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 2021年8月読んだ漫画をまとめます。 


 8月に読んだ漫画は69冊。お盆休みもあったが冊数伸びず。

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、8月発売だった作品から。


『悪役令嬢転生おじさん(2)』(上山道郎)

乙女ゲームの主人公敵対お嬢様キャラに異世界転生したおじさんを描くコメディ。
オタクかつ人の親でもある中年男性がゲームの世界で自分の役割を全うする様子が滑稽。


『趣味のラブホテル(3)(完)』(らぱ☆)

同人作家の女性とふたなり美少女天使が全国各地のユニークなラブホテルを巡っていく物語。
多様な実在ラブホテルの紹介に加えて主人公二人の顛末もきっちりまとめた充実の最終巻。


『魔法少女全員おじさん(1)』(諏訪符馬)

魔法少女にならないかと誘われたおじさんと暗黒魔王おじさんとの戦いを描く物語。
シビアで闇の深い魔法少女設定を帳消しにする登場人物全員おじさんの破壊力がすさまじい。


『女の体をゆるすまで 上下』(ペス山ポピー)

生物学的には女性ながら性自認に迷う作者の体験を赤裸々に描くエッセイ漫画。
思い返すのも辛いであろうエピソードが丁寧に描かれており身につまされる。


『クマ撃ちの女(6)』(安島薮太)

とある理由から熊をターゲットにする猟師の女性を主人公にした作品。
狩猟に関する専門的な描写が丁寧でありリアリティが演出されている。


『働かないふたり(23)』(吉田覚)

要領のいい兄とどんくさい妹、働かないニートな二人とその周りの人々を描くコメディ。
大人になってからの友人とのバカなやり取りなど現実ではなかなかできないことが描かれる。


『ダンダダン(1)』(龍幸伸)

宇宙人を信じない少女と幽霊を信じない少年が怪異と戦うオカルトホラー作品。
癖の強いキャラクタやダイナミックなバトルシーンなど尖った個性が目を引く。


『Dr.STONE(22)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
ダイナミックなストーリーが持ち味の本作の中でも輪をかけて規模の大きい展開に脱帽。


『トリリオンゲーム(2)』(池上遼一/稲垣理一郎)

世界一ワガママな男とPCオタク、二人の青年が1兆ドル稼ぐことを目標に会社を興す物語。
キャラクタの魅力などが詰まったネームと緩急の効いた作画が合わさって面白さ天井知らず。


『いつも憂き世にこめのめし』(にくまん子)

結婚していない30代カップルの何でもない同棲生活を描いた作品。
内容のとりとめなさとゆるい絵柄が合わさってストレスなく読める。


『GUINEA PIG ROOM TOUR(1)』(鳩川ぬこ)

モルモットを溺愛し彼らとの生活に夢中な人々を描くオムニバス。
モルモットに愛を注ぐ人間のリアクションが滑稽であり整った絵柄とのギャップも楽しい。


『Thisコミュニケーション(4)』(六内円栄)

残酷非道な軍人の男と特殊な特性を持つ6人の少女達が人類の敵である怪物と戦う物語。
残忍な主人公を不快な存在ではなく、どこかコミカルなキャラクタのように描かれている。


『ほしとんで(5)(完)』(本田)

芸術学部の俳句ゼミに配属された変人に好かれる青年とそのゼミ仲間達を描いたコメディ。
愛すべきキャラクタ達やテンポの良い掛け合いなど最後まで素晴らしかった。


『AIの遺電子 Blue Age(2)』(山田胡瓜)

ヒューマノイドが人間に交じって生活する近未来の医療現場を描くSF。
現在のテクノロジーと地続きな未来のITに関する描写に説得力がある。


『くるくるくるま ミムラパン(1)』(関野葵)

移動式パン屋を営む男性と車屋勤めの女性コンビが街の困りごとを解決する物語。
描き込み激しい雑然とした背景と幻想的な漫画表現が合わさった画面の雰囲気が素敵。


『転がる姉弟(2)』(森つぶみ)

親の再婚により新しく家族となった姉と弟を中心に繰り広げられる日常物。
複雑な家庭事情を持つ子供達が彼らなりに楽しく日常を過ごす姿は非常にポジティブ。


『無敵の未来大作戦(3)(完)』(黒崎冬子)

お金持ちの「聖人」に一夫多妻(一妻多夫)が許可された制度を中核に据えた学園コメディ。
荒唐無稽さなコメディがメインながら恋愛に対して強いメッセージが込められた作品だった。


『宙に参る(2)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF作品。
登場する近未来テクノロジーはユニークな発想かつ現代科学から想像しやすい範囲で面白い。


『双亡亭壊すべし(25)(完)』(藤田和日郎)

空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラーの完結巻。
凧葉という何者でもなかった男が怪物泥怒を打ち負かす最終決戦は圧巻のクオリティ。


『海が走るエンドロール(1)』(たらちねジョン)

65歳の女性がある青年との出会いをきっかけに映画製作を志す物語。
出会いの化学反応で二人の人生が動き出すストーリーはドラマティックで美しい。


『【推しの子】(5)』(赤坂アカ/横槍メンゴ)

人気アイドルの隠し子である双子の兄妹がそれぞれの方法で母の足跡をたどる芸能界物語。
メディアミックスに対する漫画家心理の話は生々しさがあり面白かった。


『望郷太郎(5)』(山田芳裕)

500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
山田芳裕作品らしいダイナミックな作画とストーリーはエンタメ的に楽しい。


『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~(3)』(江島絵理)

ゲーム禁止のお嬢様学校で格ゲーに勤しむ少女達が主人公の物語。
新キャラとそのテンションに面食らったが、無難を避けたチャレンジ精神は買いたい。


『そのへんのアクタ(2)』(稲井カオル)

エイリアンとの戦いが日常化する世界で自身の役目を見失った元英雄の男を描く物語。
コメディパートは掛け合いのセンス抜群で非常に軽快。テンションの緩急自在。


『ドキュンサーガ(3)』(いとまん)

倫理観の欠落した勇者と異形の魔族を従えた魔王との戦いを描くファンタジー。
グロテスクで倫理観は欠落しているが非常によく練り込まれた魅力的な世界観。


『スインギンドラゴンタイガーブギ(5)』(灰田高鴻)

戦後の日本を舞台に姉の想い人を探す少女と彼女が参加するジャズバンドを描く物語。
ストーリーも終盤で目まぐるしく展開が動く。次巻完結ながら不確定な部分が多い。


『渚 〜河野別荘地短編集〜』(河野別荘地)

人間の足を移植する手術を控える人魚と人間男性の同居を描く表題作含む短編集。
落ち着いて地に足着いた画面やキャラクタが魅力。細かい情緒的な表現も豊か。


『草野と希♨(1)』(岩国ひろひと)

とある理由から二人で温泉地巡りレポをする女子高生と雑誌編集者の男を描く物語。
温泉地レポやサスペンスなど多数の要素が混在するストーリをまとめる構成力素晴らしい。


以上が8月発売の漫画。これより先はそれ以外の作品。


『ザ・ファブル(9)~(22)』(南勝久)

「殺しの天才」の男が1年間一般人として身を潜めて生活する様子を描いた作品。
佐藤が無双するという構成はお決まりパターンながらそれでも演出の上手さで十分楽しめる。