スクリーンショット (37)

花粉症が辛いですね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。

3/1『Lv1魔王とワンルーム勇者(4)』(toufu)

勇者に討たれ不完全な形で復活した魔王と落ちぶれてニート生活を送る勇者を描く物語。
ユニークな舞台設定と灰汁の強いキャラクタ達には独特の雰囲気があって楽しい。


3/4『ドM女子とがっかり女王様(2)』(狐ヶ崎)

理想の女王様を求めるドM女子高生と見た目と違いポンコツな同級生女子を描いたコメディ。
切り返しが鋭い会話のテンポは魅力的。知らぬ間に依存し合う二人の関係性も良い。


3/4『アンデッドアンラック(5)』(戸塚慶文)

触れた人間に災いをもたらす少女と彼女の能力で死を得たい不死の男を描くバトル物。
独特な舞台設定のスケールの大きさが魅力。長期的なストーリー構成に注目したい。


3/4『チェンソーマン(11)(完)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した欲望に素直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
やりたい放題やって読者を振り回し続けた作品の完結巻。第2部にも期待が高まる。


3/4『呪術廻戦(15)』(芥見下々)

アニメも放映中の、社会に潜んだ呪いを祓う呪術師達と呪霊との戦いを描く物語。
敵味方双方、それまで描写が多かったキャラクタでさえ軽く退場するのでびっくりする。


3/4『怪獣8号(2)』(松本直也)

怪獣の死体の後始末の仕事に従事する男が怪獣と戦う防衛隊になるため奮闘する物語。
わかりやすいストーリーとコミカルなキャラクタ、安定感のある作画が合わさり読みやすい。


3/5『雨と君と(1)』(二階堂幸)

雨の中で出会った、人間の女性と自身を犬と言い張るタヌキとの共同生活を描くコメディ。
瑞々しく美しい作画とまったりな雰囲気のコメディとの組み合わさが良い塩梅。


3/5『手品先輩(8)(完)』(アズ)

アガり症で(エロい)失敗ばかりする手品好き女子高生が主人公の奇術部ショートコメディ。
連載開始時から下ネタショートコメディとして徹底されている。


3/5『海辺のキュー(3)』(背川昇)

先輩からのイジメに悩む女子中学生と彼女の前に現れた謎の生物との奇妙な交流を描く物語。
キャラクタの感情の機微を伝える表現力が高い。ポップなようで油断ならない読み味。


3/5『ポプテピピック SEASON FIVE』(大川ぶくぶ)

ありとあらゆる手を使ってクソ漫画の新境地を開拓し続けるクソ4コマ漫画。
作画の手抜きや雑なパロなど発想に感心させられるクソ描写がてんこ盛り。


3/9『ようかい居酒屋 のんべれケ。(5)(完)』(nonco)

河童など様々な美少女妖怪が訪れる居酒屋を舞台にしたお色気強めなドタバタコメディ。
矢継ぎ早にボケの飛び交う賑やかな雰囲気が楽しい。作画のクオリティも高い。


3/9『極主夫道(7)』(おおのこうすけ)

元ヤクザの強面過ぎる主夫と肝っ玉の据わった妻を中心に繰り広げられるアホコメディ。
画面の迫力とテンポの良い掛け合いの腕力のおかげでワンパターンながら十分面白い。


3/10『ざんげ飯(2)』(こだまはつみ)

頻繁に喧嘩するけど夫の作る料理をきっかけに仲直りする新婚夫婦を描いた作品。
批判はするけど夫の事が大好きな妻と妻の性格を把握している夫とのやり取りが微笑ましい。


3/10『ミステリと言う勿れ(8)』(田村由美)

天然パーマの大学生男子が誰彼構わずズケズケ「語り」事件を解決していく物語。
読者をだましたり驚かせるための工夫がありミステリとして上手さが感じられる。


3/10『ヨリシロトランク(2)』(鬼頭莫宏/カエデミノル)

人間の生死、殺人の法制度を揺るがす大きな「改変」が起こった世界を描くサスペンス。
現代社会における既存価値観への疑念を促すスタイルはまごうことなき鬼頭莫宏ワールド。


3/12『向井くんはすごい! 上下』(ももせしゅうへい)

ゲイであることをバラされた陽キャ高校生と打ち明けられない陰キャを中心に描かれる物語。
ゲイのアウティングとスクールカーストという重い題材がキャッチーに仕上げられている。


3/12『ながたんと青と―いちかの料理帖―(6)』(磯谷友紀)

