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2022年もあと3か月ですね皆さん、漫画を読みましょう。

10/3『Lv1魔王とワンルーム勇者(7)』(toufu)

勇者に討たれ不完全な形で復活した魔王と落ちぶれてニート生活を送る勇者を描く物語。
前巻でかなり突っ込んだ展開に進んだ印象。ここからどうストーリー進めていくか楽しみ。


10/4『リバイアサン(1)』(黒井白)

隕石がぶつかり救援も来ない宇宙船に乗った修学旅行生達を描くSFサバイバル物語。
『虎鶫』と同じフランスの漫画出版社がプロデュースする作品。手に汗握る雰囲気が魅力。


10/4『姫様”拷問”の時間です(10)』(ひらけい/春原ロビンソン)

行列のできるラーメン屋や焼き肉など様々な拷問を受ける囚われの姫を描いたコメディ。
テンポが良くて非常に読みやすい。登場するキャラクタ達の仲良さげな雰囲気も心地よい。


10/4『SPY×FAMILY(10)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人を描く擬似家族コメディ。
わかりやすい個性を持たせたキャラクタに整理された画面など、読みやすい良いコメディ。


10/4『僕とロボコ(10)』(宮崎周平)

平凡な少年の家にやってきたちょっと変なメイドロボが巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画。
個性豊かなキャラクタ中心のコメディ回やハートフルなお話などバリエーション豊か。


10/4『ハイパーインフレーション(5)』(住吉九)

贋金を出す能力を持つ少年の姉を助けるための奮闘を描く物語。
技術に関する描写や知能戦における論理展開はハッタリを交えながらも説得力がある。


10/4『ダンダダン(7)』(龍幸伸)

宇宙人を信じない少女と幽霊を信じない少年が怪異と戦うオカルトホラー作品。
戦闘シーンや精緻な見開き演出は今まで以上にダイナミックで作画の強さ凄まじい。


10/4『あかね噺(3)』(馬上鷹将/末永裕樹)

落語家だった父親の無念を晴らすため自身も落語家になり真打を目指す少女が主人公の物語。
キャラクタの表情や動きによる表現力が豊かで落語の面白さが漫画で上手く表現されている。


10/4『チェンソーマン(12)』(藤本タツキ)

チェンソーの悪魔と同化した欲望に素直な男と悪魔達との戦いを描いたダークファンタジー。
ついに第二部が開幕。藤本タツキワールドに引き続き振り回されそう。


10/4『ルリドラゴン(1)』(眞藤雅興)

ある日突然角が生えてきた人間と龍のハーフ少女が主人公の物語。
緩い空気の日常感が魅力。ジャンプ本誌では休載中だけど単行本は出るみたい。


10/4『正反対な君と僕(2)』(阿賀沢紅茶)

素直になれない陽キャ女子と彼女が想いをよせる物静かな男子との交流を描いた作品。
男女交際における認知の差や関係性の深まりなど、キャラ心理が丁寧に描かれている。


10/4『てるてる建設(株)(1)』(安藤コウヘイ)

建設会社に入社した新卒女子が現場監督として働きながら仕事を学んでいく物語。
建築現場の細かい業務や監督と作業者の関係など丁寧に描かれておりお仕事物として誠実。


10/4『光が死んだ夏(2)』(モクモクれん)

姿形そのままに何者かと入れ替わった友人と今まで通りの生活を続ける少年を描く物語。
珍しい画面表現などが駆使されるホラー描写はまとわりつくような不気味さがある。


10/7『のボルダ(2)』(鬼頭莫宏)

競技歴1年の物静かな女性会社員を主人公にしたボルダリング物。
鬼頭先生らしいマニアックな視点から見たボルダリングの競技性の説明が中心。


10/12『矢野くんの普通の日々(4)』(田村結衣)

不幸体質でいつも怪我だらけの男子高校生と彼が気になる女子を描くラブコメディ。
ピュア過ぎる主人公の天然な言動と彼に振り回される周囲とのやり取りが楽しい。


10/12『R15+じゃダメですか?(2)』(裏谷なぎ/岸谷轟)

家庭で娯楽を禁止されていた少女が映画研究会で様々なR15映画を観る物語。
コンプレックスを克服するために刺激的な映画にチャレンジするという設定が面白い。


10/12『これ描いて死ね(2)』(とよ田みのる)

漫画を読むのが大好きな少女が憧れの作家との出会いをきっかけに漫画創作に目覚める物語。
とよ田先生の漫画への真摯な姿勢が本作の題材とかっちり噛み合っている。


10/12『クジマ歌えば家ほろろ(2)』(紺野アキラ)

