スクリーンショット (15)

引き続き大変な世の中ですね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。 

8/2『悪役令嬢転生おじさん(2)』(上山道郎)

乙女ゲームの主人公敵対お嬢様キャラに異世界転生した公務員おじさんを描くコメディ。
突拍子もない設定ながら設定とストーリーが存外上手くハマっている。


8/2『Lv1魔王とワンルーム勇者(5)』(toufu)

勇者に討たれ不完全な形で復活した魔王と落ちぶれてニート生活を送る勇者を描く物語。
冒険「後」のファンタジー世界を描くアプローチとしてユニークな作品。


8/4『逃げ上手の若君(2)』(松井優征)

生きる英雄と殺す英雄、北条時行と足利高氏の生死を賭けた鬼ごっこを描く物語。
日本史上の大きな出来事や歴史上の人物などが上手く少年漫画としてまとめられている。


8/4『ダンダダン(1)』(龍幸伸)

宇宙人を信じない少女と幽霊を信じない少年が怪異と戦うオカルトホラー作品。
癖の強いキャラ設定と勢いのある作画、躍動感あふれるストーリーが魅力。


8/4『アオのハコ(1)』(三浦糀)

バド部男子中学生と彼が憧れるバスケ部女子高生、二人の関係を描く青春ラブストーリー。
ジャンプ作品にしては珍しい。トリッキーな設定やハーレム要素のない恋愛物。


8/4『Thisコミュニケーション(4)』(六内円栄)

残酷非道な軍人の男と特殊な特性を持つ6人の少女達が人類の敵である怪物と戦う物語。
ユニークな設定とキャラクタの個性を活かしつたストーリーが良くできている。


8/4『Dr.STONE(22)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
ハッタリを効かしたわかりやすさとロマン溢れる壮大なストーリーが両立している。


8/4『トリリオンゲーム(2)』(池上遼一/稲垣理一郎)

世界一ワガママな男とPCオタク、二人の青年が1兆ドル稼ぐことを目標に会社を興す物語。
バディ物として二人の関係性が分かりやすくて痛快。原作作画が上手く噛み合っている。


8/5『4ジゲン(6)(完)』(にざかな)

老若男女様々な人々が通う定時制高校を舞台にしたギャグ漫画。
言葉遊びや日常的な事象への変な着眼点はいい意味でも悪い意味でも安定。


8/5『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-(2)』(ippatu)

廃墟と化した日本を舞台に秘密兵器の謎を調査する死刑囚達と異形の少女を描く物語。
退廃的な世界観が緻密な描き込みの背景で演出されており読み応えがある。


8/6『マウントセレブ金田さん(1)』(ニャロメロン)

庶民に対してしょうもないマウントを取りに行くセレブ女子高生が主人公のコメディ。
鬼才 ニャロメロン先生の最新作。ちょっと外したギャグに安定感がある。


8/6『AIの遺電子 Blue Age(2)』(山田胡瓜)

ヒューマノイドが人間に交じって生活する近未来の医療現場を描くオムニバス作品。
人とヒューマノイド、AI、三者の相互関係をリアリティたっぷりに描いている。


8/6『もういっぽん!(14)』(村岡ユウ)

一本勝ちの快感を求める小柄な少女を主人公に女子柔道部の奮闘を描く高校部活物。
先輩後輩関係や他校との団体戦など、部活物に欲しい要素を丁寧に描いてくれている。


8/6『趣味のラブホテル(3)(完)』(らぱ☆)

同人作家の女性とふたなり美少女天使が全国各地のユニークなラブホテルを巡っていく物語。
個性的なラブホテル紹介は興味深い。主人公二人の関係性にどのような決着がつくか。


8/6『働かないふたり(23)』(吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
読んでいて気の置けない友人達と馬鹿話をしている時のような安心感がある作品。


8/6『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(3)』(空えぐみ)

沖縄に転校してきた男子高校生とクラスメイト女子達との交流を描いた作品。
方言だけでなく沖縄文化全般を魅力的に描こうとする姿勢が伝わってきて好感が持てる。


8/6『クマ撃ちの女(6)』(安島薮太)

とある理由から熊をターゲットにする猟師の女性を主人公にした作品。
狩猟の専門的な部分まで細かく描かれており題材に対して誠実。


8/6『ビューティフル・エブリデイ(3)(完)』(志村貴子)

