スクリーンショット (10)

2020年もいよいよ終わりですね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。 

12/1『和服な上司がいとおしい(2)』(原田繭)

広告会社を舞台に、男性会社員と彼の上司になった和服で勤務する女性を描いた作品。
気がきつそうで実はちょっと抜けている女性側のキャラクタが造形含めて可愛くて良い。


12/4『鬼滅の刃(23)(完)』(吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
歴史的ヒット作の完結巻。最終決戦および物語自体がどのように幕を閉じるか楽しみ。


12/4『怪獣8号(1)』(松本直也)

怪獣と戦う防衛隊になる夢を諦め、怪獣の死体の後始末の仕事に従事する男が主人公の作品。
面白い構成だった第1話で話題になった本作。どのように物語が展開されていくか楽しみ。


12/4『Thisコミュニケーション(2)』(六内円栄)

残酷非道な軍人の男と特殊な特性を持つ6人の少女達が人類の敵である怪物と戦う物語。
非常にユニークな設定とキャラクタ達の尖った個性が上手く噛み合って濃密な読み味。


12/4『アンデッドアンラック(4)』(戸塚慶文)

触れた人間に災いをもたらす少女と彼女の能力で死を得たい不死の男を描くバトル物。
他ではあまり見ないような壮大な設定の大風呂敷を広げており非常にユニーク。


12/4『私の少年(9)(完)』(高野ひと深)

純粋無垢な美しい少年と一回り以上年上の女性の複雑な関係を描いた作品。
二人の関係性はどのような形に帰着するのか。どういったラストであれ幸せになって欲しい。


12/7『天使の囀り(1)』(貴志祐介/貘九三口造)

アマゾンから帰任した恋人の異常な自殺の真相を探る女性を描くホラー小説のコミカライズ。
グロテスクな画面とキャラクタの狂気がどのように漫画化されるか楽しみ。


12/8『もういっぽん!(10)』(村岡ユウ)

一本勝ちの快感を求める小柄な少女を主人公に女子柔道部の奮闘を描く高校部活物。
柔道や仲間達との交流に精一杯なキャラクタ達がキラキラ眩しい。


12/9『放課後スイッチ(3)(完)』(井上とさず)

ピュアヤンキーと優等生など、色んなタイプの女子高生コンビを描く群像劇。
可愛らしいキャラ造形と間の抜けた雰囲気が上手くかみ合っている。


12/9『アルスラーン戦記(14)』(荒川弘/田中芳樹)

国を追われた王子とその仲間達の祖国奪還の戦いを描いた大作小説のコミカライズ。
各勢力と各人の智謀策略が絡み合う展開はダイナミックで楽しい。


12/9『趣味のラブホテル(2)』(らぱ☆)

同人作家の女性とふたなり美少女天使が全国各地のユニークなラブホテルを巡っていく物語。
友達以上恋人未満のような主人公二人の関係性が大変尊い。等身低めの絵柄も可愛らしい。


12/9『働かないふたり(21)』(吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
のんびりと生きるキャラクタ達をずっと眺めていたくなる。末永く続いて欲しい。


12/11『君は放課後インソムニア(5)』(オジロマコト)

高校の天文部を舞台に、不眠症という共通の悩みを持つ男女を描く物語。
恋愛だけでなく思春期の不安定な感情が多様な角度から描写されており青春作品として優秀。


12/11『チ。~地球の回転について~(1)』(魚豊)

15世紀のヨーロッパを舞台に、地動説を支持する異端の少年を描く物語。
『ひゃくえむ。』の魚豊先生の新作。ハッタリの効いたダイナミックな作風は健在。


12/11『推しが武道館いってくれたら死ぬ(7)』(平尾アウリ)

地下アイドルオタと推しアイドル達の交流を描いたコメディ。
ドルオタ達の特異な考え方についてわかりやすく描写されており興味深い。


12/14『ダンピアのおいしい冒険(2)』(トマトスープ)

いわゆる海賊船に乗り込み太平洋を旅する好奇心旺盛な男を主人公にした物語。
デフォルメ効いたユニークな絵柄とスケールの大きな冒険の組み合わせが良い塩梅。


12/15『ほしとんで(04)』(本田)

芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。
コミカルな雰囲気と俳句という敷居の高いカルチャーの魅力が両立しており素晴らしい。


12/15『北北西に曇と往け(5)』(入江亜季)

アイスランドを舞台に、物の気持ちがわかる探偵の青年と周囲の人々を描く物語。
アイスランドの自然と美しいキャラクタ達を楽しむ作品。サスペンス要素も良いスパイス。


12/16『きみを死なせないための物語(8)(完)』(吟鳥子)

パートナー以外の異性との接触が制限される近未来における恋愛の姿を描いたSF作品。
ラブロマンスとSF、ミステリ要素がかっちり噛み合って痛快。物語の閉じ方楽しみ。


12/17『愚者の星(4)』(遠藤浩輝)

肉親を目の前で殺された少年が異形の化け物に変身し復讐のために戦うダークファンタジー。
前巻は舞台の説明やキャラクタ描写の掘り下げ中心だったのでストーリーの動きが欲しい。


12/17『雨の日も神様と相撲を(2)』(戸賀環/城平京)

カエルを神と崇め相撲を価値観の中心に置いた村を舞台にしたミステリ小説コミカライズ。
突拍子もない設定ながら惹き込まれる妙な魅力がある。会話のリズムも非常に心地よい。


12/17『虚構推理(14)』(片瀬茶柴/城平京)

怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
ミステリとキャラクタ要素のどちらも高い水準。六花さん編なので物語の進展に期待。


12/18『放課後ていぼう日誌(7)』(小坂泰之)

「ていぼう部」に入部した手芸好きな少女と個性的な部員たちを描く女子高生釣り物。
釣りシーンだけでなく仕掛けの準備など細かい描写があり趣味物として誠実。


12/18『CANDY & CIGARETTES(8)』(井上智徳)

定年過ぎた老人と11歳の殺し屋少女のコンビが巨悪と戦うハードボイルドアクション。
ハードかつバイオレンスなアクションシーンはやり過ぎ感もあるが本作の魅力。


12/18『東独にいた(3)』(宮下暁)

冷戦時代の東ドイツを舞台に互いに秘密を抱えたある男女を描く物語。
超人描写を駆使した戦闘シーン、冷戦時代のハードボイルドな雰囲気など拘りを感じる。


12/18『踊るリスポーン(4)』(三ヶ嶋犬太朗)

死んでもすぐ蘇る少年と彼を病的に愛する少女とのスリリングな恋愛を描くラブコメディ。
狂った倫理観のキャラクタ達を暴れさせつつ、その中にピュアな感情を忍ばせる構成巧み。


12/18『ジョジョリオン(25)』(荒木飛呂彦)

等価交換効果のある木の実を巡る争いが繰り広げられるミステリ色強めなジョジョ第8部。
各人の思惑が錯綜する混戦模様などは良い。ただ、全体として間延びしている印象。


12/18『ゴールデンカムイ(24)』(野田サトル)

北海道に隠された金塊を求めて旧日本軍やアイヌ、新選組の残党などが争う物語。
キャラクタの性格や思考が複雑で作りこまれており漫画的な記号と感じさせない深さがある。


12/18『ここは今から倫理です。(5)』(雨瀬シオリ)

問題を抱える生徒達と対話しながら倫理を説く高校教師を描いた物語。
前巻で大きな場面転換があった。これまでの展開をどのように活かしてくれるか楽しみ。


12/18『服福人々-ふくふくひとびと-(2)』(坂本拓)

ファッショ初心者のアラサー男性と服飾に詳しい男性を中心に描かれる物語。
ファッション関係の知識紹介が丁寧だし、キャラクタの服飾を映えさせる画面も良い。


12/18『保安官エヴァンスの嘘(14)』(栗山ミヅキ)

モテたいくせにスカしてチャンスを逃す保安官を主人公にした西部劇コメディ。
お得意の勘違いネタがどんどん複雑化。作品の舞台などの縛りによる自由度の低さが苦しい。


12/18『翼くんはあかぬけたいのに(8)』(小花オト)

都会の文化を過剰に恐れる少年とオシャレ同居人との共同生活を描くコメディ。
灰汁の強いキャラクタ達の個性でぶん回していくスタイルは安定。


12/18『松かげに憩う(1)』(雨瀬シオリ)

