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 2月読んだ漫画をまとめます。 

 2月に読んだ漫画は62冊。年度末は忙しいので、無理のない範囲でぼちぼちと。
 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、2月発売だった作品から。


『鬼滅の刃(19)』(吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
最終局面に相応しい盛り上がりを見せる。脇道に逸れない着実なストーリーの進展も良い。


『Dr.STONE(14)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
キャラクタ達の役割がかっちりハマってストーリーがグングン進んでいく展開運びは痛快。


『ミタマセキュ霊ティ(1)』(鳩胸つるん)

背後霊が百人弱憑いてる女子高生と彼女から霊を祓おうとする霊能力者の男を描くコメディ。
アホらしい設定にアホを上塗りしていくストーリー構成には破壊力ある。


『ギャルと恐竜(3)』(トミムラコタ/森もり子)

サバサバした性格のギャルとゆるキャラのような恐竜の同居生活を描いたコメディ。
何気ない日常の中に非日常の塊みたいな恐竜が自然に溶け込んでいるのがユニーク。


『重版出来!(14)』(松田奈緒子)

出版社の漫画編集を中心に漫画に携わるプロフェッショナルを描くお仕事漫画。
取次会社の新サービスなどを駆使して元書店員が個人書店を開業する話は夢があって良い。


『ワンコそばにいる(1)』(路田行)

一人暮らし女性と眠る度に人間と犬の人格が入れ替わる青年との同居生活を描いたコメディ。
ユニークな設定とクレイジーなキャラクタがバッチリ噛み合っており大変楽しい。


『ながたんと青と-いちかの料理帖-(4)』(磯谷友紀)

客足の遠のいた料亭の跡取り女性とそこに婿養子に来た口の悪い青年が主人公の料亭物語。
主人公二人の互いへの複雑な想いとその変化に関する描写が繊細で素晴らしい。


『バララッシュ(3)(完)』(福島聡)

1980年代後半に高校生だった二人の男達のアニメ製作に捧げた青春時代を描いた物語。
バディ物として全3巻通してのストーリー構成が美しく、最終話の読後感が気持ちいい。


『スキップとローファー(3)』(高松美咲)

自信家だけどちょっと抜けてる少女とクラスメイト達との交流を描いた作品。
学校やら友情やら恋愛やらの酸いも甘いも詰め込んで幸せ一杯の青春群像劇に仕上がっている。


『銀の匙 Silver Spoon(15)(完)』(荒川弘)

北海道の農業高校を舞台とした青春物語の最終巻。
蛇足なく高校編にて綺麗に大団円。各キャラクタの成長した姿が描写されており良かった。


『あーとかうーしか言えない(3)』(近藤笑真)

言語のアウトプットが苦手な新人エロ漫画家と彼女の担当編集者コンビを描く漫画業界物。
主人公が成人向け漫画を描き始めるきっかけに関する過去編、上手い構成だった。


『前略 雲の上より(7)(完)』(竹本真/猪乙くろ)

飛行機狂いの上司に連れ回されて各地の空港を巡るサラリーマンが主人公の空港紹介漫画。
日本各地の空港の特色がしっかり魅力的に紹介されているしコメディも軽快で楽しかった。


『九龍ジェネリックロマンス(1)』(眉月じゅん)

スラム街のような九龍城砦を舞台に、不動産会社に勤める女性と同僚男性との恋を描く物語。
フェチズム溢れる人物描写に九龍の風景への拘りなど画面表現が非常に魅力的。


『ここは今から倫理です。(4)』(雨瀬シオリ)

問題を抱える生徒達と対話しながら倫理を説く高校教師を描いた物語。
ディベート編の臨場感と構成、キャラクタ配置が秀逸。他の話も素晴らしいクオリティ。


『マロニエ王国の七人の騎士(4)』(岩本ナオ)

7人の個性豊かな騎士兄弟が自国周辺の国々に外交のために遠征する中世風ファンタジー。
各国の風土など描きつつキャラクタを中心に置いたストーリー構成良い。


『中野ブギウギ(1)』(研そうげん)

サブカルの街 中野を舞台に、美大志望の浪人少女と一つ目の変な生物との交流を描く物語。
少女を中心とした周りの人々(と変な生物)のアットホームで賑やかな雰囲気良い。


『宙に参る(1)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF作品。
細部まで作り込まれたSF設定にはリアリティがある。シニカルなキャラクタの掛け合いも素敵。


『ニジとクロ(2)』(武梨えり)

白黒はっきりつけたい少女と鳥のようなネズミのような謎の生き物との生活を描いた作品。
飼育描写に説得力がある。生き物ではなく飼い主側の描写に重きを置いているのも良い。


『ブラネット・ウィズ(4)』(水上悟志)

記憶喪失の少年と謎の侵略者との戦いを描いた宇宙規模のファンタジー作品。
今巻前半のダイナミックな戦闘シーンは漫画らしい表現技法が色々使われており素晴らしい。


 以上が2月発売の作品で面白かったもの。
 一番面白かったのは『スキップとローファー(3)』(高松美咲)。主人公の意図せぬ行動により周りの人間がハッピーになっていく構成が特徴的な青春群像劇。学校やら友情やら恋愛やらの酸いも甘いも詰め込んで、幸せいっぱいの青春群像劇に仕上がっている。どのキャラクタも愛おしい。メリハリ効いたコメディパートも大好き。

 続いては2月発売じゃないけど面白かった作品。


『映像研には手を出すな!(5)』(大童澄瞳)
それぞれの尖った能力を活かしてアニメーション制作に勤しむ女子高生3人組+αを描いた作品。
百目鬼氏もレギュラー化し、個性の化学反応による創作の面白さ表現は更に深くなった印象。


『バジーノイズ(5)(完)』(むつき潤)

音楽さえあれば孤独も厭わなかった青年とやや破天荒な女性を中心としたバンド物語の完結巻。
音楽に対して違ったスタンスの5人がバンドとして一つになるストーリー構成綺麗だった。


『僕は君を太らせたい!(4)(完)』(茸本朗/横山ひろと)

ゲテモノ揃いの自然の食材を使った「野食」に頼りながら旅をする四人組を描いたグルメ物。
マニアック過ぎる野食描写や程よいドタバタコメディ感は最後まで安定しており良かった。


『病月(1)』(箕田海道/もちオーレ)

クラスメイトの不気味な女子に病的に愛される少女が主人公のストーカー百合サスペンス。
異常な執着心や不気味なキャラ造形などストーカー少女のキャラクタがユニーク。


『放課後の哲学さん』(渡辺伊織)

承認欲求の強い女子と語彙力死んでるヤンキー男子との哲学トークを描いたコメディ。
テンポの良い掛け合いとモノローグ表現が楽しい。主人公二人の関係性もユニーク。


『近所の最果て 澤江ポンプ短編集』(澤江ポンプ)

『パンダ探偵社』の澤江ポンプ先生のデビュー作などを17編を収録した短編集。
じんわり温かい雰囲気が読んでて心地よい。『はっぱの人』と『サイコンクエスト』が好き。


『ボーイミーツマリア』(PEYO)

ヒーローに憧れる少年と彼が一目惚れした性別不詳な少年?との関係を描いた物語。
非常に特殊なキャラクタ設定が上手く活きるよう練り上げられたストーリー構成素晴らしい。