スクリーンショット (52)

 2022年も相変わらずコロナ禍が続きますね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。 

2/4『高校生家族(5)』(仲間りょう)
両親と妹、ペットの猫と一緒に高校生活を過ごす少年の受難な日々を描いたギャグ漫画。
常識外の事象が日常の中に溶け込んでしまっている違和感が面白い。


2/4『ココロのプログラム(1)』(中村ひなた)
父親を亡くした少年と心を学習するために居候するロボットの少女との交流を描く物語。
『やさしいヒカリ』の中村ひなた先生新作。柔らかい絵柄と温かいストーリーが心地よい。


2/4『株式会社マジルミエ(1)』(青木裕/岩田雪花)
怪異を退治する魔法少女の派遣を行う株式会社を舞台に新卒入社した女性が主人公の物語。
会社としての業務と魔法少女を組み合わせた設定が細かい所まで作り込んでありユニーク。


2/4『ザ・ファブル The second contact(2)』(南勝久)
一般人として身を潜める「殺しの天才」の男を描いた作品の続編。
基本的には第一部と同様のヤクザや半グレとの抗争劇が繰り広げられそうな雰囲気。


2/4『虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-(4)』(ippatu)
廃墟と化した日本を舞台に秘密兵器の謎を調査する死刑囚達と異形の少女を描く物語。
謎の多い独特の世界観と崩壊した都市の雰囲気が魅力的。


2/4『双生遊戯(3)』(岡田淳司)
巨大ヤクザ組織の跡取りを争う双子の兄弟の異常な関係を描く物語。
繊細で美麗な絵柄とぶっ飛んだストーリーの落差が激しく非常にユニーク。


2/7『とりま、風呂いかね?(1)』(イシイ渡)
家業を嫌う銭湯を営む家庭の娘と大手スーパー銭湯チェーンの令嬢が主人公の風呂コメディ。
公衆浴場やサウナに関する描写が丁寧。斜め上に行きそうなストーリーの行方も気になる。


2/8『SANDA(2)』(板垣巴留)
超少子高齢化が進む日本を舞台に中学生の少年少女が行方不明のクラスメイトを探す物語。
ユニークな舞台設定やインパクト重視の画面作りなど、オンリーワンの魅力に溢れている。


2/8『レディメイドヒロイン(2)』(うめだ悠)
服飾デザイナーの女性とある秘密を抱えた営業の男性とのコンビを描く物語。
アパレル業界の仕組みがさりげなくストーリーに織り込まれており興味深い内容。


2/9『矢野くんの普通の日々(2)』(田村結衣)
不幸体質でいつも怪我だらけの男子高校生と彼が気になる女子を描くラブコメディ。
耽美な絵柄が魅力的で鼻血を流す姿さえもどこかセクシー。


2/9『今日から始める幼なじみ(2)』(帯屋ミドリ)
転校生の少女と同じクラスで家も隣になった少年が幼馴染の関係を始めるラブコメディ。
幼馴染の関係を目指すが異性としての意識が強くなる、という展開がラブコメとして力強い。


2/9『山と食欲と私(15)』(信濃川日出雄)
単独登山が趣味のOLを主人公に登山とそれにまつわるグルメを描いた作品。
流行のトピックスをすぐに作中に組み込むフットワークの軽さは本作らしい。


2/10『おとなになっても(6)』(志村貴子)
バーで偶然出会ってお互い惹かれ合う30代女性二人の恋と葛藤を描く百合作品。
人生の転機となるような危なっかしい恋愛にハラハラさせられる。


2/10『裏バイト:逃亡禁止(6)』(田口翔太郎)
超常現象による命の危険がある裏バイトに勤しむ女子二人が主人公のホラー漫画。
トリッキーな構成や主要キャラの重要エピソードなど違ったアプローチの話も増えたきた。


2/10『詩歌川百景(2)』(吉田秋生)
小さな温泉町を舞台に、旅館で働く青年と少女を中心に繰り広げられる人間ドラマ。
深く作り込まれたキャラクタ達の設定を元に織りなされる人間模様は重厚で読み応えがある。


2/16『海が走るエンドロール(2)』(たらちねジョン)
65歳の女性がある青年との出会いをきっかけに映画製作を志す物語。
1巻の構成がドラマティックで美しかったので2巻以降に期待も膨らむ。


2/16『スーパーベイビー(4)』(丸顔めめ)
ピュアで一途な黒ギャルと押しの弱い地味メンとの違和感アリアリなカップルを描いた物語。
主人公二人だけでなく他も含めて、キャラクタ間のやり取りが漏れなく可愛くって癒される。


