2019年間まとめ

 2019年の読んだ漫画まとめ記事、その1。オススメ作品50選。

※ランキングのレギュレーション
 2019年内に紙の書籍が発売されたコミック

 私が2019年に読んだ漫画は910冊。その中から特に面白かったものを50作品ピックアップしました。ランキング形式にしたので下に行くほどオススメです。皆さんの漫画選びの参考にして頂けますと幸いです。


50位『あの娘にキスと白百合を(10)(完)』(缶乃)

天才少女とその娘にライバル心を抱く少女を中心にした女学院舞台の百合オムニバス。
多種多様なカップルを描くオムニバスとメイン二人の関係性を描く長編、両輪で楽しめた。


49位『バジーノイズ(2)~(4)』(むつき潤)

音楽さえあれば孤独も厭わない青年と彼に目を付けた破天荒な女性から始まったバンド物。
シンプルでスタイリッシュな画面の雰囲気。登場人物を雑に扱わず描き分けてるの良い。


48位『可愛そうにね、元気くん(1)(2)』(古宮海)
可愛そうにね、元気くん 2 (ヤングジャンプコミックス)

陵辱に興奮を覚える少年が同級生女子への想いに悩む物語。
業の深い題材をエンタメ重視なストーリーに乗っけた危ういバランスがたまんない。


47位『一日三食絶対食べたい(1)(2)』(久野田ショウ)
一日三食絶対食べたい(2) (アフタヌーンKC)

氷河期に突入した地球を舞台に、過去の人類の遺産で生活する人々を描く物語。
氷河期であっても人々の欲求や葛藤はこれまでと変わらず庶民的なのが面白い。


46位『レンタル彼女月田さん(2)(完)』(時田時雨)

女性が苦手な青年とレンタル彼女サービスで彼とデートする変な女子を描くラブコメディ。
変わり者のヒロインが滑稽で可愛くて魅力たっぷり。ストーリーも上手くまとまった。


45位『呪術廻戦(4)~(7)』(芥見下々)
呪術廻戦 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

社会に潜んだ呪いを祓う呪術師達と呪霊との戦いを描いた物語。
個性的なキャラクタ達やダークな世界観により独特の雰囲気が形成されている。


44位『はねバド!(16)(完)』(濱田浩輔)
はねバド!(16) (アフタヌーンKC)

性格が捻くれた少女が主人公の女子バドミントン高校部活物の完結巻。
最終戦は連載6年間に培われた様々な漫画表現技法が駆使されており圧巻。


43位『ワールドトリガー(20)(21)』(葦原大介)
ワールドトリガー 21 (ジャンプコミックスDIGITAL)

異次元からの侵略者である近界民と戦うボーダー達を描いた戦略バトル物。
膨大な数の既存キャラがおりながら登場する新キャラ達もことごとく魅力たっぷり。


42位『メタモルフォーゼの縁側(3)』(鶴谷香央理)

75歳にしてBL漫画にハマった老婦人とBL好き女子高生との交流を描いた作品。
交わらないはずの二人をBLが繋ぐという構成の特異さに改めて感心させられる。


41位『金のひつじ(3)(完)』(尾崎かおり)

小学生以来数年ぶりに再会した高校生男女4人組の変化と友情を描いた青春物語の完結巻。
負の感情を乗り越えて力強く前に進んでいく青春の美しさを簡潔に描いた良作。


40位『ここは今から倫理です。(3)』(雨瀬シオリ)

問題を抱える生徒と対話しながら倫理を説く高校教師を描いた物語。
セリフと画面、ストーリーから凄まじい熱量が伝わってくる。題材の料理の仕方が巧み。


39位『虚構推理(10)(11)』(片瀬茶柴/城平京)

怪異たちから「知恵の神」として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
ミステリ構成、美しい作画、コミカルな掛け合い、文章的な面白さなどクオリティ安定。


38位『Dr.STONE(10)~(13)』(稲垣理一郎/Boichi)
Dr.STONE 13 (ジャンプコミックス)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興する人々を描いた物語。
トリッキーな題材と少年漫画を両立させるストーリーコントロールが巧み。


37位『水曜日のトリップランチ(1)(2)』(たじまこと)
水曜日のトリップランチ(2) (ポラリスCOMICS)

自室にこもる不摂生な研究者女性と彼女のランチ係を任される男性が主人公の物語。
メリハリ効いた画面構成のセンスが光る。表情豊かなキャラクタ達も魅力的。


36位『大ダーク(1)』(林田球)
大ダーク (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

林田球先生の新作は、とある理由から命を狙われる男を描く宇宙が舞台のファンタジー。
荒々しい絵柄で描かれるグロテスクな画面やおとぼけて緊張感のないキャラクタ達は健在。


35位『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(13)』(長田悠幸/町田一八)
SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん(13) (ビッグガンガンコミックス)

伝説のギタリストの幽霊が取り付いた地味な高校教師が主人公のバンド物。
収録4曲それぞれ違った方向性でバンド描写の新境地を開拓しており圧巻の表現力。


34位『ヴァンピアーズ(1)』(アキリ)
ヴァンピアーズ(1) (サンデーGXコミックス)

