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 2022年3月に読んだ新人漫画家作品をまとめます。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2022年1月1日~2022年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 3月読んだ新人漫画家作品は6人分。まぁまぁ読めています。

 以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。


『タコピーの原罪 上』(タイザン5)

不幸な少女と彼女を幸せにするために奮闘する宇宙人を描いた作品。
絶望的な境遇のキャラ達の現状を無垢な宇宙人が更に悪化させていく様子はスリリング。


『週末芸人(1)』(久保田之都)

一度お笑い芸人を辞めて就職した男性が会社に勤めながら芸人として再起する物語。
会社員と芸人の二足の草鞋の難しさに関する描写にリアリティがある。


『オタクに優しいギャルはいない!?(1)』(のりしろちゃん/魚住さかな)

隠れオタクのギャルと非オタなギャルにいじられるオタク男子が主人公のラブコメディ。
オタクギャルの方と主人公の秘密を共有し合う関係はシチュエーションとして破壊力高い。


『光が死んだ夏(1)』(モクモクれん)

姿形そのままに何者かと入れ替わった友人と今まで通りの生活を続ける少年を描く物語。
珍しい画面表現などが駆使されるホラー描写はまとわりつくような不気味さがある。


『ビーストリングス』(山本四角)

人間と亜人、獣人が共存する都市を舞台に繰り広げられる物語。
美しい画面がカラー多めで描かれているため眺めるだけでも満足感高い。


『ガクサン(1)』(佐原実波)

出版社に勤める学習参考書オタクの男性と彼に振り回される新入職員女性を描く物語。
多くの人になじみ深い参考書を漫画の題材にしてしまうのは思い切ったチョイス。