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 2020年5月に読んだ新人漫画家さんをまとめます。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2020年1月1日~2020年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。
 5月読んだ新人漫画家作品は9冊。このペースを維持できると良いなぁ。

 以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。


『趣味のラブホテル(1)』(らぱ☆)
同人作家の女性とふたなり美少女天使が全国各地のユニークなラブホテルを巡っていく物語。
友達以上恋人未満のような主人公二人の関係性が大変尊い。等身低めの絵柄も可愛らしい。


『バクちゃん(1)』(増村十七)
夢が枯渇したバクの星から移民として地球にやってきた子供バクを主人公にした物語。
現実の移民の境遇や社会的扱いを他の星の生き物に置き換えて比喩的に描いておりユニーク。


『インモラルなやさしい彼』(野良おばけ)
私生活でも役を演じる役者の男とその隣人の性生活が乱れた男性との関係を描いたBL作品。
相手側からの影響を受けて自分自身を見つめ直す心理描写が巧み。ストーリー構成見事。


『イーハトーヴのふたりの先生(1)』(山口八三)
動物園を舞台に動物と痛覚を共有する獣医ともう一人の冷酷な獣医を描く物語。
タイプの違う二人の噛み合わないやり取りがシリアスながらちょっと滑稽で面白い。


『魔々ならぬ(1)』(ゆーき)
漫画家志望の男性と、異世界から飛ばされてき魔術師と魔王との同居生活を描いたコメディ。
キャラクタ達がしっかり制御されず好き放題動き回るドタバタな雰囲気が楽しい。


『私、スケベ以外興味ないので(1)』(井手美貴)
容姿端麗成績優秀な生徒会長でありながらスケベ妄想しかしていない女子を描くコメディ。
下ネタの質が(いい意味で)低俗であり、その下ネタが凄まじい密度と圧力で展開される。


『放課後スイッチ(1)』(井上とさず)
ヤンキー女子と彼女をおちょくる転校生など、様々な女子高生コンビを描く群像劇。
対比的なキャラクタが上手く配置されておりそれぞれの関係性が面白い。


『侵略好意(1)』(犬背九二郎)
ぼっち少女と彼女に寄生した宇宙生物のコンビが襲来する敵性宇宙生物と戦う物語。
敵と戦う少女の行動原理が全て「他人から好かれて友達になること」である点がユニーク。


『妻が夫で夫が妻で(1)』(青波エコー)
育児放棄気味の夫と彼に不満を募らせる妻の体が入れ替わったという設定の物語。
円満ではない夫婦関係について互いの立場を認識し理解し合っていくストーリー構成が良い。