ヴァンパイアの少女とその少女に一目ぼれした人間の少女との交流を描いた物語。
繊細で美しい作画で描かれる少女達はコミカルな掛け合いも合わさって魅力たっぷり。


33位『天国大魔境(2)(3)』(石黒正数)
天国大魔境(3) (アフタヌーンKC)

天国を探して崩壊した日本を旅する少年少女と箱庭に隔離された子供達を並行して描く物語。
キャッチーなキルコ編と意味深なトキオ編、どちらも違った魅力。二つがどう繋がるか。


32位『君は放課後インソムニア(1)(2)』(オジロマコト)
君は放課後インソムニア (2) (ビッグコミックス)

高校の天文部を舞台に、不眠症という共通の悩みを持つ男女を描く物語。
思春期らしい悩み方や部活動と仲間、芽生え始めの恋愛感情など、どの要素も素晴らしい。


31位『リボーンの棋士(4)(5)』(鍋倉夫)
リボーンの棋士(5) (ビッグコミックス)

将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋のプロを目指す描いた物語。
各キャラクタの性格の描き分けや心理変化の機微などの描写が抜群に上手い。


30位『宝石の国(10)』(市川春子)
宝石の国(10) (アフタヌーンKC)

身体が宝石で出来た生き物達と月から飛来する月人達を描いたファンタジー。
ショッキングなストーリーが加速している印象。今後の展開の予想がつかない。


29位『夢中さ、きみに。』(和山やま)
夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

ツイッターで話題となった『うしろの二階堂』を含む作者のデビュー短編集。
メイン二人が大変魅力的。レトロな雰囲気の画風もユニークで他では味わえない読み味。


28位『バビロンまでは何光年?』(道満晴明)
バビロンまでは何光年? (ヤングチャンピオン烈コミックス)

最後の地球人とその仲間達が地球崩壊の原因調査のため広大な宇宙を旅するSFコメディ。
道満先生の常人離れした発想力がSF世界観にマッチしていて肌馴染みが大変良い。


27位『ゴールデンカムイ(17)~(20)』(野田サトル)
ゴールデンカムイ 20 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

北海道に隠された金塊を求めて旧日本軍やアイヌ、新選組の残党などが争う物語。
狂人的キャラクタの存在や内紛を暗示させる伏線描写もあり、各組織の勢力図は混沌。


26位『ほしとんで(2)』(本田)
ほしとんで02 (ジーンLINEコミックス)

芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。
キャラクタ同士のコミカルな掛け合いの仲良し感溢れる様子が非常に微笑ましい。


25位『ダンジョン飯(7)(8)』(九井涼子)
ダンジョン飯 8巻 (HARTA COMIX)

魔物を調理して食べながらダンジョン深部を目指す冒険者一行を描いたファンタジー。
和気あいあいとした主人公パーティ話と緊迫感ある大筋ストーリー、どちらも楽しい。


24位『おとなになっても(1)』(志村貴子)
おとなになっても(1) (KC KISS)

バーで偶然出会ってお互い惹かれ合う30代女性二人の恋と葛藤を描く百合作品。
妙齢かつ社会的立場のある女性が思い切った行動に出てしまう様子は読んでてハラハラ。


23位『踊るリスポーン(1)(2)』(三ヶ嶋犬太朗)
踊るリスポーン(2) (ヤンマガKCスペシャル)

死んでもすぐ蘇る少年と彼を病的に愛する少女とのスリリングな恋愛を描くラブコメディ。
倫理観ズレた掛け合いや落ち着きなく好き勝手動く雰囲気が大好き。


22位『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(14)~(16)』(赤坂アカ)
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 16 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

好き合ってるけど自分からは言い出せなかった男女を主人公とした生徒会ラブコメディ。
重要なシリアス展開の合間にアホギャグぶち込んでくるスタイル本作らしくで大好き。


21位『ダブル(1)』(野田彩子)

天才肌の男性と彼をサポートするもう一人の男性、合わせて一人前の二人の俳優を描く物語。
野田先生の力強い作画で描かれる演技シーンが臨場感たっぷり。特に表情が大変セクシー。


20位『銛ガール(1)(2)(完)』(岩国ひろひと)
銛ガール(2) (電撃コミックスNEXT)

素潜りで魚を銛で突いて捕まえる魚突きに興じる少女達を描いた作品。
趣味系の作品に欲しい要素を全て高水準で備えていた。早期完結ながら素晴らしい良作。


19位『シネマこんぷれっくす!(3)(4)』(ビリー)

曲者ぞろいの高校シネマ部を舞台に映画オタク達の激しい掛け合いを描いた映画コメディ。
掛け合いがハイテンションで気持ちいい。素人にも玄人にもウケる映画チョイスも良い。


18位『錦糸町ナイトサバイブ(2)(3)(完)』(松田舞)
錦糸町ナイトサバイブ(3) (アフタヌーンKC)

