IMG_E0920

 2020年12月読んだ漫画をまとめます。 

 12月に読んだ漫画は60冊。最後まで月60冊ペースはキープできました。2020年は合計782冊読了。2019年の910冊からは減少。まぁ日常生活に大きな支障が出ない範囲で趣味を楽しめたかと思います。

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、12月発売だった作品から。


『働かないふたり(21)』(吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
男友達4人組、軽口を言い合いながらも気の置けない仲であり羨ましくなる良い関係性。


『デーリィズ(1)』(めごちも)

ヘンテコ女子高生3人組の素っ頓狂なやり取りを描いたギャグ漫画。
3人の役割と個性がかっちり噛み合っており軽快な読み味。打率高めでセンスを感じる。


『鬼滅の刃(23)(完)』(吾峠呼世晴)

鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため鬼を狩る心優しい少年が主人公の物語。
仲間達の想いが繋がれていく素晴らしい最終巻のストーリー構成。傑作でした。


『Thisコミュニケーション(2)』(六内円栄)

残酷非道な軍人の男と特殊な特性を持つ6人の少女達が人類の敵である怪物と戦う物語。
特殊な設定を活かしたお話作りが上手く、各話のテーマが綺麗にまとまっている。


『オオカミくんは早川さんに勝てない(1)』(はれやまはれぞう)

オオカミの姿に変身できる少年と普段は彼を小馬鹿にする動物好き少女を描くラブコメディ。
主人公二人の関係が着実に変化していくストーリー構成素晴らしい。絵柄も非常にキュート。


『君は放課後インソムニア(5)』(オジロマコト)

高校の天文部を舞台に、不眠症という共通の悩みを持つ男女を描く物語。
お互いの強み弱みを知り、一緒の時間を過ごしていく中での進展していく二人の関係が尊い。


『趣味のラブホテル(2)』(らぱ☆)

同人作家の女性とふたなり美少女天使が全国各地のユニークなラブホテルを巡っていく物語。
変化球気味なお話作りなど個性的なラブホテル紹介のバリエーションが増えて興味深い内容。


『アルスラーン戦記(14)』(荒川弘/田中芳樹)

国を追われた王子とその仲間達の祖国奪還の戦いを描いた大作小説のコミカライズ。
軍が躍動し策略がハマり英傑が敵をなぎ倒す描写は読んでいて痛快。作画も安定感ある。


『放課後スイッチ(3)(完)』(井上とさず)

ピュアヤンキーと優等生など、色んなタイプの女子高生コンビを描く群像劇コメディ。
キャラクタの個性描き分けや掛け合いのテンポなど魅力的でした。次回作にも期待。


『ダンピアのおいしい冒険(2)』(トマトスープ)

いわゆる海賊船に乗り込み太平洋を旅する好奇心旺盛な男を主人公にした物語。
当時の歴史や文化的背景が綿密に調べられていることが伝わり、作者への信頼が厚くなる。


『悪役令嬢転生おじさん(1)』(上山道郎)

乙女ゲームの主人公敵対お嬢様キャラに異世界転生した公務員おじさんを描くコメディ。
突拍子もない設定ながら設定とストーリーが存外上手くハマっている。


『ほしとんで(04)』(本田)

芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。
キャラクタの掛け合いと言葉選びのセンスは群を抜いている。愛すべきキャラクタ達。


『リリィ・トライアングル(1)』(ツナミノユウ)

高校生徒会を舞台にクレイジーなテンションで繰り広げられる三角関係百合4コマコメディ。
ツナミノユウ先生らしい思考回路バグったキャラクタ達の恋愛模様が非常に楽しい。


『葬送のフリーレン(3)』(アベツカサ/山田鐘人)

魔王を倒した勇者パーティの一人であるエルフが魔王なき世界のその後を辿るファンタジー。
特殊な設定を活かしたお話作りが上手く、ノスタルジックな雰囲気の演出も良い。


『きみを死なせないための物語(8)(完)』(吟鳥子)

