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 2022年の読んだ漫画まとめ記事、その1。新人漫画家作品編。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2022年1月1日~2022年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家(Amazon調べ)」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 上述したレギュレーションの「新人漫画家」の中で私がコミックを読んだのは計74人。昨年の69人からちょっと持ち直しました。来年も頑張っていきたい。

 その中で特にオススメの漫画家さんを20人ピックアップします。皆さんの青田買いの参考にして頂けますと幸いです。


20位『オタクに優しいギャルはいない!?(1)(2)』(のりしろちゃん/魚住さかな)

隠れオタクのギャルと非オタなギャルにいじられるオタク男子が主人公のラブコメディ。
オタクギャルの方と主人公の秘密を共有し合う関係はシチュエーションとして破壊力高い。


19位『オナ禁エスパー 竜丸短編集』(竜丸)

オナ禁が続くほど強力な超能力得る中学生男子が地球を守る表題作を含む短編集。
表題作は馬鹿らしい設定なのに独特な緊張感があり過不足なくまとまったストーリーも綺麗。


18位『カラフルグレー(1)』(躯咲マドロミ)

自分の住むお城の爆発を阻止するために亡き父の死体を集める不死の少女を描いた作品。
絵柄やキャラデザインがユニークでキュートで血みどろな世界観にマッチしている。


17位『週末芸人(1)(2)』(久保田之都)

一度お笑い芸人を辞めて就職した男性が会社に勤めながら芸人として再起する物語。
会社員と芸人の二足の草鞋の難しさに関する描写にリアリティがある。


16位『オフ会したらとんでもないやつが来た話(1)(2)』(mii.m)

BL作品のオフ会で出会った一般女性とヤクザ男性のオタ活を描くコメディ。
男性の反社会的行動と繊細オタク精神のギャップが滑稽。


15位『あかね噺(1)~(4)』(末永裕樹/馬上鷹将)
落語家だった父親の無念を晴らすため自身も落語家になり真打を目指す少女を描く物語。
キャラクタの表情や動きによる表現力が豊かで落語の面白さが漫画で上手く表現されている。


14位『地元最高!(1)』(usagi)

イリーガルなアングラ世界を生きる女の子達のすさんだ日常を描く物語。
可愛らしいキャラクタと暴力や麻薬など脱法行為が横行する荒んだ世界とのギャップが強烈。


13位『みやこまちクロニクル 震災・日常編 コロナ禍・介護編』(ちほちほ)

岩手在住のアラフィフの独身男性と同居する両親との日々を描くエッセイ漫画。
老いていく両親の姿などが淡々と描かれており、作者の人生を追体験しているような感覚。


12位『音盤紀行(1)』(毛塚了一郎)

祖父の遺品のレコードの謎を追う女性二人の話などレコードをテーマにした短編集。
音楽を通じて人々の交流が広がっていく各話のストーリーの作り方が素敵。


11位『ブレス(1)(2)』(園山ゆきの)

メイクアップアーティストの夢を諦めていた少年とある少女の出会いから始まる物語。
ボーイミーツガールの化学反応、抑圧からの解放を描くストーリーに爽快感がある。


10位『ザ・シンデレラボーイズ』(安彦晴)

男装女子を演じる男子と陰キャ男子達のちぐはぐなラブコメを描くコメディ。
陰キャ男子達の的外れなアプローチや主人公の暴走する姿が滑稽で楽しい。


9位『推しの肌が荒れた~もぐこん作品集~』(もぐこん)

推しアイドルの絵を描いてSNSにアップする少女を描く表題作を含む作品集。
内向的だった少女がコンプレックスをきっかけに外の世界に目を向ける表題作素晴らしい。


8位『タコピーの原罪 上下』(タイザン5)

不幸な少女と彼女を幸せにするために奮闘する宇宙人を描いた作品。
ショッキングな展開数珠つなぎやトリッキーなストーリーが綺麗にまとまっていた。


7位『カオスゲーム(1)』(山嵜大輝)

週刊誌記者の女性が奇妙な殺人鬼と自身の不思議な記憶の謎に迫るサスペンス。
男女バディ物として上手く機能しそう。大風呂敷を広げたストーリーにも期待が高まる。


6位『ベイビーブルーパー(1)』(はるにわかえる)

青春恋愛映画を撮りたい男子とホラー映画を撮りたい女子が主人公の高校映画部コメディ。
キュートな外見に反して突拍子もない行動を取るキャラクタ達がパワフルで面白い。


5位『生活保護特区を出よ。(1)(2)』(まどめクレテック)

能力不振や病気障害を持つ人間が集められる生活保護特区に送られた少女を描く物語。
劣悪な環境ながらそこで生きる人々に悲壮感がない作中世界は独特の雰囲気。


4位『正反対な君と僕(1)(2)』(阿賀沢紅茶)

素直になれない陽キャ女子と彼女が想いをよせる物静かな男子との交流を描いた作品。
各登場人物の性格や思考の描き分けがしっかりできておりキャラクタが皆個性的かつ魅力的。


3位『月曜日が待ち遠しくて(1)(2)(完)』(旗谷澄生)

クラスの人気者の親友に惚れた女子の話など、初々しい恋愛話が詰め込まれた短編集。
登場するキャラクタ達が男女ともに何事にも一生懸命で可愛くて彼らの恋を応援したくなる。


2位『鍋に弾丸を受けながら(1)(2)』(青木潤太朗/森山慎)

「治安の悪い場所の飯は上手い」をコンセプトに世界中を旅する美少女(?)を描く作品。
理路整然とした海外文化紹介とぶっ飛んだ美少女設定が混在しておりカオスな面白さ。


1位『BADDUCKS(1)~(4)(完)』(武田登竜門)

改造人間の男性と少数種族の女性、巻き込まれた赤ん坊という3人の逃避行を描く物語。
家族ではない3人が絆を育みながら生活してきたことが感じ取れるラストが気持ちいい。