2019下半期まとめ

 2019年下半期まとめ記事、全3つ中の1つ目。読んだ漫画全部のまとめ。

 下半期に読んだ漫画は416冊。上半期が494冊だったので少しペースダウンしたものの、それでも十分沢山読めました。

 その中でオススメの作品をランキング形式で50作品紹介します。皆さんの漫画探しの参考にして頂けると幸いです。


50位『男爵にふさわしい銀河旅行(2)』(速水螺旋人)

貧乏だけどプライドはいっちょ前な貴族が理想の花嫁を探して銀河を旅するファンタジー。
バリエーション豊かな各星でのSF的イベントがコミカルなテンションで描かれている。


49位『前略 雲の上より(5)(6)』(猪乙くろ/竹本真)

飛行機狂いの上司に連れ回されて各地の空港を巡るサラリーマンが主人公の空港紹介漫画。
個性的なキャラクタがストーリーとマッチしている。掛け合いにもスピード感があり楽しい。


48位『働かないふたり(17)(18)』(吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
働いていないからこその心の余裕は羨ましい。登場人物皆幸せそうで良い。


47位『ぽんこつポン子(1)~(3)』(矢寺圭太)

妻に先立たれた頑固な老人と彼のもとにやってきたメイドロボとの交流を描いた作品。
可愛らしいキャラクタ達にノスタルジックな雰囲気と心温まるストーリーが上手く合わさる。


46位『本田鹿の子の本棚 続刊未定篇』(佐藤将)

クレイジーな読書趣味の娘の本棚を盗み見る父親とぶっ飛んだ設定の作中作を描くコメディ。
ギャグ回も良いが『水憑き』回の閉塞感漂うホラーが作者の真骨頂のように感じる。


45位『太陽の塔(2)(3)(完)』(かしのこおり/森見鳥見彦)

自分のことを振った女性に執着する腐れ男子大学生を描いた小説のコミカライズ。
原作小説のテンポや雰囲気が漫画という媒体において十二分に再現されている。


44位『幸福ごっこ 上下』(岬千皓)

父親を亡くした少女とその父親と交流があった風俗嬢、二人の奇妙な関係を描いた作品。
ドラマティックな展開とキャラクタ描写がばっちり噛み合った上下巻の構成お見事。


43位『ロボ・サピエンス前史 上下』(島田虎之介)

人間の命により長期間の任務に従事するロボット達を描いたSF連作オムニバス。
時間軸が凄まじい勢いで加速する壮大なストーリーはSF欲を満たしてくれる。


42位『呪術廻戦(6)(7)』(芥見下々)

社会に潜んだ呪いを祓う呪術師達と呪霊との戦いを描いた物語。
個性的なキャラクタ達やダークな世界観により独特の雰囲気が形成されている。


41位『シネマこんぷれっくす!(4)』(ビリー)

曲者ぞろいの高校シネマ部を舞台に映画オタク達の激しい掛け合いを描いたコメディ。
元ネタ映画を知らなくても楽しめるよう工夫されており上手いストーリー作り。


40位『スペクトラルウィザード 最強の魔法をめぐる冒険』(模造クリスタル)

魔術師ギルドの残党魔法使い達と彼女らと敵対する騎士団との争いを描いたファンタジー。
ポップでメルヘンなキャラクタにも拘らず物憂げな空気漂う模造クリスタルワールド。


39位『吾峠呼世晴短編集』(吾峠呼世晴)

『鬼滅の刃』のベースとなった『過狩り狩り』など4短編含む短編集。
『鬼滅』へと通じる要素が垣間見えたりと、作りこまれた作品設定が伺える力作揃い。


38位『サーカスの娘オルガ(3)(完)』(山本ルンルン)

革命の機運高まる19世紀のロシアを舞台に、サーカス団の少女を描いた物語。
複雑な社会的背景を押さえつつ主人公の半生をドラマティックに描き切った。


37位『Dr.STONE(11)~(13)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興する人々を描いた物語。
トリッキーな題材と少年漫画を両立させるストーリーコントロールが巧み。


36位『可愛そうにね、元気くん(1)(2)』(古宮海)

陵辱に興奮を覚える少年が同級生女子への想いに悩む物語。
業の深い題材をエンタメ重視なストーリーに乗っけた危ういバランスがたまんない。


35位『一日三食絶対食べたい(2)』(久野田ショウ)

