のない朝の「わかんないじゃん!」に心が締め付けられる。

 続いては12月発売じゃないけど面白かった作品。


『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season3』 (服部昇太)

邦画好きな女子高生が賛否両論ある邦画を紹介する映画コメディ。
トンデモ要素をネタとして昇華して作品を楽しんでいる姿勢が伝わってきて好感が持てる。

『ニジとクロ(1)』 (武梨えり)

白黒はっきりつけたい少女と鳥のようなネズミのような謎の生き物との生活を描いた作品。
飼育方法における試行錯誤など未知の生物を飼うことを追体験しているような感覚で面白い。