
2022年9月に読んだ新人漫画家作品をまとめます。
※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2022年1月1日~2022年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。
9月読んだ新人漫画家作品は6人分。ぼちぼち読めました。
以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。
『ゴダイゴダイゴ(1)(2)』(コウノスケ)
人類を襲う怪獣達と戦うアラフィフ巨大ヒーローの中年男性が主人公の物語。
ヒーロー物として独特の世界観が形成されておりユニーク。
『エセお嬢様VSガチお嬢様 ―風呂短編集―』(風呂)
お嬢様を演じる貧乏少女と庶民を演じるお嬢様の争いを描く表題作を含む短編集。
パワフルなキャラクタ達など、作者の個性と魅力がよく伝わってくる快作揃い。
『ほてりほてってファーストキス』(卯月ココ)
書道部を舞台に努力家の女子と天才肌の先輩男子を描く話など四編を収録した短編集。
俺様系男子を活かした少女漫画らしいシチュエーション演出やストーリー構成が強い。
『PPPPPP(1)』(マポロ3号)
天才ピアニストの子ながらピアノの才能に恵まれなかった少年が主人公の物語。
作画に粗削りな部分はあるものの映像的な音楽シーンには拘りを感じる。
『薫る花は凛と咲く(1)』(三香見サカ)
素行の悪い男子高とお嬢様女学校、隣接する二つの高校に通う男女の恋模様を描いた作品。
タイプは違えど素朴な印象の主人公二人の初々しいやり取りが微笑ましい。
『ヴァンパイア女史の秘密(1)』(赤井千歳)
正体を隠して保健室の先生として勤務するヴァンパイアの女性が主人公のコメディ。
容姿端麗で隙がなさそうで実はおっちょこちょいな主人公のキャラクタは良い。