キャバ嬢になるため上京した女性が何故だか夜間診療歯科で働き始めるコメディ。
コメディの各要素がどれをとっても高クオリティの素晴らしい作品でした。


17位『金剛寺さんは面倒臭い(3)~(5)』(とよ田みのる)
金剛寺さんは面倒臭い (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
トリッキーな表現とそれに負けないキャラクタ達が混在するバランス素晴らしい。


16位『青のフラッグ(6)(7)』(KAITO)
青のフラッグ 7 (ジャンプコミックス)

高校生男女4人組の複雑な関係を中心に繰り広げられる青春物語。
物語の中での明確な役割を持ったキャラ配置とストーリー上での彼らの動かし方が見事。


15位『潮が舞い子が舞い(1)』(阿部共実)
潮が舞い子が舞い 1 (少年チャンピオン・コミックス)

ある高校のクラスを舞台にした阿部共実先生新作コメディ。
哲学的な屁理屈の応酬は阿部ワールド全開。キャラクタ描写の深さも光る。


14位『甘々と稲妻(12)(完)』(雨隠ギド)

父と娘の親子と、女子高生との料理を通した絆を描いた家庭料理ホームドラマ。
スタイルの違う最終回を何度も味わうような丁寧なエピローグで大満足。澄み渡る読後感。


13位『ブルーピリオド(4)~(6)』(山口つばさ)
ブルーピリオド(6) (アフタヌーンコミックス)

高校2年時に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸大受験に挑戦する物語。
これまでの主人公の努力を強くリスペクトするし、だからこそ彼に深く共感できる展開。


12位『僕の心のヤバイやつ(2)』(桜井のりお)
僕の心のヤバイやつ 2 (少年チャンピオン・コミックス)

ややアホなクラスの中心女子と陰キャラ男子を描いたスクールカーストラブコメディ。
二人の互いに対する認識の変化が丁寧に描かれている。各シチュエーションも破壊力も抜群。


11位『うたかたダイアログ(3)(完)』(稲井カオル)

同じバイト先で働く高校生男女の軽快な会話劇を描いたコメディ。
センス溢れる掛け合いは最後まで安定。2種類のラストが用意された物語構成もお見事。


10位『Artiste(5)』(さもえど太郎)
Artiste 5 (BUNCH COMICS)

腕はピカイチだけど気弱な料理人を中心に様々な職人達を描くパリを舞台にした物語。
キャラクタの魅力を引き出すストーリー作りが抜群に上手い。クオリティ安定。


9位『五等分の花嫁(8)~(12)』(春場ねぎ)
五等分の花嫁(12) (週刊少年マガジンコミックス)

バラバラ個性の五つ子姉妹と彼女らの家庭教師を務める同級生男子を描くラブコメディ。
恋愛模様は更に混迷を深めてきており、今後の展開に予想がつかず大変楽しい。


8位『チェンソーマン(1)~(4)』(藤本タツキ)
チェンソーマン 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

チェンソーの悪魔と同化した楽天家な男と悪魔との戦いを描いたダークファンタジー。
読者の予想を裏切るストーリーやトリッキーなキャラクタの行動でぐいぐい引き込んでくる。


7位『水は海に向かって流れる(1)(2)』(田島列島)
水は海に向かって流れる(2) (週刊少年マガジンコミックス)

叔父の家に居候する男子高校生と同居する女性との複雑な関係を描くホームドラマ。
独特の言語センスのコメディと繊細なキャラクタ心理を描くシリアスのバランスが絶妙。


6位『イチゴーイチハチ!(7)(完)』(相田裕)

夢断たれた少年が新しく楽しい事を見つけていく姿を描いた高校生徒会物語。
主人公達の成長を見守ってきた読者としては万感の思い。密度の濃い素晴らしい完結巻。


5位『鬼滅の刃(14)~(18)』(吾峠呼世晴)
鬼滅の刃 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
積み上げてきたストーリーが次々と消化され面白さ最高潮。爆発的人気に見合った面白さ。


4位『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(14)~(16)』(谷川ニコ)

陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。
尖ったキャラクタ達が各自違う役割で主人公の成長を後押ししていく構成素晴らしい。


3位『スキップとローファー(1)(2)』(高松美咲)
スキップとローファー(2) (アフタヌーンコミックス)

自信家だけどちょっと抜けてる少女とクラスメイト達との交流を描いた作品。
主人公の頑張りが周りに派生していくハッピーな雰囲気大好き。


2位『違国日記(4)(5)』(ヤマシタトモコ)
違国日記(5)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)

両親を亡くした少女とその娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描く物語。
他者とのコミュニケーションという難しいテーマを見事に表現するストーリー構成に脱帽。


1位『かげきしょうじょ!!(7)(8)』(斉木久美子)
かげきしょうじょ!! 8 (花とゆめコミックススペシャル)

女性だけで構成された名門歌劇団の養成機関である音楽学校を舞台にした物語。
リフレインされるメインテーマを通して少女達の強さと気高さが描かれている。