幕末の日本を舞台に、吉田松陰と彼の元に集う歴史の偉人達を描く物語。
松陰が雨瀬シオリ先生らしい強烈なキャラクタとして描かれており熱量凄まじい。


12/18『葬送のフリーレン(3)』(アベツカサ/山田鐘人)

魔王を倒した勇者パーティの一人であるエルフが魔王なき世界のその後を辿るファンタジー。
ユニークな設定を活かしたストーリーはノスタルジックな雰囲気。


12/19『オッドマン11(2)』(道満晴明)

人の形をした人でないもの、オッドマン達の恋の争奪戦を描いた日常コメディ。
3年9か月ぶりの新刊。クールでポップな人外女子達が繰り広げる軽快な下ネタギャグ楽しい。


12/19『綿谷さんの友だち(3)(完)』(大島千春)

相手の言葉を額面通りに受け取ってしまう少女と周りのクラスメイト達を描く物語。
自立意識や友人との距離感など思春期らしい等身大の悩みが描かれている。


12/23『天国大魔境(5)』(石黒正数)

天国を探して崩壊した日本を旅する少年少女と箱庭に隔離された子供達を並行して描く物語。
短期から長期的なものまで、伏線(らしき)描写だらけで読んでて全く油断ができない。


12/23『紛争でしたら八田まで(4)』(田素弘)

世界中の紛争地に赴き問題を解決する地政学コンサルタントの女性を描いた作品。
各国の文化や政治などの地政学描写が知識欲をそそる。中編くらいの長さもテンポが良い。


12/23『14歳の恋(11)』(水谷フーカ)

大人びているけど中身はまだまだ子供なカップルを中心に中学生の恋愛を描く群像劇。
子供のその不自由さや無力感の描写も差し込まれてきておりシリアスな流れ。


12/25『ニジとクロ(3)(完)』(武梨えり)

何でも白黒はっきりつけたい少女と鳥かネズミのような謎の生き物との生活を描いた作品。
知能の高い未知の生き物の描写に説得力がある。飼い主側の描写に重きを置いているのも良い。


12/25『血の轍(10)』(押見修造)

息子に対して異常な愛情を向ける母親と彼女に縛られる息子を描いたサイコサスペンス。
画面表現のみで表現される母親から息子への呪縛とそこからの解放は凄まじいカタルシス。


12/25『ぽんこつポン子(8)』(矢寺圭太)

妻に先立たれた頑固な老人と彼のもとにやってきたメイドロボとの交流を描いた作品。
シリアスとコメディ両方ともクオリティ安定。ストレスなく読める良い漫画。


12/25『往生際の意味を知れ!(3)』(米代恭)

7年前に振られた元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性との関係を描く物語。
ストーリー構成の上手さが目を引く。主人公二人のパワーバランスと駆け引きも絶妙な塩梅。


12/25『三日月のドラゴン(4)』(長尾謙一郎)

勇気と正義感を秘めたいじめられっ子の少年が空手を通して成長していく物語。
修行を積んだ主人公が因縁の相手をなぎ倒していく展開は痛快。


12/25『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(10)』(浅野いにお)

東京上空で静止する「侵略者」の円盤と、その状況で日常を過ごす女子達を描いたSF。
冗長なほど丁寧な画面描写とストーリー構成は良くも悪くも浅野いにお作品の特徴。


12/26『戦争は女の顔をしていない(2)』(小梅けいと/スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチほか)

第二次世界大戦時にソ連軍に従事した女性達のドキュメンタリーのコミカライズ。
当事者達から語られる過酷で生々しい体験が漫画という媒体を用いて表現豊かに描かれる。


12/26『病月(2)』(もちオーレ/箕田海道)

クラスメイトの不気味な女子に病的に愛される少女が主人公のストーカー百合サスペンス。
異常な執着心や不気味なキャラ造形などストーカー少女のキャラクタがユニーク。


12/28『SPY×FAMILY(6)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人を描く擬似家族コメディ。
どのキャラクタも非常に良く動いて物語の中の自分の役割をしっかりこなしている。