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 引き続きコロナウィルスで世界中がえらいことになってますね皆さん、できる範囲で漫画を読みましょう。無理はせずに。

5/8『吸血鬼すぐ死ぬ(15)』(盆ノ木至)

クソ雑魚吸血鬼と吸血鬼ハンターの男のコンビを中心に繰り広げられるドタバタコメディ。
ヘンテコ設定吸血鬼の強引な展開の話と灰汁の強い既存キャラクタの話が良いバランス。


5/8『潮が舞い子が舞い(3)』(阿部共実)

とある高校のクラスメイト達の交流を描く会話劇中心のコメディ。
屁理屈を掘り下げたような独特の論理展開と硬軟自在な言葉選びが大変巧み。


5/8『人形の国(6)』(弐瓶勉)

人形病が蔓延する世界で自由に体を人形に変える正規人形達の戦いを描いたファンタジー。
スケールの大きい構造物やアーティスティックなデザインなど、弐瓶勉ワールド全開。


5/8『アルスラーン戦記(13)』(荒川弘/田中芳樹)

国を追われた王子とその仲間達の祖国奪還の戦いを描いた大作小説のコミカライズ。
各勢力に動きはありながら主人公サイドは盤石で、わかりやすい王道ストーリーは痛快。


5/9『シネマこんぷれっくす!(5)』(ビリー)

曲者ぞろいの高校シネマ部を舞台に映画オタク達の激しい掛け合いを描いたコメディ。
雰囲気で楽しめるよう工夫された映画チョイスとハイテンションなコメディが楽しい。


5/9『サバエとヤッたら終わる(1)』(早坂啓吾)

大学生男子が恋愛相談をしている女友達を異性として意識しまいと踏ん張るラブコメディ。
設定を活かしつつ一話単ページでサクサク進むため読みやすい作品。


5/12『金剛寺さんは面倒臭い(6)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
綺麗にまとまった前巻から、次はどんなトリッキーな展開が待ち受けているか。


5/13『鬼滅の刃(20)』(吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
最終局面に相応しい盛り上がり。脇道に逸れないストーリーの進展も本作らしくて良い。


5/13『SPY×FAMILY(4)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人の擬似家族コメディ。
主人公3人の役割を活かしたストーリー構成が巧みでストレスなくスイスイ読める。


5/13『こじらせ百鬼ドマイナー(5)』(南郷晃太)

四国にある妖怪の学校に転入した人間の少年がマイナー妖怪達と交流するコメディ。
個性豊かなキャラクタ達のワイワイ賑やかな掛け合いは楽しい。キャラクタも皆可愛い。


5/13『ちはやふる(44)』(末次由紀)

競技かるたに青春を燃やす高校生男女を描いた青春スポ根物。
最終決戦序盤。ここまで積み上げてきた物語を全て消化していくような展開を期待したい。


5/13『にこめっこ(2)』(赤堀君)

悪魔の呪いにより笑うと周りの人が不幸になるため笑いを封印した少女を描くラブコメディ。
ユニークな設定とそれを活かしたストーリーは良い。1巻ラストの引きからどう動くか。


5/13『アスペル・カノジョ(7)』(萩本創八/森田蓮次)

同人描きの男のもとに転がり込んできたアスペルガー症候群の女性を描いた作品。
発達障害の方への接し方について描写が丁寧。少しずつだが着実に前進していっており良い。


5/15『きみを死なせないための物語(7)』(吟鳥子)

パートナー以外の異性との接触が制限される近未来における恋愛の姿を描いたSF作品。
契約をベースにした人間関係や上流階級による人口統制などSF設定の作りこみは素晴らしい。


5/15『ダンジョン飯(9)』(九井諒子)

魔物を調理して食べながらダンジョン深部を目指す冒険者一行を描いたファンタジー。
ストーリー本筋は各人の思惑が絡み合いどう転ぶかわからないワクワク感が続く。


5/15『いちげき(6)』(松本次郎/永井義男)

江戸を舞台に、薩摩に対抗して幕府が組織した農民出の急造武士集団の活躍を描いた物語。
泥臭い農民根性と武士としてのプライドが混在した一撃必殺隊の行動原理が異質。


5/18『古見さんは、コミュ症です。(17)』(オダトモヒト)

ものすごい美少女だけど人付き合いが苦手な女子高生を中心にしたキャラコメディ。
三角関係の演出のための展開が進む。三人の関係がきっちり収まるか不安になってきた。


5/18『双亡亭壊すべし(17)』(藤田和日郎)