客足の遠のいた料亭の跡取り女性とそこに婿養子に来た口の悪い青年が主人公の料亭物語。
主人公二人の恋愛とお家関係のゴタゴタ、料亭経営などの要素が上手く組み合わせっている。


3/12『今日のさんぽんた(2)』(田岡りき)

ややアホな女子とちょっと生意気な柴犬との散歩風景を描く一人と一匹コメディ。
女子のボケ行動に犬がモノローグでツッコむという構図が面白い。可愛いくて癒される。


3/12『重版出来!(16)』(松田奈緒子)

出版社の漫画編集を中心に漫画に携わるプロフェッショナルを描くお仕事漫画。
出版業界の近年の流行を捉えつつ人情溢れるストーリーが展開されている。


3/12『付き合ってあげてもいいかな(6)』(たみふる)

勢いで付き合い始めた大学生二人のすんなりいかない関係を描く百合恋愛物。
現実感ある恋愛模様に強みがあり生々しい。主人公二人の関係も泥沼化しハラハラ。


3/13『いちげき(7)(完)』(松本次郎/永井義男)

江戸を舞台に、薩摩に対抗して幕府が組織した農民出の急造武士集団の奮闘を描いた物語。
身分差社会とその中での農民の成り上がりをテーマにした本作。どのような結末になるか。


3/13『カムヤライド(5)』(久正人)

2世紀の日本列島において、神と戦う変身ヒーローが主人公のバトル物。
輪郭線極太で陰影がはっきりした版画のような絵柄と題材の雰囲気が合っている。


3/15『東京城址女子高生(4)』(山田果苗)

東京にかつて存在した「城の跡地」を巡る女子高生を描いた作品。
関東の人々には身近な土地に対して、城址を通じて歴史の解説がされており興味深い。


3/15『乙嫁語り(13)』(森薫)

19世紀の中央アジアを舞台に、旅する西洋人の男性と現地のお嫁さん達を描いた物語。
美しい描線と緻密な描き込みは職人芸。他地域とは異なる中央アジアの思考も興味深い。


3/15『のんちゃんとアカリ(2)』(日日ねるこ)

呪いさえ好意的に受け入れる少女と彼女に目をつけられた呪いの人形を描いたホラーコメディ。
立場逆転の設定がユニークで人間が心霊現象を振り回して陥落させる様子が滑稽。


3/17『海、のち晴れ』(高見奈緒)

家にも学校にも居場所のない少女と家庭環境に問題がある少年を描く青春再生ストーリー。
勢いのある筆致と繊細な心情描写が組み合わさってエモーショナルな仕上がり。


3/17『双亡亭壊すべし(22)』(藤田和日郎)

空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラー。
サブキャラクタのエピソードが次々消化されて最終決戦直前の様相。


3/18『オオカミライズ(4)』(伊藤悠)

近隣国によって占領された日本を舞台に、兵器として改造された人間「倭狼」を描くSF作品。
独特な設定とキャラクタに対して非情なストーリーが絡み合い唯一無二の読み味。


3/18『可愛そうにね、元気くん(7)(8)(完)』(古宮海)

人が傷ついた姿に興奮を覚える少年が同級生女子への想いに悩む物語。
主要3キャラそれぞれ別ベクトルの心の闇を抱えておりがんじがらめ。どのように完結するか。


3/18『ゴールデンカムイ(25)』(野田サトル)

北海道に隠された金塊を求めて旧日本軍やアイヌ、新選組の残党などが争う物語。
真意のわからない新キャラの登場や第4極の存在も示唆され始め、物語の混沌度合いは増す。


3/18『シャドークロス(1)』(スガワラエスコ)

対人恐怖症で人に触れられない女性がダンサーの男性との出会いで変わっていくダンス物語。
スガワラエスコ先生新作。前作までとは方向性が異なる雰囲気でどんな作品になるか楽しみ。


3/18『鬼ゴロシ(2)』(河部真道)

謎の暴漢集団に家族を殺され自身も頭部を損傷した男の復讐劇を描く物語。
個人の復讐が大きな組織へ派生しスケールが大きくなっていくストーリー構成面白い。


3/18『妖精のおきゃくさま』(脇田茜)

小さくて幻想的な妖精にぴったりな服を仕立てる職人女性が主人公の物語。
『ライアーバード』の脇田茜先生新作。きらびやかな画面の華やかな雰囲気が魅力。


3/23『乙女怪獣キャラメリゼ(5)』(蒼木スピカ)

感情が高ぶると身体が変化し大怪獣になってしまう少女の恋を描いたラブコメディ。
突拍子もない設定の主人公の脇をヘンテコなサブキャラクタ達が固めている状況がユニーク。


