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 2022年12月に読んだ新人漫画家作品をまとめます。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2022年1月1日~2022年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 12月読んだ新人漫画家作品は5人分。最後までそこそこ読めました。

 以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。
 

『ベイビーブルーパー(1)』(はるにわかえる)

青春恋愛映画を撮りたい男子とホラー映画を撮りたい女子が主人公の高校映画部コメディ。
キュートな外見に反して突拍子もない行動を取るキャラクタ達がパワフルで面白い。


『オナ禁エスパー 竜丸短編集』(竜丸)

オナ禁が続くほど強力な超能力得る中学生男子が地球を守る表題作を含む短編集。
表題作は馬鹿らしい設定なのに独特な緊張感があり過不足なくまとまったストーリーも綺麗。


『世界にさよならのキスをして(1)』(日々の杏)

お互いに恋愛感情はないが恋人以上に通じ合う奇妙な関係性の男女を描く物語。
恋人でさえ入り込めない二人の世界の異常性を周囲の反応などを通じて上手く描いている。


『平和の国の島崎へ(1)』(濱田轟天/瀬下猛)

国際テロ組織の工作員だった男性が一般人になり平和な日本で暮らす物語。
日常生活を守るためにあらゆる手段で敵を撃退していく主人公の行動に爽快感がある。


『異世界人生劇場~竜と魔王とエビフライ~(1)』(ka92)

エビフライで戦う英雄の話など変わった設定を詰め込んだ異世界ショートショート。
現代日本の文化を曲解して異世界に持ち込んだりとユニークな発想のネタが楽しい。