2020年に私が読んだ800冊弱の漫画の中で、特に表紙デザインが好きだったものを20作品ピックアップしました(順番はだいたい発売月順)。漫画選びの参考にして頂けますと幸い。皆さんも好きな表紙デザインについて一度考えてみましょう。
『ショートショートショートさん』(タカノンノ)

周りを妬みながらもおひとり様生活を楽しむアラサー女性を描いたショートコメディ。
赤、白、黒の3色で描かれたシンプルな画面がスタイリッシュかつユニーク。
『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ)

両親から虐待されて自殺した親友の遺骨を奪い逃走する女性を描く物語。
遺骨を抱えてタバコを燻らせるキャラクタの構図と油絵調の画面が力強い。
『宙に参る(1)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF。
タイトルと画面の大胆な分離や情報量の多い注釈など個性が光る。
『東京黄昏買い食い部』(鈴木小波)

凸凹女子高生コンビが東京の実在のグルメを食べ歩く姿を描いた物語。
題字とキャラクタ、背景のバランスが良く全体がスッキリまとまっている。
『雑な生活』(中憲人)

がざつで生活が雑な女性とその友人のしっかり者女性コンビを描いた作品。
特大フォントに乗っかるキャラクタや無秩序に散らばる物品が本作らしい。
『美少年倶楽部の秘密(2)(完)』(かまぼこRED)

誰もが羨む美少年小学生4人組が羽目を外して騒ぐ様子を描くギャグ漫画。
美少年とアホアイテムのアンバランスさが滑稽。レトロな雰囲気も良い。
『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~(1)』(江島絵理)

ゲーム禁止のお嬢様学校を舞台に、二人の少女の格ゲーを通した交流を描く物語。
強烈なキャラクタの表情と美しさ、フォントの武骨さが共存する不思議な雰囲気。
『往生際の意味を知れ!(1)』(米代恭)

7年前に振られた元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性を描く物語。
神々しい構図や手に持っているキーアイテム、難読なフォントなど遊び心たっぷり。
『しかのこのこのここしたんたん(1)』(おしおしお)

元ヤンの優等生女子と鹿の角の生えた不思議な女子との交流を描いたコメディ。
画面もタイトルまでも90度傾けた大胆なデザイン。
『二階堂幸短編集 ありがとうって言って』(二階堂幸)

卒業旅行でドイツを訪れた大学生カップルを描いた話など、7作品を収録した短編集。
絵力の強さを前面に押し出したデザイン。タイトルのフォントの切り替えもユニーク。
『おいしすぎて深刻なエラーが発生しました。(1)』(高橋すぎな)

公私ともに几帳面な会社員女性が美味しい食事を前に気が緩む様子を描いたグルメ物。
中央に配置したメッセージウィンドウにタイトルまで入れてしまう変化球。
『春風のエトランゼ(4)』(紀伊カンナ)

同性愛者の小説家とその男の実家に居候する恋人の男との日常を描いた作品。
スマホ画面の中にキャラクタが移るデザイン面白い。
『カラオケ行こ!』(和山やま)

合唱部の男子中学生がヤクザの男にカラオケレッスンを頼まれる物語。
真っ暗な画面にネオンのように光るタイトルがユニーク。構図も良い。
『金剛寺さんは面倒臭い(7)(完)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
ハッピーエンドしかありえないと思わせる神々しい最終巻デザイン。
『スーパー攻め様と時をかける俺』(櫻日和鮎実)

異様に顔が長くて肩幅の広い「攻め様」達に襲われる美少年の受難を描いたメタBLコメディ。
キャラクタデザイン時点で出オチながらインパクトのある表紙。
『プリンタニア・ニッポン(1)』(迷子)

生体プリンタのエラーで出力された謎生物と飼い主の男性との日々を描く近未来日常物。
謎の生き物にくるまれるように人間が配置されており作中の人間の立ち位置を暗示する。
『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。』(コモンオム)

人間とパンを両親に持つ少年の話など、パンにまつわる5編を収録した短編集。
「心のパン」というパワーワードを中央に配置する心意気。他の絵もカオス。
『チェンソーマン(9)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した欲望に素直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
この巻収録のお話を考えると、この絵を表紙にしたことに悪意さえ感じる。
『夕凪に舞え、僕のリボン(上)』(黒川裕美)

1980年代の漁村を舞台に女子新体操に出会いのめり込んでいく少年とその家族を描く物語。
奥行を持った躍動感あふれるキャラクタが目を引く。
『チ。―地球の運動について―(1)』(魚豊)