2/17『スターイーター 模造クリスタル作品集』(模造クリスタル)
『金魚王国の崩壊』模造クリスタル先生の過去個人出版作品を収録した短編集。
可愛らしいキャラクタとアンニュイな雰囲気がオンリーワンな作家さん。


2/18『【推しの子】(7)』(赤坂アカ/横槍メンゴ)
人気アイドルの隠し子である双子の兄妹がそれぞれの方法で母の足跡をたどる芸能界物語。
2.5次元編が長引いているがそろそろ本筋のストーリーにも進展が欲しいところ。


2/18『スナックバス江(10)』(フォビドゥン澁川)
老婆とチーママが切り盛りする場末のスナックを舞台にしたギャグ漫画。
30代独身男性に対するあるあるネタという分野においては他の追随を許さない共感性の高さ。


2/18『よふかしのうた(10)』(コトヤマ)
不眠症の少年と吸血鬼の少女との夜の街を舞台にした不思議な交流を描く物語。
吸血鬼の少女と作品の根幹となる設定に踏み込む内容でいよいよ盛り上がってきた。


2/18『カナカナ(3)』(西森博之)
他人の心が読める少女とピュアな心を持った強面男性との生活を描く物語。
不憫な少女の心を周りの人々の優しさが癒していくストーリーは西森博之作品らしい。


2/19『うちのちいさな女中さん(2)』(長田佳奈)
昭和初期を舞台に翻訳家の女性と彼女の家で働く14歳の女中の少女を描いた作品。
当時の文化について家事や住居、服飾、小物に至るまで妥協なく丁寧に描写されている。


2/21『異世界おじさん(7)』(殆ど死んでいる)
異世界生活から現代に帰還した30代中盤のSEGA狂い男性を描いたコメディ。
おじさんの異世界での浮き具合や現実世界でのダメ人間っぷりは安定して面白い。


2/22『ワンダンス(7)』(珈琲)
吃音症の少年と言語以外での表現力が豊かな少女を主人公にした高校ダンス部物。
キャラクタの個性や関係性の深掘りが対戦の駆け引きを通してしっかり描写されている。


2/22『青野くんに触りたいから死にたい(9)』(椎名うみ)
死んで幽霊になった恋人を一途に愛し続ける女子高生を描いた純愛ホラー。
情緒的なホラー描写やキャラクタ感情表現の機微など感覚に訴えかけるエモさがある。


2/22『ケモ夫人』(藤想)
巨人を討伐させられることになった半獣の夫人を描くファンタジー作品。
ツイッター漫画での公開当初大きな話題になった本作がまさかの商業コミック化。


2/22『望郷太郎(6)』(山田芳裕)
500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
山田芳裕作品らしいダイナミックな作画とストーリーはエンタメ的に楽しい。


2/22『ひとりでしにたい(4)』(カレー沢薫)
孤独死した叔母と同じ道を辿りたくない35歳の独身女性を描く物語。
現代日本の社会問題をギャグ混じりで茶化しながらも当事者達に寄り添う形で描かれている。


2/22『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~(4)』(江島絵理)
ゲーム禁止のお嬢様学校で格ゲーに勤しむ少女達が主人公の物語。
華美な絵柄に相反するぶっ飛んだキャラクタ達と強烈な演出のミスマッチ感が楽しい。


2/22『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット(2)』(ホークマン/メカルーツ)
猫に触れられると猫になるニャンデミックから逃げ惑う猫好き人類達を描く物語。
設定の時点で既に面白いし緊迫感のある写実的な絵柄とのギャップも素晴らしい。


2/25『アクロトリップ(4)』(佐和田米)
魔法少女と悪の組織、悪の組織の参謀として働く女子を主人公としたコメディ。
全然悪くない悪の組織というモチーフとドタバタしたコメディの雰囲気がマッチしている。


2/28『ひかるイン・ザ・ライト!(2)』(松田舞)
歌うのが好きだけどアイドルの夢を諦めていた少女がオーディションに挑む物語。
主人公の精神的な成長とステップアップがストーリーの中で上手く連動しており読み味爽快。


2/28『コーポ・ア・コーポ(4)』(岩浪れんじ)
安アパートを舞台に日雇い労働者の男やヒモの男性など下層で生きる人々を描いた物語。
雑然とした背景やその場しのぎ的思考により表現されるキャラクタ達の生活模様が生々しい。