ロシアから来た鳥人間っぽい変な生物と彼と同居することになった家族を描く物語。
主人公が異様な風体ながら不思議な愛嬌のある絶妙なデザインで画面の中での存在感が絶大。


10/12『やきゅうみようよ!(3)(完)』(辻島もと)

12球団それぞれの応援部がある高校に転入してきた少女達を襲う勧誘合戦を描いたコメディ。
実在のプロ野球チームそれぞれの特色をきっちり紹介している。


10/12『くるくるくるま ミムラパン(3)(完)』(関野葵)

移動式パン屋を営む男性と車屋勤めの女性コンビが街の困りごとを解決する物語。
細かく描き込まれた街中の風景にそこで暮らす人々の営みが感じ取れる。


10/12『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(22)』(谷川ニコ)

陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。
友人ができてもゲス思考な主人公と彼女の発言に慣れてスルーする周囲との掛け合いが滑稽。


10/12『平家物語夜異聞(1)(2)』(黒崎冬子)

平家物語の時代にタイムスリップした高校生男女二人が主人公のハイテンションラブコメディ。
『無敵の未来大作戦』の黒崎冬子先生の最新作。賑やかな雰囲気はそのままで楽しそう。


10/12『トラと陽子』(黒崎冬子)

おてんばな猫と飼い主である楽天家な会社員女性との日常を描いたコメディ。
黒崎冬子先生のツイッター漫画が単行本化。黒崎先生の単行本は3冊同時発売。


10/13『ながたんと青と ―いちかの料理帖―(9)』(磯谷友紀)

客足の遠のいた料亭の跡取り女性とそこに婿養子に来た口の悪い青年が主人公の料亭物語。
進展する主人公二人の関係のときめきと次々騒動が巻き起こる料亭描写のバランスが良い。


10/14『しあわせは食べて寝て待て(3)』(水凪トリ)

持病持ちで人生に閉塞感を感じている女性が薬膳を通して生活を豊かにする物語。
丁寧な暮らしの豊かさや周囲の人々との温かい交流がじんわりと心を癒してくれる。


10/14『あした死ぬには、(4)(完)』(雁須磨子)

加齢に伴う心身の変化に戸惑う42歳の主人公を中心にアラフォー女性達を描いた物語。
旧来の友人とのふとした出来事からのすれ違いなどキャラ同士の交流が現実感溢れている。


10/15『ホテル・メッツァペウラへようこそ(3)』(福田星良)

フィンランドのホテルで働くことになった訳あり日本人青年が主人公の物語。
細部まで描き込みながらメリハリがついた作画は情報量が制御されており読みやすい。


10/17『ブレス(2)』(園山ゆきの)

メイクアップアーティストの夢を諦めていた少年とある少女の出会いから始まる物語。
主人公二人の出会いの化学反応が気持ちいい。抑圧からの解放を描く構成にも爽快感がある。


10/17『私の胎の中の化け物(2)』(中村すすむ)

品行方正な少女がある出来事をきっかけにタガが外れたように悪事に手を染める物語。
主人公の堕ちていく人間を見るときの恍惚とした表情には強烈なインパクトがある。


10/17『カナン様はあくまでチョロい(1)』(nonco)

人間の魂を喰らう悪魔少女が付き合い始めた男子に翻弄される姿を描くラブコメディ。
『ようかい居酒屋のんべれケ。』のnonco先生新作。テンションの高さと作画の安定感が魅力。


10/19『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~(27)』(赤坂アカ)

お互い好き合ってるけど自分からは言い出せなかった男女を中心とした生徒会ラブコメディ。
お家騒動編も終盤戦。各キャラクタの個性を活かしつつストーリーが進んでいく。


10/19『【推しの子】(9)』(赤坂アカ/横槍メンゴ)

人気アイドルの隠し子である双子の兄妹がそれぞれの方法で母の足跡をたどる芸能界物語。
ダブル主人公の役割が入れ替わるストーリー構成はトリッキーで面白い。


10/19『アフターゴッド(3)』(江野朱美)

「神」により日本列島の半分が占拠された日本を舞台に神に復讐を誓う少女を描く物語。
緻密で美しくかつグロテスクな画面に癖と思想の強いキャラクタ達など江野作品らしさ満載。


10/19『異世界ありがとう(2)』(荒井小豆)

異世界転生した30代男性二人がRPG風のファンタジー世界を旅する物語。
異世界のルールを解き明かしながら置かれた状況を楽しむ主人公達のスタンスが面白い。


10/20『乙嫁語り(14)』(森薫)

