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 2020年7月読んだ漫画をまとめます。 

 7月に読んだ漫画は66冊。60冊ペース維持。今年はずっとこんな感じ。

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、7月発売だった作品から。


『Dr.STONE(16)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
またもや飛び出した大風呂敷をどのように畳んでいってくれるかワクワク。


『鬼滅の刃(21)』(吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
キャラクタの集結や予想外の窮地、そこからスムーズな過去編への移行など隙がない展開。


『悪魔のメムメムちゃん(10)』(四谷啓太郎)

全然仕事できないところがダメ可愛いポンコツ悪魔を中心に繰り広げられるコメディ。
ドタバタコメディとして純度が高くなってきた。各話のネタのクオリティに安定感がある。


『ロロッロ!(7)(完)』(桜井のりお)

人間そっくりのロボット少女と彼女をロボットと信じない少女を中心としたコメディ。
中学生的思考のドタバタ下ネタギャグスタイルは最後まで安定。次回ギャグ連載も期待。


『ワンコそばにいる(3)(完)』(路田行)

一人暮らし女性と眠る度に人間と犬の人格が入れ替わる青年との同居生活を描いたコメディ。
カオスなキャラ心理などで最後まで読者を安心させないスリリングな作品でした。


『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(18)』(谷川ニコ)

陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。
特装版小冊子のIFストーリーがこれまでの集大成感があり完成度高い。ファンはマストバイ。


『女の園の星(1)』(和山やま)

女子高を舞台に生徒達に少々なめられている男性教員と彼女らの交流を描いたコメディ。
ハイレベルなギャグセンスが存分に活かされている。シュールな空気感とテンポの妙は圧巻。


『夫のちんぽが入らない(5)(完)』(こだま/ゴトウユキコ)

タイトル通りの事象を抱えたまま夫婦となった女性が書いたエッセイのコミカライズ。
「人と違うことの生きにくさ」に折り合いをつけていく様子が丁寧に描かれていた。


『可愛そうにね、元気くん(5)』(古宮海)

人が傷ついた姿に興奮を覚える少年が同級生女子への想いに悩む物語。
主人公をこの状況まで持ってこれた5巻通してのストーリー構成お見事。


『アレンとドラン(4)』(麻生みこと)

ちょっと変わったイケメン男子に恋をした映画好きサブカル女子大生を主人公とした物語。
一人が好きだけど構って欲しかったりボッチサブカル好きの心情描写が明瞭で現実感ある。


『あーとかうーしか言えない(4)(完)』(近藤笑真)

言語のアウトプットが苦手な新人エロ漫画家と彼女の担当編集者コンビを描く漫画業界物。
漫画家と編集が意見をぶつけ合いながら協力して作品を作り上げる展開が素晴らしかった。


『煙と蜜(2)』(長蔵ヒロコ)

大正時代を舞台に、幼い少女と彼女の許嫁である歳の離れた軍人の男との交流を描いた物語。
主人公二人のアンバランスさ前面に押し出したうえで慕い合う関係が描かれており尊い。


『宝石の国(11)』(市川春子)

身体が宝石で出来た生き物達と月から飛来する月人達を描いていたファンタジー作品。
市川春子世界を長編に拡張した結果、短編の地獄が深く広く鮮明になってしまった。


『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(19)』(赤坂アカ)

お互い好き合ってるけど自分からは言い出せなかった男女を中心とした生徒会ラブコメディ。
シリアスパートとコメディパートを使い分けるバランス感覚が相変わらず上手い。


『【推しの子】(1)』(横槍メンゴ/赤坂アカ)

人気アイドルとそのファンの男性の間に起こる思いもよらない関係性の変化から始まる物語。
トリッキーなストーリー構成が非常にユニークでグイグイ引き込んでくる。


『泣いたって画になるね』(畳ゆか)

クラスの中心女子と彼女の幼馴染の地味な女子との歪な関係を描いた作品。
容姿やカリスマ性に対する劣等感や感情の不安定さなどが情緒的に描かれており素晴らしい。


『刷ったもんだ!(1)』(染谷みのる)

新人デザイナーとして働く元ヤン女性を中心に繰り広げられる印刷会社コメディ。
印刷会社の業務について細かく描写されており興味深い。お仕事物として秀逸な作品。


『アクロトリップ(3)』(佐和田米)

魔法少女と悪の組織、悪の組織の参謀として働く女子を主人公としたコメディ。
非常に愛らしい悪の組織。ドタバタしたコメディの雰囲気も相まって読んでて癒される。


『光の箱』(衿沢世衣子)

生と死の間に位置するコンビニを舞台に、そこにやってくる人々を描くオムニバス。
独特のリズムを持ったコマ割りや抑揚を抑えた画面、少し不思議な雰囲気などが心地よい。


『上野さんは不器用(8)』(tugeneko)

ヘンテコ超科学道具で意中の男子を誘惑するも空回りする女子を描くコメディ。
お決まりパターンとトリッキーな話が上手い配合で収録されておりメリハリ効いてる。


『ぽんこつポン子(6)』(矢寺圭太)

妻に先立たれた頑固な老人と彼のもとにやってきたメイドロボとの交流を描いた作品。
今巻収録の話はセンチメンタルな読み心地が非常にエモかった。コメディ面も安定感ある。


『マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~(4)(完)』(町田粥)

公式からの情報供給が途絶えて久しい衰退ジャンルオタの女性2人を中心にしたコメディ。
衰退ジャンルに限らずオタク全体に共感性の高いネタは最後まで高クオリティ。


 以上が7月発売の作品で面白かったもの。
 一番面白かったのは『女の園の星(1)』(和山やま)。画面の雰囲気とかモノローグの使い方とか間の取り方などセンス抜群。『夢中さ、君に。』で片鱗が感じられた和山やま先生のハイレベルなギャグセンスが存分に活かされている。

 続いては7月発売じゃないけど面白かった作品。


『コーヒームーン(1)』(牡丹もちと)

「幸福な一日」に閉じ込められた少女とクラスメイト達との奇妙な日常を描く物語。
ミステリアスでトリッキーなストーリーと軽快なコメディ描写のバランスが良い。


『ひとりぷれい』(火鳥)

アナルアスリート「後崎さん」シリーズでまるまる一冊構成された狂気の下ネタギャグ。
ありとあらゆる題材がアナルネタに変換されており腕力で笑わせにくる。


『無能の鷹(1)』(はんざき朝未)

仕事出来そうな見た目なのにポンコツな女性会社員を描いたコメディ。
主人公の意図せぬところで周りの人々が救われている構成が上手い具合に機能してる。


『伴走者』(浅生鴨/斉藤羽凧)

マラソン競技者でもある男性が盲目ランナーの伴走者としてパラリンピックを目指す物語。
性格の違う二人が徐々に絆を深めていく構成が丁寧でバディ物として完成度高い。


『紛争でしたら八田まで(1)(2)』(田素弘)

世界中の紛争地に赴き問題を解決する地政学コンサルタントの女性を描いた作品。
民族や文化、地理などの描写に綿密な調査が感じられ知的好奇心をくすぐる内容。


『往生際の意味を知れ!(1)』(米代恭)

7年前に振られた元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性を描く物語。
復縁への期待で混乱する男性側の思考をぶっ飛ばす女性側の突飛な提案の破壊力凄まじい。


『Lv1魔王とワンルーム勇者(1)~(3)』(toufu)

10年前に勇者に討たれた魔王と落ちぶれてニート生活を送る勇者を中心とした物語。
ユニークな舞台設定と灰汁の強いキャラクタ達の掛け合いは独特の雰囲気があって楽しい。