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 2020年8月読んだ漫画をまとめます。 

 8月に読んだ漫画は101冊。久しぶりに100冊超えました。『ハイキュー!!』一気読みしたのが大きい。

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、7月発売だった作品から。


『働かないふたり(20)』(吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
のんびりと生きるキャラクタ達をずっと眺めていたいので末永く続いて欲しい。


『君は放課後インソムニア(4)』(オジロマコト)

高校の天文部を舞台に、不眠症という共通の悩みを持つ男女を描く物語。
恋愛だけでなく思春期の不安定な感情が多様な角度から描写される。作画への拘りも流石。


『チェンソーマン(8)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した欲望に正直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
ジェットコースターのようなストーリーが猛威を振るい始めカオスが加速している。


『違国日記(6)』(ヤマシタトモコ)

両親を亡くした少女とその娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描く物語。
キャラクタの思想や感情の移ろいに対する演出やストーリー構成力に感服させられるばかり。


『家庭教師なずなさん(1)』(縁山)

黒い資産家の孫と彼を立派な悪党に育てるためにやってきた家庭教師の女性を描くコメディ。
テンポ良く繰り広げられる掛け合いは言語チョイスがユニークで非常に魅力的。


『ご飯は私を裏切らない』(heisoku)

社会に適合できずバイトで食いつなぐ極限アラサー女性の食事風景を描く物語。
食事という行為自体を人生の逃避のように捉える主人公の考え方が非常にユニーク。


『ハイキュー!!(1)~(44)』(古館春一)

最強の囮とコート上の王様と呼ばれる二人の少年と仲間達の躍進を描く高校バレーボール物。
ハイレベルな競技が繰り広げられながら過去のエピソードがリフレインしていく演出は圧巻。


『金曜日はアトリエで(1)』(浜田咲良)

抜けてる女性会社員の女性と彼女をモデルとして雇う自信家の画家とのやりとりを描く物語。
男性側の好意がことごとく気づかれずスルーされて頓珍漢な返しが来る流れは滑稽で楽しい。


『スキップとローファー(4)』(高松美咲)

自信家だけどちょっと抜けてる少女とクラスメイト達との交流を描いた作品。
キャラクタ達の暗い感情も含め全部混ぜた上で爽やかな群像劇に仕上げられている。


『大ダーク(2)』(林田球)

とある理由から命を狙われる男を描く宇宙が舞台のファンタジー。
シリアスな場面でも緊張感のない雰囲気とグロテスクな画面の組み合わせはオンリーワン。


『ダンピアのおいしい冒険(1)』(トマトスープ)

いわゆる海賊船に乗り込み太平洋を旅する好奇心旺盛な男を主人公にした物語。
デフォルメ効いたユニークな絵柄とスケールの大きな冒険の組み合わせが良い塩梅。


『ハヴ・ア・グレイト・サンデー(4)(完)』(オノ・ナツメ)

初老男性とその息子、義理の息子という男3人が贅沢な日曜日を過ごす様子を描いた作品。
主人公3人やその家族達の世代を超えた交流の様子がほっこり温かい気持ちにさせてくれる。


『CITY(11)』(あらゐけいいち)

どこか変わった人々が住む町を舞台にしたシュールギャグオムニバス。
目まぐるしく場面が変わる展開とスピード感溢れる画面、不条理なギャグが痛快な読み味。


『三ツ星カラーズ(8)(完)』(カツヲ)

上野周辺を舞台に、お騒がせ女子小学生3人組と近所の人々との交流を描いた日常コメディ。
可愛らしくて元気いっぱいな三人が好きなように遊びまわる本作の楽しさは最終話まで安定。


『血の轍(9)』(押見修造)

息子に対して異常な愛情を向ける母親と彼女に縛られる息子を描いたサイコサスペンス。
画面表現のみで表現される母親から息子への呪縛とそこからの解放は凄まじいカタルシス。


『おとなになっても(3)』(志村貴子)

バーで偶然出会ってお互い惹かれ合う30代女性二人の恋と葛藤を描く百合作品。
適度な緊張感と恋愛の甘酸っぱい感情が入りまじるストーリー素晴らしい。


『虚構推理(13)』(城平京/片瀬茶柴)

怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
不機嫌な顔で冷めたとんかつ弁当食べたり無の表情で皿回しするおひいさま大変良い。


『雨の日も神様と相撲を(1)』(城平京/戸賀環)

カエルを神と崇め相撲を価値観の中心に置いた村を舞台にしたミステリ小説コミカライズ。
突拍子もない設定ながら惹き込まれる妙な魅力がある。会話のリズムも非常に心地よい。


『月と金のシャングリラ(2)(完)』(蔵西)

20世紀中盤のチベット僧院を舞台に天涯孤独で見習い僧になった少年を描いた作品。
ナイーブなチベット問題とドラマティックな主人公達の物語が上手く組み合わっていた。


『竜女戦記(2)』(都留泰作)

江戸日本っぽい戦乱の世を舞台に、勝気な主婦が天下を取るまでを描く物語。
ダイナミックな舞台設定と曲者揃いなキャラクタ達、絡み合う各人の思惑や謀略が魅力的。


『リボーンの棋士(7)(完)』(鍋倉夫)

将棋のプロになれなず一度夢を諦めた青年が再び将棋のプロを目指す描いた物語。
主人公の心理状態の変化や周囲の後押しが過不足なく配置されている見事な終盤の構成。


 以上が8月発売の作品で面白かったもの。

 一番面白かったのは『ハイキュー!!(44)』(古館春一)。1巻から一気読み。歴史に残るレベルの高校部活物。このタイミングで読めて良かった。最終45巻も楽しみ。

 続いては8月発売じゃないけど面白かった作品。


『インハンド(4)』(赤戸アオ)

偏屈学者が違法治療などの事件に挑む医療サスペンス。
主に生物分野における確かな科学的知識の土台が感じられるため読んでて安心感がある。


『少女ファイト(17)』(日本橋ヨヲコ/木内亨)

高校バレーボールに青春どころか人生を燃やす勢いの女子達を描いた物語。
どのキャラクタに対しても並々ならぬ熱量をつぎ込む作風は流石。


『三日月のドラゴン(3)』(長尾謙一郎)

勇気と正義感を秘めたいじめられっ子の少年が空手を通して成長していく物語。
修行を積んだ主人公が因縁の相手をなぎ倒していく展開は痛快。


『二階堂幸短編集 ありがとうって言って』(二階堂幸)

卒業旅行でドイツを訪れた大学生カップルを描いた話など、7作品を収録した短編集。
どのページどのコマを切り取っても美しい作画と軽快な漫画表現が高次元で融合している。


『千年狐 四 ~干宝「捜神記」より~』(張六郎)

中国の古典文学を現代風に噛み砕いて描かれる、人間の姿に化ける狐を主人公にした御伽話。
少々難解だったストーリーがスッキリまとまり爽快な読み味。


『バースデイ』(るぅ1mm)

生きる・生まれ変わる・死ぬ・死んでいる、など生死に関わる物語が9作収録された短編集。
題材通りシリアスな話からの重そうなのにほほんとした話までバリエーション豊か。


『結ばる焼け跡(2)』(雨瀬シオリ)

敗戦直後の日本を舞台にした、戦時中は諜報員として活動していた男を描く物語。
熱量溢れる作風と題材がマッチしており、画面とストーリーからの圧がすさまじい。


『サラウンド(1)』(紺津名子)

バラバラ個性の3人組を中心に、何でもない高校生の日常を描く物語。
各人の性格に等身大の人間感があって良い。キャラクタデザインも愛らしくて好き。