パートナー以外の異性との接触が制限される近未来における恋愛の姿を描いたSF作品。
大仕掛けのお披露目や特殊な管理社会を活かした展開など、終盤綺麗にまとまっていた。


『雨の日も神様と相撲を(2)』(戸賀環/城平京)

カエルを神と崇め相撲を価値観の中心に置いた村を舞台にしたミステリ小説コミカライズ。
伝奇的な蛙相撲とミステリ色強い殺人事件推理が入り交じる構成は独特で面白い雰囲気。


『虚構推理(14)』(片瀬茶柴/城平京)

怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
ミステリ部分の論理展開巧み。「虚構」を活かした仕掛けも良い。


『オッドマン11(2)』(道満晴明)

人の形をした人でないもの、オッドマン達の恋の争奪戦を描いた日常コメディ。
メタに近い論理展開で動く登場人物達の掛け合いは道満晴明らしい魅力たっぷり。


『天国大魔境(5)』(石黒正数)

天国を探して崩壊した日本を旅する少年少女と箱庭に隔離された子供達を並行して描く物語。
世界観の全様が明らかになってきたがまだまだ先は読めない。情報の出し方のバランス良い。


『紛争でしたら八田まで(4)』(田素弘)

世界中の紛争地に赴き問題を解決する地政学コンサルタントの女性を描いた作品。
地政学トレンドがストーリーに上手く組み込まれており知的好奇心をくすぐる内容。


『SPY×FAMILY(6)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人を描く擬似家族コメディ。
ラブ展開に行くかと思いきやフラグバキバキにへし折るのこの作品らしい。


『焼いてるふたり(1)』(ハナツカシオリ)

交際0日で結婚したBBQ好きの男性とクールビューティな女性との遠距離恋愛を描く物語。
食事シーンのキャラクタのリアクションが良く美味しそうな空気が伝わってくる。


『ざんげ飯(1)』(こだまはつみ)

頻繁に喧嘩するけど夫の作る料理をきっかけに仲直りする新婚夫婦を描いた作品。
夫の事が大好きな妻と、ちょっかい出しちゃう夫とのラブラブなやり取りが微笑ましい。


『往生際の意味を知れ!(3)』(米代恭)

7年前に振られた元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性を描く物語。
主人公二人の間での主導権争いに加えてその二人が共闘しての敵との争いも本格的に顕在化。


『踊るリスポーン(4)』(三ヶ嶋犬太朗)

死んでもすぐ蘇る少年と彼を病的に愛する少女とのスリリングな恋愛を描くラブコメディ。
倫理観のおかしい登場人物達のハイテンポな掛け合いはクセになる面白さ。


『ここは今から倫理です。(5)』(雨瀬シオリ)

問題を抱える生徒達と対話しながら倫理を説く高校教師を描いた物語。
新学年編となり新しい生徒達を主人公とした話が続く。各話クオリティ高く素晴らしい。


 以上が12月発売の作品で面白かったもの。

 一番面白かったのは『オッドマン11(2)』(道満晴明)。3年10か月ぶりとなる新刊。道満晴明作品の良さがたっぷり詰まった大満足の1冊。

 続いては12月発売じゃないけど面白かった作品。


『浄土るる短編集 地獄色』(浄土るる)

ショッキングで救いのない作風が各所で話題の新進気鋭作家デビュー短編集。
細かい違和感で混乱させた後に強烈なストーリー転換でどん底に叩き落すスタイル強い。


『夏目アラタの結婚(4)』(乃木坂太郎)

児童相談所勤めの男性が死刑囚女性に獄中結婚を持ち掛けるラブサスペンス。
画面の演出力と一進一退の攻防、情報の制御などが非常に巧みで惹き込まれる。


『付き合ってあげてもいいかな(5)』(たみふる)

勢いで付き合い始めた大学生二人のすんなりいかない関係を描く百合恋愛物。
交際相手への感情や打算的な行動など、現実感ある恋愛模様に強みがあり生々しい。