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 2021年11月読んだ漫画をまとめます。 

 11月に読んだ漫画は60冊。何とかノルマにしている月60冊はクリア。2021年ラストスパート。

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。まずは、11月発売だった作品から。


『SPY×FAMILY(8)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人を描く擬似家族コメディ。
血みどろバトルシーンの裏で気の抜けたコメディが展開されていく構成が本作らしい。


『ザ・ファブル The second contact(1)』(南勝久)

一般人として身を潜める「殺しの天才」の男を描いた作品の続編。
基本的には第一部と同様のヤクザや半グレとの抗争劇が繰り広げられそうな雰囲気。


『高校生家族(4)』(仲間りょう)

両親と妹、ペットの猫と一緒に高校生活を過ごす少年の受難な日々を描いたギャグ漫画。
常識外の事象が日常の中に溶け込んでしまっている違和感が面白い。


『おとなりに銀河(3)』(雨隠ギド)

漫画家男性とミステリアスなアシスタント女性との不思議な関係を描く契約ラブコメディ。
恋愛だけでなく家族物としても尊い人間模様が雨隠ギド作品らしくて素敵。


『Dr.STONE(23)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
地球規模で物語の舞台が移動していく展開はダイナミック。


『藤本タツキ短編集「22-26」』(藤本タツキ)

藤本タツキ単行本3か月連続刊行の最後を飾る短編集2冊目。
『ファイアパンチ』前後に執筆された4作品が収録されており意図的な作風の変換が興味深い。


『淫獄団地(2)』(丈山雄為/搾精研究所)

重度のショタコン露出狂など人妻の変質者が出没する団地を舞台にした物語。
読み進めるほどにIQが下がっていくぶっ飛んだストーリーは癖になるヘンテコな面白さ。


『海辺のキュー(4)(完)』(背川昇)

先輩からのイジメに悩む女子中学生と彼女の前に現れた謎の生物との奇妙な交流を描く物語。
日常が崩壊してからの怒涛の展開で畳みかけてきた最終巻。パンチの効いた良い作品。


『リリィ・トライアングル(3)(完)』(ツナミノユウ)

高校生徒会を舞台にクレイジーなテンションで繰り広げられる三角関係百合4コマコメディ。
クレイジーなキャラの言動や誇張し過ぎた漫画表現などをメタ的に扱うの新しい。


『矢野くんの普通の日々(1)』(田村結衣)

不幸体質でいつも怪我だらけの男子高校生と彼が気になる女子を描くラブコメディ。
耽美な絵柄が魅力的で怪我した姿さえセクシー。どこか間の抜けたコメディの雰囲気も好き。


『ゴールデンラズベリー(2)』(持田あき)

仕事が続かない男性が恋愛が続かない女性をプロデュースして芸能界入りを目指す物語。
芸能界物として情熱と野心溢れる二人の奮闘が爽快。二人の歪な関係性も面白い。


『ぬくとう君は主夫の人』(磯谷友紀)

家事が好きで主夫として働く男性とその家族を描く物語。
主夫本人だけでなく、周囲の様々な立場の人々から見た「主夫」の姿が描かれていた。


『よふかしのうた(9)』(コトヤマ)

不眠症の少年と吸血鬼の少女との夜の街を舞台にした不思議な交流を描く物語。
吸血鬼の少女と作品の根幹となる設定に踏み込む内容でいよいよ盛り上がってきた。


『九龍ジェネリックロマンス(6)』(眉月じゅん)

九龍城砦を舞台に、不動産会社に勤める女性と同僚男性とのミステリアスな恋を描く物語。
謎だった設定の真相が次々と明らかになり読んでいて爽快。


『葬送のフリーレン(6)』(山田鐘人/アベツカサ)

魔王を倒した勇者パーティの一人であるエルフが魔王なき世界のその後を辿るファンタジー。
本作の更なるストーリーの広がりを感じさせる見事な演出。静かな画面の雰囲気も良い。


『スキップとローファー(6)』(高松美咲)

自信家だけどちょっと抜けてる少女とクラスメイト達との交流を描いた学園青春群像劇。
キャラクタの心理的機微や人間関係の構築などの描写が非常に丁寧で共感性が高い。


『ヒラエスは旅路の果て(2)』(鎌谷悠希)

自殺願望のあるポジティブ少女と神さまを名乗る男、不死の男との黄泉への旅を描いた物語。
テーマである死生観について、様々な思想を持つ人々を対比的に配置して上手く描いている。


『ダーウィン事変(3)』(うめざわしゅん)

人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」の少年が主人公の物語。
ハッタリは効いているがどこか現実感を感じさせる見事な演出力。


『スインギンドラゴンタイガーブギ(6)(完)』(灰田高鴻)

戦後の日本を舞台に姉の想い人を探す少女と彼女が参加するジャズバンドを描く物語。
不器用なキャラクタ達が一つの音楽を共有して繋がっていくストーリー構成が良かった。


『特別じゃない日』(稲空穂)

老夫婦や両親と子供二人の家庭など、人々の何気ない日常の一幕を描いた作品。
可愛らしい絵柄とほっこり温まるエピソードが上手く噛み合っていた。


『ジーンブライド(1)』(高野ひと深)

容姿や性別に対する社会の偏見に悩む女性と極度に神経質な男性が主人公の物語。
読みやすさとルッキズムへのメッセージやSF展開の重厚さがバランスよく両立している。


『本田鹿の子の本棚 魁題十五撰相篇』(佐藤将)

クレイジーな読書趣味の娘の本棚を盗み見る父親とぶっ飛んだ設定の作中作を描くコメディ。
作中作のアイディアのバリエーションには毎回感心させられる。


『水洗戦記タケル(1)』(佐藤将)

うんち大好き小学生がぼっとん便所の先の異世界で排泄物と洗剤の戦いに巻き込まれる物語。
とんでもない設定なのに能力バトル物としてクオリティが普通に高くてどうかしている。


以上が11月発売の作品。以下はそれ以外。


『東京ヒゴロ(1)』(松本大洋)

失敗した仕事の責任を取って早期退職した漫画編集者の男と周囲の人々を描く物語。
情緒的な画面表現とエモーショナルなストーリーが噛み合って上質な読み味。


『テンカイチ 日本最強武芸者決定戦(1)(2)』(あずま京太郎/中丸洋介)

天下人織田信長の号令で始まった日ノ本最強の武芸者を決める戦いを描く物語。
癖の強いキャラクタの魅力と力強くて迫力満点な作画に惹き込まれる。


『オッドタクシー(2)』(此元和津也/P.I.C.S./肋家竹一)

セイウチのタクシードライバーを主人公に謎の女子高生失踪事件が描かれる物語。
バラバラなエピソードが結ばれてストーリーの全容が明らかになっていく構成気持ちいい。


『天地創造デザイン部(7)』(蛇蔵/鈴木ツタ/たら子)

特徴的な実在の生き物を天使達がデザインする過程を描く生物コメディ。
生き物が何故そのような姿や生態になったかの解説がわかりやすく知的好奇心が満たされる。