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 2022年3月読んだ漫画をまとめます。

 3月に読んだ漫画は60冊。今月も60冊滑り込み。そして今年入っての積読はなし。この調子で積読は極力なくしていきたい。

 読んだ中のオススメ作品をピックアップします。


『光が死んだ夏(1)』(モクモクれん)

姿形そのままに何者かと入れ替わった友人と今まで通りの生活を続ける少年を描く物語。
珍しい画面表現などが駆使されるホラー描写はまとわりつくような不気味さがある。


『桃太郎殺し太郎(1)』(成瀬乙彦)

鬼の軍勢に対して人間軍の指揮をとる桃太郎達との戦いを描いた物語。
ワンアイディアを活かしてオリジナリティ溢れる世界観が作り出されている。


『破壊神マグちゃん(8)』(上木敬)

弱体化した破壊神と能天気な女子中学生とのやり取りを描いたコメディ。
コメディだけでなく作品を通したキャラクタ心理の変化がしっかり描かれている。


『ダンダダン(4)』(龍幸伸)

宇宙人を信じない少女と幽霊を信じない少年が怪異と戦うオカルトホラー作品。
掴みどころのなかったストーリーの大きな柱となる設定が見えて盛り上がってきた。


『Dr.STONE(25)』(稲垣理一郎/Boichi)

全人類が石化した3000年後の世界を科学の力で復興しようとする人々を描いた物語。
最終決戦に向けてこれまで積み上げてきた科学技術の総力戦になり否応なしに盛り上がる。


『タコピーの原罪 上』(タイザン5)

不幸な少女と彼女を幸せにするために奮闘する宇宙人を描いた作品。
絶望的な境遇のキャラ達の現状を無垢で宇宙人が更に悪化させていく様子はスリリング。


『今日のさんぽんた(4)』(田岡りき)

ややアホな女子とちょっと生意気な柴犬との散歩風景を描く一人と一匹コメディ。
意思疎通ができているようで全然通じ合っていない主人公達のやり取りが滑稽。


『ババンババンバンバンパイア(1)』(奥嶋ひろまさ)

18歳童貞の血を好むバンパイアがターゲットの少年の童貞を守るため奮闘するコメディ。
出オチ感あるタイトルやバカバカしい設定にもはや清々しさがある。


『日本三國(1)』(松木いっか)

崩壊した日本が分割されて出来た三つの国を統一しようと奔走する青年が主人公の物語。
独創的で作り込まれた舞台設定が魅力的で今後への期待が高まる。


『ビンテイジ(1)』(赤堀君)

ファッションに疎い大学生男子が亡き父親の影響で古着のことを勉強し始める物語。
主人公が古着の魅力を知っていく過程が順を追って丁寧に描かれており感情移入しやすい。


『愛しの彼女は隠れオタク(1)』(タアモ)

彼氏をBLネタとして見ているBL漫画家女性と彼女の仕事を知らない彼氏を描くコメディ。
彼氏が他男性にNTRれる妄想さえいとわない女性側のクズっぷりがひどすぎて面白い。


『週末芸人(1)』(久保田之都)

一度お笑い芸人を辞めて就職した男性が会社に勤めながら芸人として再起する物語。
会社員と芸人の二足の草鞋の難しさに関する描写にリアリティがある。


『こっち向いてよ向井くん(3)』(ねむようこ)

25歳で恋人にフラれてから10年間恋愛していない会社員男性の新しい恋への奮起を描く物語。
30代の恋愛ならではのテーマがエピソードに上手く絡めて描かれており共感性高い。


『転がる姉弟(3)』(森つぶみ)

親の再婚により新しく家族となった姉と弟を中心に繰り広げられる日常物。
キャラクタの心情を演出するシーンがさりげなく組み込まれており素晴らしい。


『一級建築士矩子の設計思考』(鬼ノ仁)