氷河期に突入した地球を舞台に、過去の人類の遺産で生活する人々を描く物語。
氷河期であっても人々の欲求や葛藤はこれまでと変わらず庶民的なのが面白い。


34位『レンタル彼女月田さん(2)(完)』(時田時雨)

女性が苦手な青年とレンタル彼女サービスで彼とデートする変な女子を描くラブコメディ。
変わり者のヒロインが滑稽で可愛くて魅力たっぷり。ストーリーも上手くまとまった。


33位『はねバド!(16)(完)』(濱田浩輔)

性格が捻くれた少女が主人公の女子バドミントン高校部活物の完結巻。
最終戦は連載6年間に培われた様々な漫画表現技法が駆使されており圧巻。


32位『君は放課後インソムニア(1)(2)』(オジロマコト)

高校の天文部を舞台に、不眠症という共通の悩みを持つ男女を描く物語。
思春期らしい悩み方や部活動と仲間、芽生え始めの恋愛感情など、どの要素も素晴らしい。


31位『天国大魔境(3)』(石黒正数)

天国を探して崩壊した日本を旅する少年少女と箱庭に隔離された子供達を並行して描く物語。
キャッチーなキルコ編と意味深なトキオ編、どちらも違った魅力。二つがどう繋がるか。


30位『水曜日のトリップランチ(2)』(たじまこと)

自室にこもる不摂生な研究者女性と彼女のランチ係を任される男性が主人公の物語。
メリハリ効いた画面構成のセンスが光る。表情豊かなキャラクタ達も魅力的。


29位『踊るリスポーン(2)』(三ヶ嶋犬太朗)

死んでもすぐ蘇る少年と彼を病的に愛する少女とのスリリングな恋愛を描くラブコメディ。
倫理観ズレた掛け合いや落ち着きなく好き勝手動く雰囲気が大好き。


28位『ワールドトリガー(21)』(葦原大介)

異次元からの侵略者である近界民と戦うボーダー達を描いた戦略バトル物。
膨大な数の既存キャラがおりながら登場する新キャラ達もことごとく魅力たっぷり。


27位『大ダーク(1)』(林田球)

林田球先生の新作は、とある理由から命を狙われる男を描く宇宙が舞台のファンタジー。
荒々しい絵柄で描かれるグロテスクな画面やおとぼけて緊張感のないキャラクタ達は健在。


26位『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(13)』(長田悠幸/町田一八)

伝説のギタリストの幽霊が取り付いた地味な高校教師が主人公のバンド物。
収録4曲それぞれ違った方向性でバンド描写の新境地を開拓しており圧巻の表現力。


25位『ヴァンピアーズ(1)』(アキリ)

ヴァンパイアの少女とその少女に一目ぼれした人間の少女との交流を描いた物語。
繊細で美しい作画で描かれる少女達はコミカルな掛け合いも合わさって魅力たっぷり。


24位『リボーンの棋士(4)(5)』(鍋倉夫)

将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋のプロを目指す描いた物語。
各キャラクタの性格の描き分けや心理変化の機微などの描写が抜群に上手い。


23位『宝石の国(10)』(市川春子)

身体が宝石で出来た生き物達と月から飛来する月人達を描いたファンタジー。
ショッキングなストーリーが加速している印象。今後の展開の予想がつかない。


22位『夢中さ、きみに。』(和山やま)

ツイッターで話題となった『うしろの二階堂』を含む作者のデビュー短編集。
メイン二人が大変魅力的。レトロな雰囲気の画風もユニークで他では味わえない読み味。


21位『バビロンまでは何光年?』(道満晴明)

最後の地球人とその仲間達が地球崩壊の原因調査のため広大な宇宙を旅するSFコメディ。
道満先生の常人離れした発想力がSF世界観にマッチしていて肌馴染みが大変良い。


20位『ゴールデンカムイ(19)(20)』(野田サトル)

北海道に隠された金塊を求めて旧日本軍やアイヌ、新選組の残党などが争う物語。
狂人的キャラクタの存在や内紛を暗示させる伏線描写もあり、各組織の勢力図は混沌。


19位『ほしとんで(2)』(本田)

芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。
キャラクタ同士のコミカルな掛け合いの仲良し感溢れる様子が非常に微笑ましい。