15世紀のヨーロッパを舞台に、地動説を支持する異端の少年を描く物語。
余白を大きく使った大胆なデザイン。構図やタイトルの配置も面白い。
『ショートショートショートさん』(タカノンノ)

周りを妬みながらもおひとり様生活を楽しむアラサー女性を描いたショートコメディ。
赤、白、黒の3色で描かれたシンプルな画面がスタイリッシュかつユニーク。
『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ)

両親から虐待されて自殺した親友の遺骨を奪い逃走する女性を描く物語。
遺骨を抱えてタバコを燻らせるキャラクタの構図と油絵調の画面が力強い。
『宙に参る(1)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF。
タイトルと画面の大胆な分離や情報量の多い注釈など個性が光る。
『東京黄昏買い食い部』(鈴木小波)

凸凹女子高生コンビが東京の実在のグルメを食べ歩く姿を描いた物語。
題字とキャラクタ、背景のバランスが良く全体がスッキリまとまっている。
『雑な生活』(中憲人)

がざつで生活が雑な女性とその友人のしっかり者女性コンビを描いた作品。
特大フォントに乗っかるキャラクタや無秩序に散らばる物品が本作らしい。
『美少年倶楽部の秘密(2)(完)』(かまぼこRED)

誰もが羨む美少年小学生4人組が羽目を外して騒ぐ様子を描くギャグ漫画。
美少年とアホアイテムのアンバランスさが滑稽。レトロな雰囲気も良い。
『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~(1)』(江島絵理)

ゲーム禁止のお嬢様学校を舞台に、二人の少女の格ゲーを通した交流を描く物語。
強烈なキャラクタの表情と美しさ、フォントの武骨さが共存する不思議な雰囲気。
『往生際の意味を知れ!(1)』(米代恭)

7年前に振られた元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性を描く物語。
神々しい構図や手に持っているキーアイテム、難読なフォントなど遊び心たっぷり。
『しかのこのこのここしたんたん(1)』(おしおしお)

元ヤンの優等生女子と鹿の角の生えた不思議な女子との交流を描いたコメディ。
画面もタイトルまでも90度傾けた大胆なデザイン。
『二階堂幸短編集 ありがとうって言って』(二階堂幸)

卒業旅行でドイツを訪れた大学生カップルを描いた話など、7作品を収録した短編集。
絵力の強さを前面に押し出したデザイン。タイトルのフォントの切り替えもユニーク。
『おいしすぎて深刻なエラーが発生しました。(1)』(高橋すぎな)

公私ともに几帳面な会社員女性が美味しい食事を前に気が緩む様子を描いたグルメ物。
中央に配置したメッセージウィンドウにタイトルまで入れてしまう変化球。
『春風のエトランゼ(4)』(紀伊カンナ)

同性愛者の小説家とその男の実家に居候する恋人の男との日常を描いた作品。
スマホ画面の中にキャラクタが移るデザイン面白い。
『カラオケ行こ!』(和山やま)

合唱部の男子中学生がヤクザの男にカラオケレッスンを頼まれる物語。
真っ暗な画面にネオンのように光るタイトルがユニーク。構図も良い。
『金剛寺さんは面倒臭い(7)(完)』(とよ田みのる)

理屈で考え過ぎる面倒臭い女子と鬼の男子との恋愛を描いたラブコメディ。
ハッピーエンドしかありえないと思わせる神々しい最終巻デザイン。
『スーパー攻め様と時をかける俺』(櫻日和鮎実)

異様に顔が長くて肩幅の広い「攻め様」達に襲われる美少年の受難を描いたメタBLコメディ。
キャラクタデザイン時点で出オチながらインパクトのある表紙。
『プリンタニア・ニッポン(1)』(迷子)

生体プリンタのエラーで出力された謎生物と飼い主の男性との日々を描く近未来日常物。
謎の生き物にくるまれるように人間が配置されており作中の人間の立ち位置を暗示する。
『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。』(コモンオム)

人間とパンを両親に持つ少年の話など、パンにまつわる5編を収録した短編集。
「心のパン」というパワーワードを中央に配置する心意気。他の絵もカオス。
『チェンソーマン(9)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した欲望に素直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
この巻収録のお話を考えると、この絵を表紙にしたことに悪意さえ感じる。
『夕凪に舞え、僕のリボン(上)』(黒川裕美)

1980年代の漁村を舞台に女子新体操に出会いのめり込んでいく少年とその家族を描く物語。
奥行を持った躍動感あふれるキャラクタが目を引く。
『チ。―地球の運動について―(1)』(魚豊)

15世紀のヨーロッパを舞台に、地動説を支持する異端の少年を描く物語。
余白を大きく使った大胆なデザイン。構図やタイトルの配置も面白い。