図1

 2020年上半期まとめ記事、全3つ中の2つ目。読んだ漫画全部のまとめ。

 2020年上半期に読んだ漫画は373冊。2019年度上半期の494冊からかなり減少。まぁあんまり数は意識せずにぼちぼちやっていきます。

 その中でオススメの作品をランキング形式で50作品紹介します。皆さんの漫画探しの参考にして頂けると幸いです。


50位『SPY×FAMILY(3)(4)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人を描く擬似家族コメディ。
コメディとアクションのメリハリが効いた作画良い。キャラクタの役割分担的確。


49位『あつもりくんのお嫁さん(←未定)(4)(5)』(タアモ)

御曹司に恋をして彼と恋仲になるために単身上京した田舎娘を描いた作品。
恋愛の進展と共に全ての事象が好転していく少女漫画空間における恋愛の無敵っぷりが痛快。


48位『バララッシュ(3)(完)』(福島聡)

1980年代後半に高校生だった二人の男達のアニメ製作に捧げた青春時代を描いた物語。
バディ物として全3巻通してのストーリー構成が美しく、最終話の読後感が気持ちいい。


47位『ゆりでなるvえすぽわーる(2)』(なおいまい)

公共の場にて見知らぬ女子二人相手に百合妄想をする少女二人を描いた作品。
キラキラな漫画的効果や感情を語る瞳など漫画表現を駆使したキャラクタの表情演出が強烈。


46位『前略 雲の上より(7)(完)』(竹本真/猪乙くろ)

飛行機狂いの上司に連れ回されて各地の空港を巡るサラリーマンが主人公の空港紹介漫画。
日本各地の空港の特色がしっかり魅力的に紹介されているしコメディも軽快で楽しかった。


45位『東京黄昏買い食い部』(鈴木小波)

凸凹女子高生コンビが買い食い部と称して東京の実在のグルメを食べ歩く姿を描いた物語。
軽快なキャラクタの掛け合いや細部に凝ったグルメ作画など鈴木小波先生の魅力ぎっしり。


44位『放課後の哲学さん』(渡辺伊織)

承認欲求の強い女子と語彙力死んでるヤンキー男子との哲学トークを描いたコメディ。
テンポの良い掛け合いとモノローグ表現が楽しい。主人公二人の関係性もユニーク。


43位『映像研には手を出すな!(5)』(大童澄瞳)

尖った能力を活かしてアニメーション制作に勤しむ女子高生3人組+αを描いた作品。
百目鬼氏もレギュラー化し、個性の化学反応による創作の面白さ表現は更に深くなった印象。


42位『Dr.STONE(14)(15)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
キャラクタ達の役割がかっちりハマってストーリーがグングン進んでいく展開運びは痛快。


41位『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(17)』(谷川ニコ)

陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。
主人公が意図して行動が周りを幸福にする段階に移行してきた。彼女の成長が喜ばしい。


40位『踊るリスポーン(3)』(三ヶ嶋犬太朗)

死んでもすぐ蘇る少年と彼を病的に愛する少女とのスリリングな恋愛を描くラブコメディ。
狂った倫理観のキャラクタ達の中にピュアな感情を忍ばせる構成素晴らしい。


39位『メタモルフォーゼの縁側(4)』(鶴谷香央理)

75歳にしてBL漫画にハマった老婦人とBL好き女子高生との交流を描いた作品。
全く立場の違う二人が交わることで互いの人生に大きな変化が訪れる、という構成良い。


38位『金剛寺さんは面倒臭い(6)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
「蛇足」になっても遊び心たっぷりな話がいっぱいでおもちゃ箱のような楽しさ。


37位『ワールドトリガー(22)』(葦原大介)

異次元からの侵略者である近界民と戦うボーダー達を描いた戦略バトル物。
集団戦や各々の役割の描き分けなど、本作の良さが存分に味わえる巻で大満足。


36位『付き合ってあげてもいいかな(4)』(たみふる)

勢いで付き合い始めた大学生二人のすんなりいかない関係を描く百合恋愛物。
キャラクタの心理描写がロジカルに整理されており共感性高い。


35位『おむすびの転がる町』(panpanya)

