2019下半期表紙まとめ

 2019年下半期まとめ記事、全3つ中の3つ目。好きだった表紙まとめ。

 本記事では2019年下半期に私が読んだ400冊強の漫画の中で、特に表紙デザインが好きだったものを20作品ピックアップしました(順番はだいたい発売月順)。漫画選びの参考にして頂けますと幸い。皆さんも好きな表紙デザインについて一度考えてみましょう。


『ご恩は一生忘れません(3)(完)』(北郷海)
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ちゃらんぽらんな男とその男に義理があるイケメン犬人間を主人公にしたコメディ。
常夏をオープンカーでドライブ中の二人、という画面の雰囲気が素敵。


『太陽の塔(2)(3)』(かしのこおり/森見登美彦)
太陽の塔

自分のことを振った女性に執着する腐れ男子大学生を描いた小説のコミカライズ。
1巻から3巻まで通してキャラクタ個性の表現やストーリー性に拘りを感じる構成。


『心臓』(奥田亜紀子)
スクリーンショット (1806)

『ぷらせぼくらぶ』の奥田亜紀子先生、5年8ヶ月ぶりの新刊となる短編集。
タイトルが読めないほどの崩し文字が画面いっぱいに広がっている構図が大胆。


『開口一番!(1)』(町田翠)
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ひょうきんものを演じて生きてきた少年があるきっかけから落語家を目指す物語。
キャラクタを端に寄せて画面の大半をロゴが占める大胆なデザイン。フォントもユニーク。


『可愛そうにね、元気くん(1)』(古宮海)
可愛そうにね、元気くん

同級生女子への想いに悩む陵辱に興奮を覚える少年を描いた物語。
傷つき大粒の涙を流すヒロイン達の表情が印象的。ワンポイント付いたロゴも面白い。


『ぽんこつポン子(1)~(3)』(矢寺圭太)
ぽんこつポン子

妻に先立たれた頑固な老人と彼のもとにやってきたメイドロボとの交流を描いた作品。
躍動感溢れるキャラクタと魚眼レンズのように歪んだ背景がユニーク。


『サーカスの娘 オルガ(3)(完)』(山本ルンルン)
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革命の機運高まる19世紀のロシアを舞台に、サーカス団の少女を描いた物語。
花びら舞う中で向かい合う二人という構図が良い。左側を空けた画面バランスも面白い。


『ヴァンピアーズ(1)』(アキリ)
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ヴァンパイアの少女とその少女に一目ぼれした人間の少女との交流を描いた物語。
シンプルな画面ながら、吸血鬼物、百合、二人の上下関係などを匂わせる情報量の多さ。


『怪獣のトカゲ(1)』(福地カミオ/山本崇一朗)
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部分的に怪獣だけど「トカゲ人間」っぽい子供怪獣を描いたコメディ。
ミニチュアの街を闊歩する子供怪獣というアイディアが良い。ロゴも可愛い。


『君は放課後インソムニア(1)(2)』(オジロマコト)
君は放課後インソムニア

高校の天文部を舞台に、不眠症という共通の悩みを持つ男女を描く物語。
1巻2巻でガラッと構図が変わるが、どちらも素敵。特に2巻の背景美しい。


『幸福ごっこ 上下』(岬千皓)
幸福ごっこ

父親を亡くした少女とその父親と交流があった風俗嬢、二人の奇妙な関係を描いた作品。
上巻では主人公二人が泣いて他の人が笑っているのが、下巻で逆になる仕掛けユニーク。


『夜明け前に死ぬ(1)』(大北真潤)
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体に電気を溜め込む特殊体質の「輸送人」達の戦いを描いたアクション物。
ど真ん中に「夜明け前に」を配置し「死ぬ」を特大フォントで示すロゴ配置面白い。


『筆とあいつがいればいい。』(中田アミノ)
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美術な苦手なオシャレ女子と彼女に取りついた葛飾北斎の亡霊とのコンビを描いた物語。
筆文字のロゴと荒々しい描線が合わさって画面全体で力強い印象。


『吾峠呼世晴短編集』(吾峠呼世晴)
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『鬼滅の刃』のベースとなった『過狩り狩り』など4短編含む短編集。
グロテスクな昆虫と凛と佇むキャラクタの調和がとれたスタイリッシュなデザイン。


『極東事変(1)』(大上明久利)
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戦時中に日本軍によって作られた半不死身の人間兵器達とGHQとの争いを描くアクション物。
大きく傾いた自動車や飛び出すキャラクタ、舞うがれきなどで躍動感溢れる画面。


『水曜日のトリップランチ(2)』(たじまこと)
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自室にこもる不摂生な研究者女性と彼女のランチ係を任される男性が主人公の物語。
宙に舞う料理とキャラクタ達が幻想的な雰囲気を醸し出す。VRという題材にマッチしている。


『ヴィンランド・サガ(23)』(幸村誠)
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戦いのない楽園を目指す元ヴァイキングの男を描いた物語。
鬼の形相のハーフダンとそれに立ち向かうシグやんと仲間達の雰囲気が滑稽で良い。


『さちおくん(1)』(キャットタング鈴原)
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純真無垢なさちおくんとその周りの変な生き物達との交流を描いた作品。
キャラクタが立っているだけなのに迫力満点。キモ可愛いを飛び越えてもはやホラー。


『空飛ぶくじら スズキスズヒロ作品集』(スズキスズヒロ)
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娘から「空飛ぶくじら」をリクエストされた大学教授を描く表題作含む6作品収録の短編集。
流れるような「くじら」のフォントが素敵。一人しかいない映画館という舞台も良い。


『男爵にふさわしい銀河旅行(2)』(速水螺旋人)
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貧乏だけどプライドはいっちょ前な貴族が理想の花嫁を探して銀河を旅するファンタジー。
賑やかな画面とキャラクタ達の表情から本作のドタバタコメディっぷりが伝わってくる。