19世紀の中央アジアを舞台に、旅する西洋人の男性と現地のお嫁さん達を描いた物語。
旅が折り返してからキャラクタの再登場が中心となり彼らの変化が見れるのが嬉しい。


10/20『搾精病棟 全年齢版(1)』(搾精研究所/あおむし)

奇病に侵された少年と彼の射精を介助することになった看護師達を描く物語。
同人サークルの成人向けCG集のコミカライズ。ぶっ飛んだ設定とキャラクタが強烈。


10/20『スクールオブトレード(1)』(海野ぴるん)

学習指導要領として資産運用が浸透した日本で女子高生達が投資を学んでいく物語。
SFで戦士している作品よりは実践的な知識面の描写が多く女の子がひどい目にあわなさそう。


10/20『進め!オカルト研究部(2)(完)』(おかだきりん)

全国大会優勝を目指すオカルト研究部の日々の活動を描いた作品。
各部員がしっかりしたテーマを持ってオカルト研究に取り組んでいるあたりユニーク。


10/21『あなたはブンちゃんの恋(5)(完)』(宮崎夏次系)

叶わない片想いを続ける女性の周囲の人々とのこじれた人間関係を描く物語。
混沌とした物語も最終巻。複雑に絡んだキャラクタ達の関係がどのように決着するか楽しみ。


10/21『ワンダンス(9)』(珈琲)

吃音症の少年と言語以外での表現力が豊かな少女を主人公にした高校ダンス部物。
主人公二人が一旦別々の道を歩み出すストーリーはメリハリ効いてて良い。


10/21『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~(5)』(江島絵理)

ゲーム禁止のお嬢様学校で格ゲーに勤しむ少女達を描く物語。
格ゲーやパロディ描写がよりディープになりマニアックな方向に突き進んでいる雰囲気。


10/25『春風のエトランゼ(5)』(紀伊カンナ)

同性愛者の小説家とその男の実家に居候する恋人の男との日常を描いた作品。
瑞々しい絵柄とコミカルな掛け合い、愛おしいキャラクタ達、爽やかな読後感など素敵。


10/25『タイのひとびと』(小林眞理子)

タイ在住の作者が現地の生活や人々の魅力をたっぷり描いたエッセイ漫画。
カルチャーギャップに驚きつつも作者がタイを好きなことが伝わってきて好感が持てる。


10/27『おねぇちゃん日和(2)』(ネリ夫)

ちょっとおバカな姉とツッコミ役の妹、二人の何気ない日常の掛け合いを描くコメディ。
自然な関西弁でのボケツッコミの応酬はリズムが良くて気持ちいい。


10/28『トリリオンゲーム(5)』(稲垣理一郎/池上遼一)

世界一ワガママな男とPCオタク、二人の青年が1兆ドル稼ぐことを目標に会社を興す物語。
ハッタリとリアリティを絶妙なバランスで混在させた稲垣先生のネームの力が光る。


10/28『劇光仮面(2)』(山口貴由)

大学時代に特撮研究会に所属していた男性とその仲間達を描く物語。
特撮美術で変身するために己を律する主人公には狂気ながらも周囲を惹き付ける魅力がある。


10/28『往生際の意味を知れ!(6)』(米代恭)

7年前に振られた元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性との関係を描く物語。
周りも巻き込みながら激しく主導権争いをする主人公二人の駆け引きがスリリング。


10/28『勇気あるものより散れ(3)』(相田裕)

明治の東京を舞台に不死の少女と死に場所を求める武士がある目的のために共闘する物語。
過酷な運命に抗うキャラクタ達の信念や意思の強さが印象的。


10/28『そのへんのアクタ(3)(完)』(稲井カオル)

エイリアンとの戦いが日常化する世界で自身の役目を見失った元英雄の男を描く物語。
コメディパートは掛け合いのセンス抜群で非常に軽快。シリアスとのバランスも絶妙。


10/28『北欧ふたりぐらし(1)』(だたろう)

仕事に疲れていた女性と彼女のパートナー男性のカップルがスウェーデンに移住する物語。
北欧のゆったりした時間を大切にする文化や食生活などの日常が丁寧に紹介されている。


10/28『うみそらかぜに花(3)』(大石まさる)

両親の再婚で兄妹となった中学生男女二人を主人公にした物語。
コミカルなキャラ達の動きや生活感溢れる背景を漫画に落とし込む画面表現力は唯一無二。


10/28『宙に参る(3)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF作品。
作中に登場する近未来テクノロジはユニークな発想かつ現代科学からも連想しやすく面白い。