本記事では2020年下半期に私が読んだ400冊強の漫画の中で、特に表紙デザインが好きだったものを20作品ピックアップしました(順番はだいたい発売月順)。漫画選びの参考にして頂けますと幸い。漫画デザイン、細部まで凝ったものが多いので、皆さんも手元にある漫画表紙デザインを見直してみましょう。
『しかのこのこのここしたんたん(1)』(おしおしお)

元ヤンの優等生女子と鹿の角の生えた不思議な女子との交流を描いたコメディ。
画面もタイトルまでも90度傾けた大胆なデザイン。
『二階堂幸短編集 ありがとうって言って』(二階堂幸)

卒業旅行でドイツを訪れた大学生カップルを描いた話など、7作品を収録した短編集。
絵力の強さを前面に押し出したデザイン。タイトルのフォントの切り替えもユニーク。
『女の子のためのストリップ劇場入門』(菜央こりん)

ストリップ劇場にハマった作者(女性)がストリップ文化を紹介するレポ漫画。
題材を最大限に利用したデザインはインパクト強い。
『おいしすぎて深刻なエラーが発生しました。(1)』(高橋すぎな)

公私ともに几帳面な会社員女性が美味しい食事を前に気が緩む様子を描いたグルメ物。
中央に配置したメッセージウィンドウにタイトルまで入れてしまう変化球。
『ときめきのいけにえ(1)』(うぐいす祥子)

猟奇的な家庭に住む少女が意中の男子からの告白に思い悩むホラーラブストーリー。
作品と同様にポップとホラーが入り交じるフォントが素敵。
『春風のエトランゼ(4)』(紀伊カンナ)

同性愛者の小説家とその男の実家に居候する恋人の男との日常を描いた作品。
スマホ画面の中にキャラクタが移るデザイン面白い。
『カラオケ行こ!』(和山やま)

合唱部の男子中学生がヤクザの男にカラオケレッスンを頼まれる物語。
真っ暗な画面にネオンのように光るタイトルがユニーク。構図も良い。
『金剛寺さんは面倒臭い(7)(完)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
ハッピーエンドしかありえないと思わせる神々しい最終巻デザイン。
『スナックバス江(7)』(フォビドゥン澁川)

老婆とチーママが切り盛りする場末のスナックを舞台にしたギャグ漫画。
レトロ恋愛ゲームヒロインの中に違和感なく混じるタツ兄流石。
『スーパー攻め様と時をかける俺』(櫻日和鮎実)

異様に顔が長くて肩幅の広い「攻め様」達に襲われる美少年の受難を描いたメタBLコメディ。
キャラクタデザイン時点で出オチながらインパクトのある表紙。
『プリンタニア・ニッポン(1)』(迷子)

生体プリンタのエラーで出力された謎生物と飼い主の男性との日々を描く近未来日常物。
謎の生き物にくるまれるように人間が配置されており作中の人間の立ち位置を暗示する。
『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。』(コモンオム)

人間とパンを両親に持つ少年の話など、パンにまつわる5編を収録した短編集。
「心のパン」というパワーワードを中央に配置する心意気。他の絵もカオス。
『おとなりに銀河(1)』(雨隠ギド)

漫画家の男とミステリアスなアシスタント女性との不思議な関係を描く契約ラブコメディ。
キャラクタの絵力だけで攻めるシンプルかつ強気なデザイン。
『チェンソーマン(9)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した欲望に素直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
この巻収録のお話を考えると、この絵を表紙にしたことに悪意さえ感じる。

美術大学の夜間学部に通う曲者揃いの人々による学生演劇を描く物語。
タイトルを圧縮して中央に配置し、周りをキャラクタが取り囲む構図面白い。
『夕凪に舞え、僕のリボン(上)』(黒川裕美)

1980年代の漁村を舞台に女子新体操に出会いのめり込んでいく少年とその家族を描く物語。
奥行を持った躍動感あふれるキャラクタが目を引く。
『ダーウィン事変(1)』(うめざわしゅん)

人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」の少年が主人公の物語。
主人公の造形や行動原理の異質さをまとめて示す作品の顔として効果的な表紙。
『チ。―地球の運動について―(1)』(魚豊)

15世紀のヨーロッパを舞台に、地動説を支持する異端の少年を描く物語。
余白を大きく使った大胆なデザイン。構図やタイトルの配置も面白い。
『デーリィズ(1)』(めごちも)

ヘンテコ女子高生3人組の素っ頓狂なやり取りを描いたギャグ漫画。
シュールギャグであることが一発で伝わるヘンテコ具合。
『ちくまさん』(西村ツチカ)