エロ漫画家の母親を持つ女子高生と、母の再婚相手の連れ子兄妹を中心に描かれる群像劇。
静かなモノローグとコミカルな表情とのメリハリつけた表現の豊かさは流石。


8/11『くるくるくるま ミムラパン(1)』(関野葵)

移動式パン屋を営むおっとり男性と仕事に悩む車屋勤めの女性との交流を描く物語。
漫画表現豊かで幻想的な画面の雰囲気とほっこり温まるストーリーがマッチしている。


8/12『ほしとんで(05)(完)』(本田)

芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。
キャラクタの掛け合いと言葉選びはセンス抜群。愛すべきキャラクタ達。


8/12『無敵の未来大作戦(3)(完)』(黒崎冬子)

お金持ちの「聖人」に一夫多妻(一妻多夫)が許可された制度を中核に据えた学園コメディ。
脈絡のないギャグが画面のそこら中に散りばめられたカオスな雰囲気楽しい。


8/12『紙一重りんちゃん(1)』(長崎ライチ)

天才的な能力を持っているのに普段はおバカな小学生を主人公にしたギャグ4コマ。
『ふうらい姉妹』の長崎ライチ先生の新作。シュールな空気感はオンリーワンの雰囲気。


8/12『いつも憂き世にこめのめし』(にくまん子)

結婚していない30代カップルの何でもない同棲生活を描いた作品。
現実感溢れる恋人達の日常描写が魅力のにくまん子先生新作。初長編なので楽しみ。


8/12『転がる姉弟(2)』(森つぶみ)

親の再婚により新しく家族となった姉と弟を中心に繰り広げられる日常物。
人と人が関わり合いお互いを理解し親密になっていく様子が丁寧に描かれている。


8/16『きみを死なせないための物語(9)』(吟鳥子)

パートナー以外の異性との接触が制限される近未来における恋愛の姿を描いたSF作品。
8巻で美しい完結を迎えた本作であるが、その前日譚となるストーリーとのこと。


8/16『病める惑星より愛をこめて(1)』(本田)

抱きしめると精神を癒してくれる謎の毛玉に選ばれた病んだ青年が主人公の物語。
『ほしとんで』の本田先生の新作。これまでと違ったテイストの作品のようなので楽しみ。


8/17『カノジョも彼女(7)』(ヒロユキ)

二股かけると宣言した真面目男子とそれを受け入れた女子二人+αを描くラブコメディ。
勢いのある漫画表現を多用してスピード感のあるハイテンションコメディが展開されている。


8/18『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(23)』(赤坂アカ)
お互い好き合ってるけど自分からは言い出せなかった男女を中心とした生徒会ラブコメディ。
コメディとシリアスが入り交じるのが本作らしさ。お家関係の話をどうまとめるか。


8/18『【推しの子』(5)』(赤坂アカ/横槍メンゴ)

人気アイドルの隠し子である双子の兄妹がそれぞれの方法で母の足跡をたどる芸能界物語。
フラストレーションをライブシーンの演出などで発散させるストーリー構成力巧み。


8/18『竜と勇者と配達人(7)』(グレゴリウス山田)

中世ヨーロッパの社会制度が落とし込まれたファンタジー世界を描くコメディ作品。
歴史文化風土への広い知識とそれらを独自に解釈するユニークな感性は変わらず素晴らしい。


8/18『しらずの遭難星 上』(瀬野反人)

森羅万象がデータ化されているはずの世界において未開の惑星に降り立った二人を描くSF。
『ヘテロゲニア リンギスティコ』の瀬野反人先生新作。世界観が非常にユニーク。


8/18『双亡亭壊すべし(25)(完)』(藤田和日郎)

空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラーの完結巻。
各キャラクタの物語、特に泥怒について、どのようなまとめ方をしてくれるか楽しみ。


8/18『古見さんは、コミュ症です。(22)』(オダトモヒト)

ものすごい美少女だけど人付き合いが苦手な女子高生を中心にしたコメディ。
個性の強すぎるキャラクタ達でごりごりお話を回していくスタイルは良くも悪くも安定。


8/19『プリンタニア・ニッポン(2)』(迷子)

生体プリンタのエラーで出力された謎生物と飼い主の男性との日々を描く近未来日常物。
ゆるふわ日常の裏にある人間達が上位存在に管理される舞台設定がユニーク。


8/19『東独にいた(5)』(宮下暁)