年に一度のお楽しみの『楽園』掲載のpanpanya作品を収録した短編集。
ノスタルジックな画面の雰囲気と捻じれた理屈で進むストーリーはオンリーワンの魅力。


34位『虚構推理(12)』(城平京/片瀬茶柴)

怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
超常現象を活かした仕掛けや整合性のとれたロジックはミステリとして高水準。


33位『竜女戦記(1)』(都留泰作)

江戸日本っぽい戦乱の世を舞台に、勝気な主婦が天下を取るまでを描く物語。
前作同様の制御された狂気の魅力は健在。第一巻の構成は物語の導入として見事。


32位『ダンジョン飯(9)』(九井諒子)

魔物を調理して食べながらダンジョン深部を目指す冒険者一行を描いたファンタジー。
カブルー側の動きも並行して進展するようになり作品としての深さが更に増した印象。


31位『バーナード嬢曰く。(5)』(施川ユウキ)

似非読書家の女子高生とその読書家友人達との掛け合いを描いた読書あるあるコメディ。
読書好きの共感を覚えやすいネタチョイスや自意識過剰気味な物事の捉え方などユニーク。


30位『ダブル(2)』(野田彩子)

天才肌の男性と彼をサポートするもう一人の男性、二人で一人前の俳優を描く物語。
特異な主人公二人の関係性が絡み合ったストーリー構成が巧み。絵の力も強い。


29位『銀の匙(15)(完)』(荒川弘)

北海道の農業高校を舞台とした青春物語の最終巻。
蛇足なく高校編にて綺麗に大団円。各キャラクタの成長した姿が描写されており良かった。


28位『おとなになっても(2)』(志村貴子)

バーで偶然出会ってお互い惹かれ合う30代女性二人の恋と葛藤を描く百合作品。
親族関係なども巻き込んで事態が混乱していく人間関係の描き方は志村貴子先生らしさ満載。


27位『美少年倶楽部の秘密(2)(完)』(かまぼこRED)

誰もが羨む美少年小学生4人組が羽目を外して騒ぐ様子を描くギャグ漫画。
美麗な作画とアホネタのギャップを利用したシュールギャグのキレ味鋭い。


26位『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~(1)』(江島絵里)

ゲーム禁止のお嬢様学校を舞台に、二人の少女の格ゲーを通した交流を描く物語。
シュールすれすれの演出とそれを活かす作画がかみ合った結果、画面の勢い凄まじい。


25位『僕の妻は感情がない(1)』(杉浦次郎)

家事ロボットと彼女を好きになり妻として扱う会社員男性との交流を描く物語。
二人の異種間恋愛が尊い一方で、シュールギャグとしても扱うバランス感覚も素晴らしい。


24位『進撃の巨人(31)』(諫山創)

巨人と人類の生存戦争を描いていた巨編ダークファンタジー。
「駆逐」というワードのリフレインと壮大な最終局面への突入で否応なしに盛り上がる。


23位『九龍ジェネリックロマンス(1)』(眉月じゅん)

スラム街のような九龍城砦を舞台に、不動産会社に勤める女性と同僚男性との恋を描く物語。
フェチズム溢れる人物描写に九龍の風景への拘りなど画面表現が非常に魅力的。


22位『趣味のラブホテル(1)』(らぱ☆)

同人作家の女性とふたなり美少女天使が全国各地のユニークなラブホテルを巡っていく物語。
友達以上恋人未満のような主人公二人の関係性が大変尊い。等身低めの絵柄も可愛らしい。


21位『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season4』(服部昇太)

邦画好きな女子高生が賛否両論ある邦画を紹介する映画コメディ。
今巻は作品プレゼンにおける心構えや「好き」の強さの話などの見解が興味深かった。


20位『ほしとんで(03)』(本田)

芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。
大学という場をコミカルな雰囲気で描きつつ俳句の魅力も紹介するバランス感覚素晴らしい。


19位『宙に参る(1)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF作品。
作り込まれたSF設定にはリアリティがある。シニカルなキャラクタの掛け合いも素敵。


18位『雑な生活』(中憲人)
がざつで生活が雑な女性とその友人のしっかり者女性コンビを描いた作品。
性格が真逆な主人公二人がお互いを尊重しながら楽しく交流する様子は見ていて微笑ましい。


