
2021年下半期まとめ記事、全3つ中の3つ目。好きだった表紙まとめ。
本記事では2021年下半期に私が読んだ約400冊の漫画の中で、特に表紙デザインが好きだったものを20作品ピックアップしました(順番はだいたい発売月順)。漫画選びの参考にして頂けますと幸い。漫画デザイン、細部まで凝ったものが多いので、皆さんも手元にある漫画表紙デザインを見直してみましょう。
『無敵の未来大作戦(3)(完)』(黒崎冬子)
お金持ちの「聖人」に一夫多妻(一妻多夫)が許可された制度を中核に据えた学園コメディ。
パレードのように大はしゃぎしている二人が波に飲み込まれている構図が面白い。
『GUINEA PIG ROOM TOUR(1)』(鳩川ぬこ)
モルモットを溺愛し彼らとの生活に夢中な人々を描くオムニバス。
六分割の画面とビビッドな色合いが強烈に目を引く。六者六様のモルモットへの接し方も良い。
『海が走るエンドロール(1)』(たらちねジョン)
65歳の女性がある青年との出会いをきっかけに映画製作を志す物語。
構成要素はシンプルながら、波しぶきやカメラを向けられた構図、斜めに傾いたロゴなどユニーク。
『渚 〜河野別荘地短編集〜』(河野別荘地)
人間の足を移植する手術を控える人魚と人間男性の同居を描く表題作含む短編集。
バスタブにつかる人魚と生活感のある風呂場という画面が面白い。ロゴも特徴的。
『草野と希♨(1)』(岩国ひろひと)
とある理由から二人で温泉地巡りレポをする女子高生と雑誌編集者の男を描く物語。
躍動感のある二人に乱れ飛ぶ料理など、本編の混沌さが上手く反映されている。
『ひかるイン・ザ・ライト!(1)』(松田舞)
歌うのが好きだけどアイドルの夢を諦めていた少女がオーディションに挑む物語。
キャラクタを強調した構図と大胆なロゴ配置のインパクトが強い。画面の奥行の使い方も良い。
『3月のライオン(16)』(羽海野チカ)
棋士として生きる少年とその周囲の人々を描く将棋ヒューマンドラマ。
画面だけでなくタイトルロゴや作者名、出版社表示まで全て90度傾けた大胆さが面白い。
『双生遊戯(1)』(岡田淳司)
巨大ヤクザ組織の跡取りを争う双子の兄弟の異常な関係を描く物語。
黒と白、対照的な二人と分割されたタイトルロゴが本編の内容を暗示しておりクール。
『スイカ(1)』(森とんかつ)
オカルト的存在の少女と彼女に気に入られた不運な高校教師コンビを描くホラーギャグ。
画面の中の色調バランスがなんだかアンバランスで違和感があり本作の表紙らしい。
『ダーウィンクラブ(1)』(朱戸アオ)
世界を牛耳る大企業を標的にしたテロリスト集団の謎に迫る刑事が主人公のサスペンス。
企業ロゴが怪我された背景の大胆さと不敵にほほ笑むキャラクタのギャップがユニーク。
『藤本タツキ短編集「22-26」』(藤本タツキ)
藤本タツキ単行本3か月連続刊行の最後を飾る短編集2冊目。
月を背負ったキャラクタという構図はシンプルながら力強い。
『ぬくとう君は主夫の人』(磯谷友紀)
家事が好きで主夫として働く男性とその家族を描く物語。
大胆に配置されたタイトルロゴや家事道具のピクトグラムなど細部に凝っている。
『矢野くんの普通の日々(1)』(田村結衣)
不幸体質でいつも怪我だらけの男子高校生と彼が気になる女子を描くラブコメディ。
血を思わせる真っ赤な背景に怪我だらけのキャラクタという画面が強烈。
『ごくちゅう!(1)』(こんぱる&ふじしまぺポ/草下シンヤ/雨宮)
お野菜所持で捕まった女性と同部屋の3人との塀の中生活を描く獄中コメディ。
可愛いロゴとキャラクタに刑務所を連想させる場面というアンバランスさが面白い。
『異刻メモワール(1)』(るん太)
現実世界に絶望する少年が迷い込んだ異世界でもう一人の少年と暮らし始める物語。
柔らかい絵柄と多様な色調、雑然としたキャラクタ配置など本作の雰囲気を上手く表現している。
『魔法少女事変(1)』(赤羽ぜろ)
ブラック企業に勤める会社員男性が魔法少女に変身して悪と戦う物語。
一つのソファに狭そうに座る二人のポーズが素敵。背景の小物も凝っている。
『偽物協会(1)』(白井もも吉)
正常の枠を外れた偽物が集まる協会を舞台に不安を感じると毛布に変身してしまう女子を描く物語。
メルヘンチックで賑やかな作品の雰囲気が伝わってくる画面。キャラクタのポーズも良い。
『ニックとレバー(1)』(ミヤタキョウゴロウ)
陽気でポジティブな外国人男性二人組が様々な騒動を巻き起こすショートギャグ漫画。
いかつい二人の顔面どアップはインパクト強い。ロゴの配置や右下の自虐もユニーク。
『エルフ甲子園(1)』(若槻ヒカル)
異世界から現代日本に迷い込んだエルフの姫が甲子園常連高校の野球部に入るコメディ。
エルフが制服を着て神主打法でバットを構えている構図がユニーク。
『ワルプルギス実行委員実行する 速水螺旋人作品集』(速水螺旋人)
コロナ禍での魔女集会の様子を描く表題作を含む作品集。
各作品のキャラクタ達を皆画面に入れながら一人を前に持ってくる大胆な構図。



