冷戦時代の東ドイツを舞台に政府お抱えの超人部隊と反政府組織との戦いを描く物語。
超人キャラ達の人間離れをした戦闘やダイナミックなストーリーが楽しい。


8/19『死相学探偵(1)』(西塚em)

死が近い人間の「死相」が見える男性を主人公としたホラー小説のコミカライズ。
『蟲籠奇譚』の西塚em先生新作。耽美で妖艶な絵柄と死をテーマにした題材が合っている。


8/20『ドキュンサーガ(3)』(いとまん)

倫理観の欠落した勇者と異形の魔族を従えた魔王との戦いを描くファンタジー。
魔族側の過去編で明らかになったダークでシビアな作品世界がどのように活かされるか。


8/20『宙に参る(2)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF作品。
作り込まれたSF設定にはリアリティがある。シニカルな雰囲気の掛け合いも素敵。


8/20『綴れのレグホーン(3)(完)』(五辻みどろ)

無法地帯の街を舞台に、地質学者の女性と現地の少女が街の秘密を探るファンタジー。
一般社会から隔離された町に形成された特異な文化や倫理観が狂ったキャラクタなど個性的。


8/23『スインギンドラゴンタイガーブギ(5)』(灰田高鴻)

戦後の日本を舞台に、姉の想い人を探す少女と彼女が参加するジャズバンドを描く物語。
ハングリーでエネルギッシュな人々の雑然とした雰囲気が良い。


8/23『望郷太郎(5)』(山田芳裕)

500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
主人公の現代知識を駆使した立ち回りが面白い。広義の異世界転生物と言えるかもしれない。


8/23『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~(3)』(江島絵理)

ゲーム禁止のお嬢様学校を舞台に少女達の格ゲーを通した交流を描く物語。
華美な絵柄に相反するぶっ飛んだキャラクタ達と強烈な演出のミスマッチ感が非常に楽しい。


8/23『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(5)』(タナカカツキ)

日本サウナ大使が描くサウナとそれにまつわる人々を描いた作品。
有名サウナ施設の紹介や人それぞれのサウナの楽しみ方など話のバリエーション豊か。


8/23『定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ(3)』(吉本浩二)

少ないお小遣いの中で楽しくやりくりする人々を描いた作品。
強烈な節約人達が次々登場してヘンテコ人間観察をしている気分。多様性紹介の側面もある。


8/27『そのへんのアクタ(2)』(稲井カオル)

エイリアンとの戦いが日常化する世界で、自身の役目を見失った元英雄の男を描くコメディ。
小気味良い会話のリズムとトリッキーな言葉選びはセンス抜群。ストレスなく読める。


8/27『草野と希♨(1)』(岩国ひろひと)

とある理由から一緒に温泉レポをすることになった大柄の男と女子高生が主人公の物語。
コミカルで躍動感のあるストーリーとメリハリが効いた作画が魅力的。


8/27『自転車屋さんの高橋くん(4)』(松虫あられ)

頼みごとを断れない会社員女性とヤンキーっぽい自転車屋の男性との恋愛を描いた物語。
タイプが違うようで波長のあう二人のゆったりした関係性が心地よい。


8/30『夏目アラタの結婚(6)』(乃木坂太郎)

児童相談所勤めの男性が死刑囚女性に獄中結婚を持ち掛けるラブサスペンス。
謎が謎を呼ぶストーリーはまだまだ二転三転しそうな雰囲気で続きが気になって仕方がない。


8/30『地図にない場所(2)』(安藤ゆき)

人生に悩む中学生男子と引退した天才バレリーナの交流を描く物語。
主人公男子が抱える思春期らしいコンプレックスの描き方が上手く共感を誘う。


8/30『栄一~渋沢栄一伝~(3)』(町田翠)

近代日本経済の父と称される渋沢栄一の人生を幼少期から描く物語。
地味な絵柄ながら大ゴマや構図で緩急を効かせたコマ割りが巧みで上手い画面構成。


8/30『太陽と月の鋼(3)』(松浦だるま)

とある理由から刀を持てない下級武士の男と彼の元に嫁いできた謎の女性を描く江戸時代劇。
アクションや表情の大きなキャラクタの賑やかさやコマ割り構図のセンスなど作画が魅力的。


8/30『フールナイト(2)』(安田佳澄)

死が迫る人々を植物に変える「転花」が普及した世界で、転花を管理する人々を描く物語。
背景や影など描き込み激しい画面でどんよりとした世界が上手く表現されている。