空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラー。
迫力ある画面やキャラクタの熱量は藤田作品の良さが出ておりそこに乗っかれれば楽しい。


5/19『ヴァンピアーズ(3)』(アキリ)

ある願望を抱えたヴァンパイアの少女とその少女に一目ぼれした人間の少女を描いた物語。
作画が強く少女達の一挙手一投足美しい。何気ない描写の端々に拘りを感じられるのも良い。


5/20『東独にいた(2)』(宮下暁)

冷戦時代の東ドイツを舞台に互いに秘密を抱えたある男女を描く物語。
対立組織に属する男女の恋愛を軸としたドラマティックなストーリー構成が魅力的。


5/22『ワンダンス(3)』(珈琲)

吃音症の少年と言語以外での表現力が豊かな少女を主人公にした高校ダンス部物。
ダンスの動きやリズム、臨場感を表現するために様々な漫画表現に挑戦している。


5/22『天国大魔境(4)』(石黒正数)

天国を探して崩壊した日本を旅する少年少女と箱庭に隔離された子供達を並行して描く物語。
キルコ編とトキオ編どちらも違った魅力があり二つの物語がどのように結びつくのか楽しみ。


5/22『あの人の胃には僕が足りない(5)』(チョモラン)

怪物を惹きつける少年と秘密を抱えた先輩女子がワタリと呼ばれる怪物を退治する物語。
デフォルメ効いたキャラ造形と写実的な背景が違和感なく合わさっており画面がユニーク。


5/22『ゴールデンゴールド(7)』(堀尾省太)

金を引き寄せ徐々に人々を狂わせる「福の神」を中心にしたサスペンスホラー。
風呂敷を畳むどころかどんどん広げていっておりどこに収束していくかまだ見えない。


5/22『とんがり帽子のアトリエ(7)』(白浜鴎)

見習い魔法使いの少年少女を主人公にした正統派ハイファンタジー。
どの1コマを切り取っても1枚絵として成立するような緻密な画面の美しさ。


5/22『とんがり帽子のキッチン(1)』(白浜鴎/佐藤宏海)

大人キャラが魔法を駆使して料理を作る『とんがり帽子のアトリエ』スピンオフ作品。
『いそあそび』の佐藤宏海先生の新作。絵柄もかなり原作に寄せてきており美麗。


5/22『望郷太郎(2)』(山田芳裕)

500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
ユニークな設定が山田芳裕先生のパワフルな作風に上手くはまっている。


5/22『好きな子がめがねを忘れた(5)』(藤近小梅)

眼鏡忘れてしかめっ面な少女とその娘が好きな純情男子との掛け合いを描くラブコメディ。
眼主人公二人の距離感が徐々に近づいていく描写は甘酸っぱくて素晴らしい。


5/22『竜女戦記(1)』(都留泰作)

戦国時代の日本に似た世界を舞台に、国を追われた主婦が天下を取る歴史ファンタジー。
『ムシヌユン』の都留秦作先生の新作。オンリーワンの作風がまた読めるの楽しみ。


5/22『自転車屋さんの高橋くん(2)』(松虫あられ)

頼みごとを断れない会社員女性とヤンキーっぽい自転車屋の男性との恋愛を描いた物語。
読み進めていくと愛嬌があり強引さも魅力的に見えてくる。文法的には少女漫画に近い印象。


5/25『その着せ替え人形は恋をする(5)』(福田晋一)

雛人形を愛する少年と彼にコスプレ衣装作成を依頼する少女を描くコスプレラブコメ。
サバサバオタクギャルという属性詰め合わせのヒロインの可愛さ強い。


5/29『トクサツガガガ(19)』(丹羽庭)

隠れ特撮オタのOLを中心に様々なジャンルのオタク達の交流を描くコメディ。
作中作の特撮シリーズも次の作品が始まり、まだまだ続きそうな様相。


5/29『ぽんこつポン子(5)』(矢寺圭太)

妻に先立たれた頑固な老人と彼のもとにやってきたメイドロボとの交流を描いた作品。
可愛らしいキャラデザインとハートフルなストーリー、ノスタルジックな雰囲気が良い。


5/29『リボーンの棋士(6)』(鍋倉夫)

将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋のプロを目指す描いた物語。
各キャラクタの性格の描き分けや心理変化の機微などの描写が上手く、人間が描けている。


5/29『夜明け前に死ぬ(2)』(大北真潤)

粘膜を通してパートナーの充電を行う「輸送人」達の戦いを描いたアクション物。
漫画としての粗は各所目立つものの、大変ユニークな設定と世界観が魅力的。