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 2021年7月読んだ漫画をまとめます。 

 7月に読んだ漫画は62冊。月60冊ペースを維持。

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、7月発売だった作品から。


『姫様"拷問"の時間です(6)』(ひらけい/春原ロビンソン)

肉屋のコロッケや肉まんなど様々な拷問を受ける囚われの姫を描いたコメディ。
メタ部分はすっかり作品世界の常識。姫と魔王軍皆友達のように仲良しであり楽しそう。


『かげきしょうじょ!(11)』(斉木久美子)

女性だけで構成された名門歌劇団の養成機関である音楽学校を舞台にした物語。
授業や集団生活を通した少女達の成長がややスローペースながら丁寧に描かれている。


『僕の心のヤバイやつ(5)』(桜井のりお)

クラスの中心女子と陰キャラ男子との恋愛を描いたスクールカーストラブコメディ。
甘々な関係を進展させつつ負の心理描写も交えることでキャラの厚みが増している。


『潮が舞い子が舞い(6)』(阿部共実)

とある高校の個性豊かなクラスメイト達の交流を描く群像劇。
会話劇の中に青春の苦い部分を織り込んでくるメリハリの利かせ方が素晴らしい。


『カナカナ(2)』(西森博之)

他人の心が読めるせいで人間不信となった少女とピュアな心を持った強面男性を描く物語。
周りの人の優しさが不憫な少女を癒していくストーリーは西森博之作品らしさたっぷり。


『葬送のフリーレン(5)』(アベツカサ/山田鐘人)

魔王を倒した勇者パーティの一人であるエルフが魔王なき世界のその後を辿るファンタジー。
これまでと毛色が異なる魔法使い試験編も本作のユニークな雰囲気は維持されている。


『思えば遠くにオブスクラ 下』(靴下ぬぎ子)

ワーホリでベルリンに滞在するビデオグラファーの女性の生活を描く物語。
ドイツおよび周辺の国々の料理などの文化紹介は興味深いし実際に行ってみたくなる。


『ゆりでなるvえすぽわーる(3)』(なおいまい)

公共の場にて見知らぬ女子二人相手に百合妄想をする少女二人を描いた作品。
メインキャラクタ達のストーリーは関係がこじれており中々にヘビー。


『こっち向いてよ向井くん(2)』(ねむようこ)

25歳で恋人にフラれてから10年間恋愛していない会社員男性の新しい恋への奮起を描く物語。
30代中盤恋愛観こじらせ男性の理想を捨てきれない思考にリアリティがある。


『琥珀の夢で酔いましょう(4)』(依田温/杉村啓/村野真朱)

京都の客足の少ない小料理屋をクラフトビールで盛り上げようとする人々を描く物語。
苦い読み味の描写について質が高い。実在のクラフトビール紹介に関する描写も丁寧。


『ヴィンランド・サガ(25)』(幸村誠)

戦いのない楽園を目指す元ヴァイキングの男を描いた物語。
ヴィンランド開拓に向けて着実に進む展開は派手さはないものの丁寧で安心感のある面白さ。


『ダンピアのおいしい冒険(3)』(トマトスープ)

いわゆる海賊船に乗り込み太平洋を旅する好奇心旺盛な男を主人公にした物語。
デフォルメの効いた可愛らしい絵柄と骨太なストーリーのギャップが良い。


『ひとりでしにたい(3)』(カレー沢薫/ドネリー美咲)

孤独死した叔母と同じ道を辿りたくない35歳の独身女性を描く物語。
作者の独特な思考スタイルと現代日本の社会問題という題材がかっちり噛み合っている。


『友達として大好き(3)(完)』(ゆうち巳くみ)

動物的恋愛脳な女子が規則に厳格な堅物男子と友達になるために奮闘する物語。
友達との関係性が深まった時の感情の高鳴りが非常にエモーショナルに描かれていた。


『メイドインアビス(10)』(つくしあきひと)

謎に満ちた大穴「アビス」の底を目指す少女達の冒険を描いたファンタジー。
残酷過ぎる運命とそれに抗い立ち上がるキャラクタの意思の強さは本作らしさたっぷり。


『児玉まりあ文学集成(3)』(三島芳治)

文学的な少女と彼女に陶酔する少年との言葉遊びのような掛け合いを描いた物語。
筆のような描線とカケアミ多用の陰影表現など独特過ぎる画面の雰囲気はいつ見ても新鮮。


『女装しないのは俺だけなのか!?(1)』(田中ぬぬ)

女装が流行する男子校を舞台に、漢らしくなりたい男子の苦難の日々を描いたコメディ。
女装が当たり前になる価値観が周りを浸食し主人公が孤立していく様子が滑稽で楽しい。


『魚社会』(panpanya)

だいたい年に一度のお楽しみ、panpanya先生の新作短編集。
今回は何といってもカステラ風蒸しケーキ。菓子パンへの異常な執着に狂気を垣間見た。


『傀儡戦記(1)』(高殿円/蛇蔵 他)

空位となった玉座を目指して旅をする「王の器」達を描くハイファンタジー。
同じ世界観の中の9つの国をそれぞれ別の漫画家が描くというユニークなアンソロジー企画。


以上が7月発売の漫画。これより先はそれ以外の作品。


『往生際の意味を知れ!(4)』(米代恭)

元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性との関係を描く物語。
錯綜する各キャラクタの思惑や裏切りなど、サスペンスらしい要素てんこ盛りで楽しい。


『うみそらかぜに花(1)』(大石まさる)

両親の再婚で兄妹となった中学生男女二人を主人公にした物語。
緻密かつ緩急の効いた作画が素晴らしくキャラクタ達がコミカルに動き回る様子が良い。


『ゴールデンラズベリー(1)』(持田あき)

仕事が続かない男性が恋愛が続かない女性をプロデュースして芸能界入りを目指す物語。
極端な個性を持った二人が共通の目的に向かって奮闘する物語の構図が面白い。


『いえめぐり』(ネルノダイスキ)

部屋を探す人と不動産屋が奇々怪々な物件を見て回る様子を描いた作品。
細部までグロテスクで正体不明な物に溢れた画面は独特の雰囲気。


『クマ撃ちの女(1)~(5)』(安島薮太)

とある理由から熊をターゲットにする猟師の女性を主人公にした作品。
狩猟の専門的な部分まで細かく描かれており題材に対して誠実。