一級建築士として独立したての女性を主人公に建築士の業務を描いた作品。
作者の実経験をベースとした建築設計や法令、施工に関する描写に説得力がある。


『葬送のフリーレン(7)』(山田鐘人/アベツカサ)

魔王を倒した勇者パーティの一人であるエルフが魔王なき世界のその後を辿るファンタジー。
静かな画面とノスタルジックながら温かいストーリーは引き続き安定。


『結ばる焼け跡(3)(完)』(雨瀬シオリ)

敗戦直後の日本を舞台にした、戦時中は諜報員として活動していた男を描く物語。
過酷な状況であっても支え合い立ち上がっていく人々の力強さも描かれている。


『BADDUCKS(2)』(武田登竜門)

改造人間の男性と少数種族の女性、赤ん坊という3人の逃避行を描く物語。
利害関係だけで繋がっていた主人公達に絆が芽生えていく描写が丁寧で素晴らしい。


『踊るリスポーン(7)』(三ヶ嶋犬太朗)

死んでもすぐ蘇る少年と彼を病的に愛する少女とのスリリングな恋愛を描くラブコメディ。
灰汁の強すぎるキャラにトリッキーな言語感覚、倫理観のバグり具合など本作らしさ満載。


『刷ったもんだ!(6)』(染谷みのる)

デザイナーとして働く元ヤン女性を主人公とした印刷会社コメディ。
モチベーションの低い新入職員が先輩社員の仕事への情熱に感化される展開は熱い。


『オタクに優しいギャルはいない!?(1)』(のりしろちゃん/魚住さかな)

隠れオタクのギャルと非オタなギャルにいじられるオタク男子が主人公のラブコメディ。
オタクギャルの方と主人公の秘密を共有し合う関係はシチュエーションとして破壊力高い。


『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season7』(服部昇大)

邦画好きな女子高生が賛否両論ある邦画を紹介する映画コメディ。
邦画のヘンテコ要素を洗い出して漫画のネタにする技術は匠の技。


『ビターエンドロール(2)』(佐倉旬)

社会福祉の立場から後遺症などに悩む患者達を支援する医療ソーシャルワーカーを描く物語。
周囲の理解や社会的支援が特に重要な患者に対する福祉の重要性が丁寧に描かれている。


『草野と希♨(2)(完)』(岩国ひろひと)

とある理由から二人で温泉地巡りレポをする女子高生と雑誌編集者の男を描く物語。
魅力的な温泉レポやグルメ、主人公の更生含む温かい人情劇などがギュッと詰まっていた。


『メダリスト(5)』(つるまいかだ)

気弱な少女と熱血男性コーチのコンビがメダリストを目指すフィギュアスケート物語。
新キャラそれぞれのドラマがしっかり作り込まれており皆応援したくなる魅力たっぷり。


以上が3月発売の作品。以下はそれ以外。


『付き合ってあげてもいいかな(6)~(8)』(たみふる)
勢いで付き合い始めた大学生二人のすんなりいかない関係を描く百合恋愛物。
交際の中で自身の恋愛観を再認識したりするストーリーは等身大で現実感がある。


『ひかるイン・ザ・ライト!(2)』(松田舞)

歌うのが好きだけどアイドルの夢を諦めていた少女がオーディションに挑む物語。
競いながらも同時にリスペクトし合うキャラクタ達の関係性の描き方が素晴らしい。


『スターイーター 模造クリスタル作品集』(模造クリスタル)

『金魚王国の崩壊』模造クリスタル先生の過去個人出版作品を収録した短編集。
独特のキャラデザインや画面、作品に漂うアンニュイな雰囲気などオンリーワンな作風。


『きつねとたぬきといいなずけ(1)』(トキワセイイチ)
会社員男性と親の約束で彼と許嫁になったキツネとタヌキのコンビとの交流を描く物語。
可愛らしいデザインのキャラクタがコミカルに動き回るのが楽しい。