18位『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(16)』(赤坂アカ)

好き合ってるけど自分からは言い出せなかった男女を主人公とした生徒会ラブコメディ。
重要なシリアス展開の合間にアホギャグぶち込んでくるスタイル本作らしくで大好き。


17位『ダンジョン飯(8)』(九井涼子)

魔物を調理して食べながらダンジョン深部を目指す冒険者一行を描いたファンタジー。
和気あいあいとした主人公パーティ話と緊迫感ある大筋ストーリー、どちらも楽しい。


16位『おとなになっても(1)』(志村貴子)

バーで偶然出会ってお互い惹かれ合う30代女性二人の恋と葛藤を描く百合作品。
妙齢かつ社会的立場のある女性が思い切った行動に出てしまう様子は読んでてハラハラ。


15位『銛ガール(2)(完)』(岩国ひろひと)

素潜りで魚を銛で突いて捕まえる魚突きに興じる少女達を描いた作品。
趣味系の作品に欲しい要素を全て高水準で備えていた。早期完結ながら素晴らしい良作。


14位『錦糸町ナイトサバイブ(3)(完)』(松田まい)

キャバ嬢になるため上京した女性が何故だか夜間診療歯科で働き始めるコメディ。
コメディの各要素がどれをとっても高クオリティの素晴らしい作品でした。


13位『金剛寺さんは面倒臭い(4)(5)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
トリッキーな表現とそれに負けないキャラクタ達が混在するバランス素晴らしい。


12位『青のフラッグ(7)』(KAITO)

高校生男女4人組の複雑な関係を中心に繰り広げられる青春物語。
物語の中での明確な役割を持ったキャラ配置とストーリー上での彼らの動かし方が見事。


11位『潮が舞い子が舞い(1)』(阿部共実)

ある高校のクラスを舞台にした阿部共実先生新作コメディ。
哲学的な屁理屈の応酬は阿部ワールド全開。キャラクタ描写の深さも光る。


10位『五等分の花嫁(11)(12)』(春場ねぎ)

バラバラ個性の五つ子姉妹と彼女らの家庭教師を務める同級生男子を描くラブコメディ。
恋愛模様は更に混迷を深めてきており、今後の展開に予想がつかず大変楽しい。


9位『ブルーピリオド(6)』(山口つばさ)

高校2年時に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸大受験に挑戦する物語。
これまでの主人公の努力を強くリスペクトするし、だからこそ彼に深く共感できる展開。


8位『チェンソーマン(3)(4)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した楽天家な男と悪魔との戦いを描いたダークファンタジー。
読者の予想を裏切るストーリーやトリッキーなキャラクタの行動でぐいぐい引き込んでくる。


7位『僕の心のヤバイやつ(2)』(桜井のりお)

ややアホなクラスの中心女子と陰キャラ男子を描いたスクールカーストラブコメディ。
二人の互いに対する認識の変化が丁寧に描かれている。各シチュエーションも破壊力も抜群。


6位『水は海に向かって流れる(2)』(田島列島)

叔父の家に居候する男子高校生と同居する女性との複雑な関係を描くホームドラマ。
独特の言語センスのコメディと繊細なキャラクタ心理を描くシリアスのバランスが絶妙。


5位『Artiste(5)』(さもえど太郎)

腕はピカイチだけど気弱な料理人を中心に様々な職人達を描くパリを舞台にした物語。
キャラクタの魅力を引き出すストーリー作りが抜群に上手い。クオリティ安定。


4位『スキップとローファー(2)』(高松美咲)

自信家だけどちょっと抜けてる少女とクラスメイト達との交流を描いた作品。
主人公の頑張りが周りに派生していくハッピーな雰囲気大好き。


3位『かげきしょうじょ!!(8)』(斉木久美子)

女性だけで構成された名門歌劇団の養成機関である音楽学校を舞台にした物語。
リフレインされるメインテーマを通して少女達の強さと気高さが描かれている。


2位『鬼滅の刃(16)~(18)』(吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
積み上げてきたストーリーが次々と消化され面白さ最高潮。爆発的人気に見合った面白さ。


1位『違国日記(5)』(ヤマシタトモコ)

両親を亡くした少女とその娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描く物語。
他者とのコミュニケーションという難しいテーマを見事に表現するストーリー構成に脱帽。