様々な仕事をする女性が主人公のイラスト+8コマ漫画の書籍化。
西村ツチカ先生の空間センスが感じ取れる一枚絵。
『しかのこのこのここしたんたん(1)』(おしおしお)

元ヤンの優等生女子と鹿の角の生えた不思議な女子との交流を描いたコメディ。
画面もタイトルまでも90度傾けた大胆なデザイン。
『二階堂幸短編集 ありがとうって言って』(二階堂幸)

卒業旅行でドイツを訪れた大学生カップルを描いた話など、7作品を収録した短編集。
絵力の強さを前面に押し出したデザイン。タイトルのフォントの切り替えもユニーク。
『女の子のためのストリップ劇場入門』(菜央こりん)

ストリップ劇場にハマった作者(女性)がストリップ文化を紹介するレポ漫画。
題材を最大限に利用したデザインはインパクト強い。
『おいしすぎて深刻なエラーが発生しました。(1)』(高橋すぎな)

公私ともに几帳面な会社員女性が美味しい食事を前に気が緩む様子を描いたグルメ物。
中央に配置したメッセージウィンドウにタイトルまで入れてしまう変化球。
『ときめきのいけにえ(1)』(うぐいす祥子)

猟奇的な家庭に住む少女が意中の男子からの告白に思い悩むホラーラブストーリー。
作品と同様にポップとホラーが入り交じるフォントが素敵。
『春風のエトランゼ(4)』(紀伊カンナ)

同性愛者の小説家とその男の実家に居候する恋人の男との日常を描いた作品。
スマホ画面の中にキャラクタが移るデザイン面白い。
『カラオケ行こ!』(和山やま)

合唱部の男子中学生がヤクザの男にカラオケレッスンを頼まれる物語。
真っ暗な画面にネオンのように光るタイトルがユニーク。構図も良い。
『金剛寺さんは面倒臭い(7)(完)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
ハッピーエンドしかありえないと思わせる神々しい最終巻デザイン。
『スナックバス江(7)』(フォビドゥン澁川)

老婆とチーママが切り盛りする場末のスナックを舞台にしたギャグ漫画。
レトロ恋愛ゲームヒロインの中に違和感なく混じるタツ兄流石。
『スーパー攻め様と時をかける俺』(櫻日和鮎実)

異様に顔が長くて肩幅の広い「攻め様」達に襲われる美少年の受難を描いたメタBLコメディ。
キャラクタデザイン時点で出オチながらインパクトのある表紙。
『プリンタニア・ニッポン(1)』(迷子)

生体プリンタのエラーで出力された謎生物と飼い主の男性との日々を描く近未来日常物。
謎の生き物にくるまれるように人間が配置されており作中の人間の立ち位置を暗示する。
『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。』(コモンオム)

人間とパンを両親に持つ少年の話など、パンにまつわる5編を収録した短編集。
「心のパン」というパワーワードを中央に配置する心意気。他の絵もカオス。
『おとなりに銀河(1)』(雨隠ギド)

漫画家の男とミステリアスなアシスタント女性との不思議な関係を描く契約ラブコメディ。
キャラクタの絵力だけで攻めるシンプルかつ強気なデザイン。
『チェンソーマン(9)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した欲望に素直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
この巻収録のお話を考えると、この絵を表紙にしたことに悪意さえ感じる。

美術大学の夜間学部に通う曲者揃いの人々による学生演劇を描く物語。
タイトルを圧縮して中央に配置し、周りをキャラクタが取り囲む構図面白い。
『夕凪に舞え、僕のリボン(上)』(黒川裕美)

1980年代の漁村を舞台に女子新体操に出会いのめり込んでいく少年とその家族を描く物語。
奥行を持った躍動感あふれるキャラクタが目を引く。
『ダーウィン事変(1)』(うめざわしゅん)

人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」の少年が主人公の物語。
主人公の造形や行動原理の異質さをまとめて示す作品の顔として効果的な表紙。
『チ。―地球の運動について―(1)』(魚豊)

15世紀のヨーロッパを舞台に、地動説を支持する異端の少年を描く物語。
余白を大きく使った大胆なデザイン。構図やタイトルの配置も面白い。
『デーリィズ(1)』(めごちも)

ヘンテコ女子高生3人組の素っ頓狂なやり取りを描いたギャグ漫画。
シュールギャグであることが一発で伝わるヘンテコ具合。
『ちくまさん』(西村ツチカ)

様々な仕事をする女性が主人公のイラスト+8コマ漫画の書籍化。
西村ツチカ先生の空間センスが感じ取れる一枚絵。