3/23『スキップとローファー(5)』(高松美咲)

自信家だけどちょっと抜けてる少女とクラスメイト達との交流を描いた作品。
キャラクタ達の暗い感情も含め、全部混ぜた上で爽やかな青春群像劇として仕上がっている。


3/23『はしっこアンサンブル(6)』(木尾士目)

工業高校を舞台に、自身の声の低さに悩む少年とその周りの同級生達を描いた合唱部物語。
キャラクタの繊細な自意識や個性の描き分けが生々しくって上手い。


3/23『ワンダンス(5)』(珈琲)

吃音症の少年と言語以外での表現力が豊かな少女を主人公にした高校ダンス部物。
漫画におけるダンス表現の新境地が開拓されている感覚。少年少女の心の機微も多様。


3/23『あの人の胃には僕が足りない(6)(完)』(チョモラン)

怪物を惹きつける少年と秘密を抱えた先輩女子がワタリと呼ばれる怪物を退治する物語。
独特なキャラデザインと美麗な背景が融合するメリハリ効いた作画は安定感抜群。


3/23『望郷太郎(4)』(山田芳裕)

500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
画面の力強さと芯の強いキャラクタ達、ドラマティックなストーリーが合わさって痛快。


3/23『焼いてるふたり(2)』(ハナツカシオリ)

交際0日で結婚したBBQ好きの男性とその妻であるクールビューティな女性を描く物語。
食事シーンのキャラクタのリアクションが良く美味しそうな空気が伝わってくる。


3/23『紛争でしたら八田まで(5)』(田素弘)

世界中の紛争地に赴き問題を解決する地政学コンサルタントの女性を描いた作品。
地政学トレンドがストーリーに上手く組み込まれており知的好奇心をくすぐる内容。


3/23『刷ったもんだ!(3)』(染谷みのる)

新人デザイナーとして働く元ヤン女性を中心に繰り広げられる印刷会社コメディ。
夏コミや観光フリーペーパー対応など、印刷会社の業務描写は興味深い。


3/23『あなたはブンちゃんの恋(2)』(宮崎夏次系)

叶わない片想いを続ける女性が相手への想いを断ち切ろうと奇行に走るラブストーリー。
勢い任せなようで緻密な作画、シュールのようでピュアな恋愛漫画という、カオスな構成。


3/25『いいとしを』(オカヤイヅミ)

「いいとし」の42歳独身男性と父親との二人暮らしを描く物語。
キャラクタの思考がひょうひょうとしておりオカヤイヅミ作品らしい雰囲気。


3/25『ハイスコアガール DASH(1)』(押切蓮介)

28歳になった『ハイスコアガール』のサブヒロインを主人公にしたスピンオフ作品。
彼女のその後をどのように描いてくれるか、ドキドキというかハラハラ。


3/26『合格のための! やさしい三角関係入門(2)』(缶乃)

憧れの先輩のために受験勉強に勤しむ女子その先輩、家庭教師の女子を描く百合三角関係物。
『あの娘にキスと白百合を』にて培われたシチュエーションと関係性の破壊力は強烈。


3/27『北の女に試されたい』(箕田海道)

背の高い二人の女性が「北海道の女の子を口説く」ために北の大地を旅する百合物語。
ユニークな設定はキャッチーだし北海道愛に溢れている。各キャラクタもキュート。


3/30『ぽんこつポン子(9)』(矢寺圭太)

妻に先立たれた頑固な老人と彼のもとにやってきたメイドロボとの交流を描いた作品。
ドタバタコメディとセンチメンタルな描写のバランスが良い。近未来SF観もユニーク。


3/30『太陽と月の鋼(2)』(松浦だるま)

とある理由から刀を持てない下級武士の男と彼の元に嫁いできた謎の女性を描く江戸時代劇。
謎を提示しつつ、夫婦の関係性を中心に据えることでストーリーは飲み込みやすい仕上がり。


3/30『トリリオンゲーム(1)』(池上遼一/稲垣理一郎)

PCオタクとコミュ力オバケ、二人の青年が1兆ドルを稼ぐことを目標に事業を始める物語。
板垣理一郎と池上遼一という夢の漫画家タッグ。第1話から面白さ最高潮で期待が高まる。


3/30『ツーリンガール!(3)』(凪水そう)

お気に入りのバイクでツーリングを楽しむ社会人女性とその周囲の人々を描いた作品。
ツーリングの魅力を運転からグルメ、観光などなど総合的に描いている点が丁寧で良い。