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 2022年2月読んだ漫画をまとめます。 


 2月に読んだ漫画は60冊。滑り込みで60冊ペースはキープ。2月の積読は3冊。消化していかねば…

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。


『かしこい子ども 上』(kanipan)

ヒステリックな母親と家庭に無関心な父親の間に生まれた少女が主人公の物語。
子供の無力さを悲劇的に描きつつ自身の意志で前に進んでいくストーリーは力強い。


『ココロのプログラム(1)』(中村ひなた)

父親を亡くした少年と心を学習するために居候するロボットの少女との交流を描く物語。
透明感のある絵柄と爽やかなストーリーが上手くマッチしている。


『高校生家族(5)』(仲間りょう)

両親と妹、ペットの猫と一緒に高校生活を過ごす少年の受難な日々を描いたギャグ漫画。
基本的にはおバカなギャグなのにきっちり感動させてくる緩急のつけ方素晴らしい。


『SANDA(2)』(板垣巴留)

超少子高齢化が進む日本を舞台に中学生の少年少女が行方不明のクラスメイトを探す物語。
子供が過剰に保護および管理される歪んだ社会構造が徐々に明らかになってきた。


『僕はメイクしてみることにした』(糸井のぞ)

38歳で初めてスキンケアやメイクに興味を持った会社員男性が主人公の物語。
で主人公の段階的な心理的変化が綺麗にまとまっている。キャラクタの配置も的確。


『レディメイドヒロイン(2)』(うめだ悠)

服飾デザイナーの女性とある秘密を抱えた営業の男性とのコンビを描く物語。
お仕事物として営業職と実務部隊の関係性など現実感を持って丁寧に描かれている。


『とりま、風呂いかね?(1)』(イシイ渡)

家業を嫌う銭湯を営む家庭の娘と大手スーパー銭湯チェーンの令嬢が主人公の風呂コメディ。
舞台である銭湯が魅力的に描かれている。個性の異なる主人公二人のキャラクタも良い。


『おとなになっても(6)』(志村貴子)

バーで偶然出会ってお互い惹かれ合う30代女性二人の恋と葛藤を描く百合作品。
昼ドラの主人公が3人くらいいるようなこじれ切った人間関係を軽やかに描く手腕は流石。


『オフ会したらとんでもないやつが来た話(1)』(mii.m)

BL作品のオフ会で出会った一般女性とヤクザ男性のオタ活を描くコメディ。
男性の反社会的行動と繊細オタク精神のギャップが滑稽。


『矢野くんの普通の日々(2)』(田村結衣)

不幸体質でいつも怪我だらけの男子高校生と彼が気になる女子を描くラブコメディ。
無知すぎる主人公が恋愛という未知の感情を段階を踏んで認識していくストーリー面白い。


『Bowing! ボウイング(4)』(きゅっきゅぽん)

スランプ中の天才バイオリニストの少女と感性豊かな少年を描く弦楽アンサンブル物語。
真っすぐなストーリーをエモーショナルな演出で描いてくれており心揺さぶられる。


『うちのちいさな女中さん(2)』(長田佳奈)

昭和初期を舞台に翻訳家の女性と彼女の家で働く14歳の女中の少女を描いた作品。
当時の文化を綿密に取材した上で描かれていることが作品全体から窺い知れる。


『よふかしのうた(10)』(コトヤマ)

不眠症の少年と吸血鬼の少女との夜の街を舞台にした不思議な交流を描く物語。
相変わらずフェチズム満載の作画は清々しいほどに趣味全開で素晴らしい。


『神様お願い』(小骨トモ)

クラスメイト女子の腋に欲情するはみ出し者の少年を描く表題作を含む短編集。
いじめの被害者とその人が抱える倒錯した性的欲望が描かれておりエログロ色強め。


『スーパーベイビー(4)』(丸顔めめ)

ピュアで一途な黒ギャルと押しの弱い地味メンとの違和感アリアリなカップルを描く物語。
言語センスやファッション、生き方などギャルの解像度が高い。


『スナックバス江(10)』(フォビドゥン澁川)

老婆とチーママが切り盛りする場末のスナックを舞台にしたギャグ漫画。
独身男性のあるあるネタのチョイスは共感性が高いし切れ味鋭い掛け合いもセンス抜群。


『青野くんに触りたいから死にたい(9)』(椎名うみ)

死んで幽霊になった恋人を一途に愛し続ける女子高生を描いた純愛ホラー。
得体の知れない現象で主人公達が囲まれていく真綿で締め付けるようなホラー展開が独特。


『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット(2)』(ホークマン/メカルーツ)

猫に触れられると猫になるニャンデミックから逃げ惑う猫好き人類達を描く物語。
シリアスな作画とふざけた設定の物語がアンバランスで滑稽。


『望郷太郎(6)』(山田芳裕)

500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
貨幣文化の導入による文明レベルの向上など史実を再現するようなストーリーが興味深い。


『ひとりでしにたい(4)』(カレー沢薫)

孤独死した叔母と同じ道を辿りたくない35歳の独身女性を描く物語。
老後に向けた資産運用など30代独身にとって身近な問題が取り上げられている。


『アクロトリップ(4)』(佐和田米)

魔法少女と悪の組織、悪の組織の参謀として働く女子を主人公としたコメディ。
テンポの良いハイテンションギャグがぎっしり詰め込まれておりドタバタ感が気持ちいい。


『ウマ娘 シンデレラグレイ(2)~(6)』(久住太陽/杉浦理史/伊藤隼之介(原作:Cygames))

オグリキャップなど実在の競走馬を少女に置き換えたレース物語。
主人公がスターの階段を上っていくシンデレラストーリーは読んでいて爽快感がある。


以上が2月発売の作品。以下はそれ以外。


『プラネット・ウィズ(7)』(水上悟志)

記憶喪失の少年と謎の侵略者との戦いを描いた宇宙規模のファンタジー作品。
仲間との意思確認や決意表明など最終決戦前の盛り上げ方が上手い。


『毎月庭つき大家つき(1)』(ヨドカワ)

失恋が原因で引っ越した先で元アイドルの大家と同居することになった女性を描く百合物。
世話焼きの主人公と天真爛漫な大家で上手くバランスがとれており二人の掛け合いが可愛い。


『絶滅動物物語』(うすくらふみ/今泉忠明)

ドードーやニホンオオカミなど絶滅した動物に関する8つのエピソードを収録した作品集。
各話で異なる人間のエゴによって動物達が地球上から姿を消す姿が描かれている。