17位『鬼滅の刃(19)(20)』(吾峠呼世晴)
鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
最終局面に相応しい盛り上がりを見せる。脇道に逸れない着実なストーリーの進展も良い。


16位『リボーンの棋士(6)』(鍋倉夫)
将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋のプロを目指す描いた物語。
濃密な師弟対決からサブキャラクタ達のエピソードまで、今巻も内容充実。


15位『かげきしょうじょ!!(9)』(斉木久美子)
女性だけで構成された名門歌劇団の養成機関である音楽学校を舞台にした物語。
新キャラの登場など将来の布石となる展開が続き今後への期待が膨らむ。


14位『ブルーピリオド(7)』(山口つばさ)
高校2年時に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸大受験に挑戦する物語。
共感性が高く、彼の逃げ出してしまいたい気持ちさえありありと想像できて苦しい。


13位『可愛そうにね、元気くん(3)(4)』(古宮海)
陵辱に興奮を覚える少年が同級生女子への想いに悩む物語。
強烈な題材をエンタメに落とし込みながらディープな方向に躊躇なく突き進んでいる。


12位『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ)
両親から虐待されて自殺した親友の遺骨を奪い逃走する女性を描く物語。
画面表現が大変力強く心揺さぶられる。単巻で綺麗に収まったストーリーも素晴らしい構成。


11位『ゴールデンカムイ(21)(22)』(野田サトル)
北海道に隠された金塊を求めて旧日本軍やアイヌ、新選組の残党などが争う物語。
長期的なストーリー構成がしっかり組まれていることが感じ取れる素晴らしい展開。


10位『ワンコそばにいる(1)(2)』(路田行)
一人暮らし女性と眠る度に人間と犬の人格が入れ替わる青年との同居生活を描いたコメディ。
シンプルなわかりやすい設定を活かしたストーリー構成が上手くグイグイ読ませてくれる。


9位『Artiste(6)』(さもえど太郎)
腕はピカイチだけど気弱な料理人を中心に様々な職人達を描くパリを舞台にした物語。
キャラクタの魅力を引き出すお話作りが抜群に上手く群像劇として非常にクオリティが高い。


8位『そのへんのアクタ(1)』(稲井カオル)
エイリアンとの戦いが日常化する世界で、自身の役目を見失った元英雄の男を描くコメディ。
小気味良い会話のリズムとトリッキーな言葉選びのセンスは頭一つ抜けている印象。


7位『ここは今から倫理です。(4)』(雨瀬シオリ)
問題を抱える生徒達と対話しながら倫理を説く高校教師を描いた物語。
ディベート編の臨場感と構成、キャラクタ配置が秀逸。他の話も素晴らしいクオリティ。


6位『スーパーベイビー(2)』(丸顔めめ)
一途な黒ギャルと押しの弱い地味メンとの違和感アリアリな二人の関係を描いた物語。
描写の端々からギャル愛を感じる。ハッピーな空気が作品から漂っており元気が貰える作品。


5位『五等分の花嫁(13)(14)(完)』(春場ねぎ)
バラバラ個性の五つ子姉妹と彼女らの家庭教師を務める同級生男子を描いたラブコメディ。
5人に対して平等で誠実な作品姿勢は貫かれた。美しくまとまったストーリー構成も見事。


4位『僕の心のヤバイやつ(3)』(桜井のりお)
ややアホなクラスの中心女子と陰キャラ男子を描いたスクールカーストラブコメディ。
周囲には秘密の関係の背徳感や両片思いじれったさなど、今巻も甘酸っぱさ最高潮。


3位『チェンソーマン(5)~(7)』(藤本タツキ)
チェンソーの悪魔と同化した欲望に正直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
キャラクタ達が欲深だったりと、ぶっ飛んでるけどどこか人間味あるのが大変良い。


2位『潮が舞い子が舞い(2)(3)』(阿部共実)
とある高校のクラスメイト達の交流を描く会話劇コメディ。
論理展開と言葉選び、掛け合いのテンポにおいて圧倒的なオリジナリティが確立されている。


1位『スキップとローファー(3)』(高松美咲)
自信家だけどちょっと抜けてる少女とクラスメイト達との交流を描いた作品。
学校やら友情やら恋愛やらの酸いも甘いも詰め込んだ極上の青春群像劇に仕上がっている。