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 2020年7月に読んだ新人漫画家さんをまとめます。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2020年1月1日~2020年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 7月読んだ新人漫画家作品は9人分。上期の気になってた作品をピックアップして読めて良かった。このペース維持したい。

 以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。


『紛争でしたら八田まで(1)(2)』(田素弘)

世界中の紛争地に赴き問題を解決する地政学コンサルタントの女性を描いた作品。
民族や文化、地理などの描写に綿密な調査が感じられ知的好奇心をくすぐる内容。


『無能の鷹(1)』(はんざき朝未)

仕事出来そうな見た目なのにポンコツな女性会社員を描いたコメディ。
主人公の意図せぬところで周りの人々が救われている構成が上手い具合に機能してる。


『Lv1魔王とワンルーム勇者(1)~(3)』(toufu)

10年前に勇者に討たれた魔王と落ちぶれてニート生活を送る勇者を中心とした物語。
ユニークな舞台設定と灰汁の強いキャラクタ達の掛け合いは独特の雰囲気があって楽しい。


『泣いたって画になるね』(畳ゆか)

クラスの中心女子と彼女の幼馴染の地味な女子との歪な関係を描いた作品。
容姿やカリスマ性に対する劣等感や感情の不安定さなどが情緒的に描かれており素晴らしい。


『伴走者』(浅生鴨/斉藤羽凧)

マラソン競技者でもある男性が盲目ランナーの伴走者としてパラリンピックを目指す物語。
性格の違う二人が徐々に絆を深めていく構成が丁寧でバディ物として完成度高い。


『粉もんロード』(クマリネ)

恋人との結婚するため、トルコから中国まで粉もんレシピを求めて旅をする青年を描く物語。
現地の食文化は日本人には馴染みのないものも多く興味深い内容。


『AV男優はじめました(1)』(蛙野エレファンテ)

会社員からAV男優になった作者が自身の体験と業界の内情を赤裸々に描くエッセイ作品。
スポットライトの当たりにくい職業であり興味深い内容。


『数学ゴールデン(1)』(藏丸竜彦)

数学オリンピック出場を目指す不器用な努力家の少年と感覚派で天才肌の少女を描く物語。
数学という特異な題材とスポ根的な青春要素が良い塩梅で調和している。


『ブクロキックス(1)』(松木いっか)

生まれつき全盲の少年が偶然出会った少女に誘われてブラインドサッカーに挑戦する物語。
馴染みのない珍しい題材に対して競技性や魅力を伝えようとする姿勢は評価できる。